AccessとRuntime

AccessRuntimeって知ってます?

私もその昔は存在すら知りませんでした。

色々調べているとAccess持ってない人でもAccessで作ったソフトを動かせるそうな。

これはですねえ、作成したソフトを使ってもらおうと思う場合、大変重宝するんです。

ただ、昔はこのAccessRuntime、マイクロソフトのサイトから無料でダウンロードなんてできませんでした。超高価なデベロッパー版のAccess持ってる人だけ配布できたような記憶があります。

おかげでソフトは作ってあげるけど、Accessは自分で買ってね・・・みたいな。

いやいや無料でダウンロードできるようになってホントに助かりました。

ただし、私は今でも知り合いになんか作ってと言われたときは、

「できるだけ製品版のAccess買ってね」

と言っています。

なぜなら、できることに制限が合ったり、officeに付き物の印刷画面に「ズレ」があったりするから。

無料のものに文句言うな!かもしれませんが、色々ある制限の中、私が特に困るのが

1、フォームフィルタが使えない

2、右クリックが使えない

の2点です。

これ、結構使い勝手が変わってくるんですよ。

場合によってはRuntimeでの使用を想定せざるをえないので検索画面を作らないといけないですし、Windowsでは常識の右クリからのコピペもできません。他にもあるのですが、それらを考慮しながら作らないといけないんです。

印刷画面のデザインによっては印刷できる行数が違ったり、古いバージンで作ったAccessファイルだとActiveX コントロールあたりがおかしなことになったり。(これがあるのでActiveX コントロールはできるだけ使うなみたいに書いてあるところもあります)

因みに私のよく使う2003でバーコードを印刷画面に使った場合、Runtime2016ではバーコード部分が白抜きになってしまう場合がありました。なんでかよくわからないのですが、Runtimeを再インストールすると解決したり、別のバージョンのRuntimeを入れると表示されるようになる場合もあったり、まあ無料のRuntimeなんでいろいろ試してみましょう。

2007はリボン隠しておくことができるんですよねえ。でもちょっと印刷画面のデザインによっては不具合があったり、それ以降のものだと、そこは修正されてるけど他の部分がおかしかたったり、バージョンによっては写真が表示されないとかの不具合も報告されてたりします。(ストレッチとか切り替えると表示されたりするのですが)

※修正パッチが2016で出てました。写真が表示されない不具合改善されてるみたいです。

ちょっと分かりにくい写真ですが、左がRuntime2007、右が2016です。

一番下のリボンの最小化って選択肢がなくなってるんですよね。

リボンを折りたたむってのはあるのですが、印刷プレビューなんかをするとリボンが再表示になって、プレビュー閉じてもリボンは表示されたままになるので、フォームデザインによってはその都度折りたたまないといけなくなり、ちょっと面倒です。

ただし、「製品版買った方がいいよ?」というのは、職場でAccessを利用する端末分全てってわけではないです。

当然使い方次第ですよ?ネットワークでつながっていて、入力しかしないって端末もあると思います。そんなのにはRuntimeで十分かな。

まあ、使ってみていけそうならそれでいいですし、ダメなら製品版買えばいいだけです。