最近は共同購入みたいな、それなら配送も共同購入したやつらでやれよと思うようなところもありますが、薬価改正が毎年になってしまったおかげで毎年この作業をする必要が出てしまいました。正直やめてくれ、仕事増やすなよと思っておられる方は沢山おられると思います。
採用薬の一覧を卸さんに送り付けて・・・となると使うのは当然Excelです。
ひと昔前に比べ、コードを使うことでお互いかなり楽になりましたよね。まさか卸に送り付ける一覧表にGS1コードとかJANを付けてないなんて迷惑な見積もりの取り方してる人なんていないと思いたいですが・・・いないですよね?
作ったら保存しとけばいいのに、毎回その場限りの表を作って・・・それはいいとして、一番大切なのは
持ってこれない物の価格は入力するな!
と言っておくことでしょうね。特に2025年現在、見積もり結果から発注先を変更すると
「新規おことわり」
なんてザラですからね。発注先戻すにしろ、次点のところに変更するにしろ、後から手間かかるのは間違いないですから。
ということで、こんな感じですかね。
各卸の見積価格を横に並べて比較表のできあがり。あとはどうやってある程度自動化していくかですけど、最低価格はMin関数でいいとして、実際こんな分かりやすい表になることなんてあり得ないですから
上みたいに複数最低価格の入札があるというのが普通かと。
今、一番右の列「新」のセルに「A社、B社」と表示していますが、これは手入力しただけです。
さらに、もし最低価格を付けた卸の中に現行の卸があればそのまま発注先として優先的に決定してしまうほうが発注システムの発注先を変更する必要もないので少し楽になるかなと。
因みに現在私の職場はとある卸さんの無料で使えるバーコード発注システムを使っていますが、医材に関してはヘンテコなコードがあって発注できないものもありますので各卸さんごとの発注システムも使えるようにしています。今時どこの卸さんの発注システムもブラウザとバーコードリーダー準備すればいいだけですし、iPhoneでいいところも多いですし。
ということでここからは少し力業で行きます。Excelはテクニックが多いので、もっとかっこよく比較表を作る方法もあると思うのですが、こんなもの見てくれなんてどうでもいいですので。
まずは最低価格を提示した卸名を表示させたいので
こんな式書いてみました。
意味は「新納入価」と同じ価格を提示していればその卸名を表示しろ。としているだけです。
もう少し詳しく書くと、G2セルとK2セルの価格が同じであればその卸名であるG1セルの値を表示となっているのですが、絶対参照のマークをよく考えて入力してください。
あとはこの式をオートフィルで卸の数だけ右に引っ張れば最低価格を付けた卸名がとりあえず引き抜けますよね。
この抜き出した卸の中に現行卸があるか調べるにはどうすればいいの調べたら
COUNTIF関数
を使えばいいそうな。
これで列LからOの範囲に列Fに入力した卸名があれば1、そうでなければ0になります。
最終的に1つのセルにまとめたければ
=L2&M2&N2&O2
とでもしておけば見やすくなるなるかなと。
あとは品目数だけ下に引っ張れば比較表の出来上がり。
複数発注先がある場合はこれを作っている方の権限で都合のいいところを選択すれば見積作業も終了・・・かな?