Accessと服薬指導2
さて、前のページでとりあえず記録部分はできました。
ただ、ハイリスク薬のチェック、副作用発現のチェックもやっているというと
「どうやって?」
といわれたことがあるとかないとか。
電カルの場合は組み込んであるとかなんとか言ってしまえば、つっこまれないかもしれないですが、手書きだと様式が全てなので「無い」ことが目立つ場合もあったりするのかなあと。
ずいぶん昔の話ではあるのですが、こうなってくるとなかなか一人のアイデアでは・・・なのですが、色々情報や、アイデアをいただける集まりがありまして、
「重篤副作用の初期症状が云々・・・」
その初期症状のチェック表を作るだけでも業務に役立つのでは?となり、
当時このようなものをその集まりで作成し、利用してました。添付文書を抜き出してチェックシートにしてしまったものなのですが、私一人では思いつかなかったかなと思います。
ただ、これが薬剤を入力したら、ついでに出てくれたらいいのになあと思い、ちょっとデータベース化してみようかと。
とりあえず重篤副作用といわれるものと初期症状を登録していきます。
初期症状はすべてを記載していたらそれこそきりがなくなりそうなので1つの重篤副作用につき3、4個にしてみました。
登録自体はいくらでもできます。
正直、プログラムは大したことないですが、入力はかなり時間がかかります。
これに関してはどこかからデータをひっぱってくるわけにもいかないので、自力でなんとかするしかありません。
重篤副作用と初期症状の入力が終わったら、今度は薬剤データにその情報を入力していきます。
初めは採用薬の要管理薬だけを登録していきましたので、正直そこまでの数はなかったかなと思います。
添付文書を見ながら一覧表から該当副作用を選択するだけなので、この部分は意外と時間がかかりませんでした。
とはいってもここもそれなりにかかります。
ここまで出来上がればやっと仕事に使えるようになります。
処方内容を入力する画面を作ってあげて
出力したい薬剤データを選択すれば
こんな表が出力されるようにしておいて、このままだと1枚に収まらないのでちょっと加工してあげると
A4用紙1枚になりました。
紙には紙のいいところもあるので。
ほぼ「おまけ」的なものですが、症状から副作用の逆引きと
さらに薬剤までの逆引きです。ここまでくると完全におまけ機能ですが、データベース化してあげるということはそういったこともできますということです。
また、後発品に関しては先発のデータを流用してあげる仕組みを作っておけば済みますので、採用薬が変更になってもそんなに手間はかからないかなと思います。
正直、残す、残さないは別にして、作ってしまうととても助かりました。
最低限チェックしておかないといけないことがまさに「チェック」できるので。