AccessとOSとatomとWindowsTab

注射薬の監査にバーコードを使い始めて数年したころ、世の中にはネットブックなるものが登場しました。

OSはすでにサポートが切れますと言われていたXP、CPUにはatomN270だったかな?

監査に使うPCなんて間違えた時に警告音を出してくれれば十分。小さなものがほしかったので購入してみたところ、USBでつないだバーコードリーダーで読み取ったデータが数文字だけ飛んでしまうという症状のため、全く使えませんでした。いわゆる桁落ちっていうやつです。

同じソフトを他のCPUのノートPC(OSは同じXP)で動かしたところ、問題なく動いたので、やっぱりatomが原因なのかなあと。おそらく電源管理あたりが・・・。

そうこうしているとPCも進歩して、8インチのタブレットが登場してきました。

「おっと?今度は使えるか?」

windowsは8、CPUはatomZ3740

Accessしか分からないのでOSはWindowsが絶対。

早速、注射の監査を試してみたところ、しばらくは問題なく動いていたのですが、いきなり処理が飛び出しました。(遅いではなく処理が飛ぶ。エラーで止まるのではなく、途中の処理が飛んでる状態)そして最後はサーバーに置いていたAccessファイルが壊れてしまいました・・・。

タブレットですから当然無線LAN。とても負荷がかかる使い方だと思いますし、私のプログラミングが悪いのかもしれませんが、同じ無線でAMD C-50(とってもマニアックなCPU。)を積んだタブレットで問題なく動いていたものが・・・。

まあ、ローカルにデータがあれば問題なく動くし、小さく持ち歩くにはいいので病棟の監査用PCに。

しばらく問題なく動いていたのですが、まあ機械ですからいつかは寿命がやってきます。

電源が入らなくなったと病棟から。

一度監査にこういったものを使い始めたら無いではすみませんから次を購入することに。

今度はAtom x5-Z8300を積んだタブレットが発売されたばかり。2万しないし。

折角なので試してみたら、やっとまともに動きました。N270からいったい何年経過したことか・・・。

が、外れを引いたのか、タッチパネルの反応があまりよろしくない・・・。反応しないわけではないけど、ダブルクリックするのに何回たたかないといけないの?とイライラするくらい。そのうえポケットには入らないので持ち歩くためには肩からぶら下げられるようにケースに入れないといけないのですが、(専用ケースを買って、それに100均で買ってきたベルトを付けて)なにか風邪でも引いたのか高熱を出し、最後は倒れてしまいました。(熱暴走して落ちました。)

まあ、ケースに入れたら熱がこもるのは仕方がないと言っても、そんな機械を病棟に渡すのはさすがに怖いので、病棟にはそれまで私の使っていた実験機を渡して新しく購入したタブレットは私が手元に置いて実験機とすることにしました。

あれから色々アップデートとかもありましたし、ケースから出してからはそこまで高熱になるということはないのですが、何か機器を導入する場合は実機を購入して試すのも大切だと思います。

処理速度自体は問題なさそうなんですけどね。あくまで監査端末に使うくらいならですが。

あと、このタブレット、用途が監査限定なのでRAMディスクを使っています。

たった2Gしかないメモリをわざわざ削ってまで?と言われそうですが、ファイル自体小さいので大きく削るわけではないというのと、たとえファイルが壊れても再起動すれば元に戻るしAccess内の一時的に保存したデータもそれと同時に消えてくれるので、セキュリティー上のことを考えて。

写真はZ3740を積んだLenovo初期物。

中の端子の接触が悪く、画面が反応しなくなるという初期物にありがちな不具合があり、ネット情報を元に裏を開けて、ケーブルをまっすぐ挿し直すとその症状が消えました。

アップデートしてwin10になってます。

それから、注射の払出監査に使っているパソコンはそのままです。

まだ動くし。というのもありますが、バーコードリーダーがフルサイズのUSBのところをわざわざ変換ケーブルを使ってマイクロUSBにすると、すぐ抜ける上に

「これ、絶対壊れる」

と思ったわけで、タブレットでUSB壊れたら充電できなくなりますのでただの文鎮ですよね。

バーコードリーダーが有線フルサイズのUSBならPCもフルサイズのUSBの付いたものを選択する方がいいと思います。

とはいっても最近のタブレットはUSB-Aがなかったり、あっても1つしかなかったりしますので、(タブレット使わなければいいって話もありますけど)なんとかならないかなあと探していたらこんなもの見つけました。

通常のUSBをbluetoothに変換してしまうアダプターらしく、早速購入して試してみました。

結果を言ってしまえば、持っているPCとの相性がよければ使えるという感じです。

まあ、バーコードのデータを読み取った時のデータの落ちてしまう率が我慢できると思えれば使えますし、この頻度だとダメと思えば使えないとなるのでしょうが、その頻度が使うPCとバーコードリーダーによっても違います。裏で動いてるソフトが邪魔をしていたり、ソフト(Access)自体との相性もあるかもしれません。

電源を取らないといけないという問題がありますので、コードレスにしたいというのとはちょっと違いますが、(まあモバイルバッテリー使えばいいのかもしれないですけど 。)USBに変換アダプタを使って差し込んで使いたくないという場合は最終手段としてこんな方法もあるというとこですかね。

因みに試したPCは初めからbluetoothタイプのバーコードリーダーを使った場合はバーコードデータが落ちるということはほぼないです。だったら初めからそれ使えばと言われそうですが、2次元対応のバーコードリーダーは有線しか持っていないので・・・。

もちろん初めからBluetooth対応の2次元対応バーコードリーダー買えばいいのでしょうが、ちょっとお値段がねえ。

最近ついに6インチのWindowsTabが発売されましたねえ。ポケットに入るので使い勝手がよさそうとか思ったのですが、価格が・・・。今使ってるタブレットが7~8台も買えてしまう・・・。まあ国内メーカーが出してきたのはちょっといいなと思ったのですが。

タブレットなんてリンゴと緑のロボットがほとんどでwinTABなんてほぼ市場から駆逐されそうな勢いですが、Access使いにはまだ用途があるのです。atomの開発終わってもいいから小さなPCは出してくれ!Windows Phoneとか中途半端な物出さなくて良いからあのサイズで通常Windows端末出せ!と思っていたら、携帯にWindowsがのるかも?というニュースがありましたねえ。

さてどうなることやら。