Accessと紙カルテ

時代は電子カルテ・・・なんですかね。

ではAccessで自作したソフトと電子カルテの大きな違いは何でしょう?それは

「改ざん対策」

がされているかどうかってことでしょうか。何時、誰が、入力(修正)した。ってやつですね。

そりゃAccessに限らず、そのような仕組みを自分で作りこむことはいくらでもできるでしょうが、作れるということは自作システムのデータに関しては言葉は悪いけど「改ざん」やり放題ってことです。

ただ、お薬関係のソフトを自作する場合って、何かを「印刷する」ソフトが多いですよね?

ということは、保存が必要なら「印刷したもの」を保存しとけばいいわけで。

そう。印刷しとけば。

処方箋は毎回印刷されるのでいいとして、どのタイミングで印刷しておくかというのもありますが、物によっては、4分の1に圧縮して印刷、保存してました。何か言われたときはちゃんと印刷保存していますって言えるように。

当然施設の規模ってものもありますよ?印刷するって言っても少々ではない!ってとこもあると思います。そりゃ迷わず電子カルテ導入してください。まあ、電カルでも印刷が必要なところは印刷しないといけませんが。

Drから言えば、処方箋を書いて、さらにカルテにも書くというのが紙カルテでは必要になると思うのですが、(まあDoで済むのかもしれませんけど、Doでない場合もありますよねえ)処方箋の印刷デザインをちょっと変えてあげて、処方と一緒にラベルプリンターからカルテに貼り付けるラベルを印刷(まあこれも色々ご意見あると思いますが、改ざんを疑われるような貼り方をしないという前提で)してあげるだけでかなり楽になるのではないかな?と。

まあ他のところでも書いてますのでそちらを見ていただければとおもいますが、ラベルプリンターにしろ、用紙にしろ「無料」ではありません。そこに関しては時は金なりの考えができるかどうかです。

ラベルプリンターまでいかないならば普通のコピー用紙に印刷して切って貼ればいいだけですし。

処方さえ入力してしまえば、薬袋も、患者指導箋も、お薬手帳も、カルテ貼り付け用のラベルも印刷デザイン変えるだけですから。

処方箋の印刷デザインを変更してラベルを作成してみました。

お薬手帳に近いデザインでしょうか。

貼り付けるものに合わせるだけです。

ちょっと話はちがいますがこんなデザインも

カッコ先発名はいいとか悪いとかありましたが、処方に係る参考情報で個別銘柄指定と誤解されないならOKとかになったみたいですので、試しにこんな感じかなと。

こんなわけのわからん一般名で、さらに合剤とか覚えられるわけねーだろ!と。

こんな一般名の処方箋出してくるなら、先発名で変更不可チェックなしのほうがよほど事故がおこりません。実際後発品の取り違え事故って沢山おきてますよね。

で、これ、とっても助かります。自分は院内しかさわりませんので別の様式が出てくるようになってますけど。

病棟から指示と薬袋に書いてある薬品名が違うとか、どれがどれに変わったのかとか散々いわれたので印刷できるようにしたところ、自分が一番助かったってやつですね。

ただ、外来処方箋にこんなことしてくれるところは・・・まだまだ時間がかかるかなと。

すでに2次元バーコード付の処方箋を発行してくれる病院さんはそれこそ理解ある病院さんだとおもいますし、2次元対応のシステムがあるなら処方箋を受け付けた時点で変換表も作ってくれるでしょう。

でも現状は、なんで病院側が金払ってまで2次元バーコード印刷しないといけないの?バーコードじゃなくても何で余分なお金かけてシステム変更をしないといけないの?なんか病院側にメリットあるの?ってのが普通かなと。

調剤薬局から言えばお金を払ってでも導入してもらいたいところなのではと思うのですが、そうはいかないですからねえ。

私の施設も外来処方箋はこんなことしてません。なぜなら外来ノータッチだから・・・。