iPhoneで院内医薬品集

(自作編)

何となくできあがった院内医薬品集(採用薬一覧)ですが、メモ程度に残しておこうかと。

必要最低限、「今何があるか」だけのソフトです。

データは転がっている物を拾ってきます。

とりあえずこれで。

ファイル名と保存場所を決めて「OK」押すと

上のような画面が開きました。

今回CSVを拾ってきているので、いきなりインポートでもいいのですが、最終的にはフィールド名を付けた方が分かりやすいので、手順どおりまずテーブルを作成してみます。

ファイル名と同じ名前のテーブル「院内医薬品集」ができた状態だと思いますので、その中にフィールドを作成していきます。気に入らなければ別の名前で新規作成してください。

まずは医薬品IDフィールドを作っておきます。

FileMakerは主キーの扱いがちょっと他のデータベースと違うのかもしれませんが、まあとりあえず。

Get(UUID) が・・・と説明されている場合もありますので、そちらが良ければそっちを使って下さい。

今回はシリアルにしてみました。

空欄不可で、ユニークにチェックを入れて

後は自分で必要と思う項目を追加してみましょう。

最後におまけで写真も撮れたらいいなと思いますので

オブジェクトとして追加します。

Accessは写真を取り込むとファイルが肥大してしまいますので、外部にリンクを貼る方が良かったりしたのですが、

(※今は修正されてるかな?)

FileMakerは音源やファイルを取り込んでも問題無いようです。

製剤写真だけではなく、添付文書のPDFも取り込むなら

ただ、添付文書の改訂のお知らせ機能なんかを作らないのであれば、素直に添付文書のフリーソフトを使う方がいいと思います。

まずこのソフトで採用薬を検索、添付文書が見たければ薬剤名をコピペして添付文書のソフトで調べる感じで。

ここまでできたら拾ってきたデータを吸い込んでみましょう。

ファイルメニューから

拾ってきたテキストを指定します。

どの項目をどこに追加するか指定します。必要ない項目はインポートする必要はありません。

真ん中の矢印部分をクリックすればインポートしたくない場合はしないように変更できます。

よければ右下インポートボタンを押して完了です。

FileMakerはAccessや他のデータベースと違って入力画面を作らなければ吸い込んだデータがどのようになっているか、見ることはできません。

ということでレイアウト(Accessでいうフォーム)を作ります。

レイアウトを開くと1つだけFileMakerが作ったものがありますが、これが今開いているはずの画面です。

今はそのまま、今回は左下、新規ボタンを押します。

レイアウトメニューに表示のチェックに関しては、私はすべて外しています。プログラムの作り方にもよりますが、このチェックを入れておくと、後からメニューバーでレイアウトが選択できます。

「レコードを表示」部分が先ほど作成したテーブルなのを確認し、右上に名前を入れて、真ん中のタッチデバイスを選択。

今回はiPhone用の画面なのでそれを選んで

一番左、フォームを選択して完了ボタンを押します。

上のフィールドピッカーというのがAccessでいうところのフィールドリストです。

これを開いてあげると

データのリストが出て来ますのでドラッグしてボディ部分に配置します。

縦長なレイアウトになりますが、スクロールすればいいだけなので。

薬剤名は上部に固定したいという場合は、上部ナビゲーション部分に配置するといいのですが、ピンチインで拡大されないみたいです。

次にどこかに書いた先発部分です。

まあ、1と0で分かるといえばわかりますけど、どちらかというと

このほうがよさげです。

Accessだとオプション グループ使うところですが、FileMakerだと「ボタンバー」を使うらしい。

編集ボックスを削除して、そこにこのボタンバーを置いてみます。

デフォルトだとボタンが3つあるのですが

この部分をいじるとボタンの数が変わるみたいです。

今回は「先発、後発」の2つなので1つ減らします。

ボタンにラベルテキストを入力します。

これでボタンはできあがりましたが、このままだと何も起こりません。

当たり前ですね。データと紐づけしてないですから。

ということで、先発、後発のデータと紐づけします。

アクティブセグメントを選択すると

先発、後発の下に「指定」というのがありますので選択します。

ここに条件式を記入します。

If文です。

Ifと入力すると選択肢が出てくると思います。

選択すると構文の書き方が出てくれますが、ここらあたりはAccessでもFileMakerでもおなじですね。

フィールドは左から選択できます。

これでいいかな。

ではブラウズモードに切り替えてみますか。

おそらくなんも変わりません。

なんでかというと、ボタンの「先発、後発」の部分、確かに先発と表示されてはいますが、これはただ表示が"先発"となっているだけで、"先発"と表示しているボタンを指しているわけではありません。

「先発が1だったら"先発"をアクティブにしろ」

と言っているのですが、「"先発"」ってなによ?となるわけです。

ボタンに名前を付けてあげないと反応しません。

名前はどうやって付けるかといいますと、インスペクタを表示して

後発も同様にしてあげると

さすがにこのままの色だとよくわかりませんので、

ここでアクティブ時、非アクティブ時を選択後に書式が変更できますのでお好みに修正します。

同じ方法で採用の部分も作ると

こんな具合。