天候・・・快晴 無風→微風 最高28度、最低気温17度 南西の風(東京37℃)
ポイント・・・神奈川県 芦ノ湖 湖尻 深良水門 ボート釣り水竿止め、24尺ライン
竿・・・24尺
浮き・・・カヤ製PCトップ (1.3mm~1.5mm径) ボディ12cm 浮力 約4g
仕掛け・・・道糸1.5号 ハリス0.8号 針・・・ グランダンゴ8号30cm×グランダンゴ8号40cm
タナ・・・底釣り24尺ジャスト
釣り方・・・両ダンゴ
エサ配合・・夏200cc+冬200cc+マッハ200cc+ペレ底200cc+水400cc
をマッハと冬で調整
釣果・・・42.0cm~36cm 9枚
釣り時間・・・6時~17時
■最悪の条件で果たしてどうするか?
4日に芦ノ湖に久々の復活!(笑) 全く同じような抜けるような快晴で、クリアレイクからすると最悪の条件の中、キャンプ場で4時間で1枚、桟橋に戻り、2時間でゼロ、深良桟橋で5枚の計6枚を釣った、深良水門での事、夕刻で今にも雷雨が降りそうに真っ暗になった時に1時間で4枚を固め釣りした。夜釣りの様な暗さになり、急に食いだしたのだ。逆に言うとこの時以外はまるで駄目だったのである。クリアレイクが好きで好んで通っている訳だが、西湖、芦ノ湖、河口湖と釣ってみてわかったことは・・・①荒天、雨天が良し、なので②風、濁りもよし、③釣りにくいが向かいの風もよしが好条件なのである。この逆が、悪条件になるのである。なので抜けるような快晴で無風が最悪なのである、何故?最悪か?魚の警戒心が強くなってしまうからだ、魚は見えていると思う。ハッチして羽化した虫をパクッて食べるところを目撃したが、見えているとしか言いようがない程のnice catch!逆に自分の体より下は、見ることが苦手なのである。以上の仮説から、当日も最悪の天候なので、底が取れる限りの長い竿を考えた、出来るだけ深いところで底釣りをやりたい。船着き場桟橋は深いがここにきて調子にバラつきがある、キャンプ場は4日にまるで駄目!深良は水門が有るので水通しが良く水温も低いので夏には涼と酸素を求めて魚が集まるので盛夏の一級ポイントなのである。4日も暗くなった時だけではあったが、釣れたので、深良に決める。深良の桟橋は21尺でギリギリ丁度だが、雨宮氏と元箱根の常連の森崎氏が並ぶ、僕は二人に迷惑を掛けないで、でも、話しながら釣りたい事もあって、深良桟橋の両脇に水竿がさしてあるのだが水門から見ると奥の方の水竿にボートをとめた。魚の警戒心が少しでも薄くなるであろう深場が良い!なので水竿が届く最大の沖に出て水竿を刺し直した。ついでに周囲の水深も計測する。結果24尺で丁度の底が取れ奥に行くとガクンと急に落ちる掛けあがりということが判った。船の揺れが無ければ27尺を出したい位だ!あとは、藻の状態・・・桟橋は現在二人分とも雨宮氏が藻刈りをしていくれて最高に釣り易くなった!果たして、このポイントの底藻の状態は?とみると無風状態に限ってだが、予想に反してここは藻が少なく釣り易い!これはラッキー♬ただし風や流れがでると急に藻がかかって来たりして、底の状況が一変するのも、藻場の特徴、西湖前浜で30年にわたり学習済み(笑) 6時に第一投。
■異変!深良
何時もならばタナ取をしている時に(釣る前に)ブルーギル(以降ギル)が釣れるのだが、何投打ってもギルが釣れてこない、勿論他の魚種もだ。魚っ気がまるでなしに危機感を覚えつつも、打ち込みを黙々と繰り返す、1時間経過し深良桟橋に雨宮氏、森崎氏が入釣する。異常なし、こんなの初めて!この時期の深良は開始2時間位は気が狂うほどにギルがアタルのに今日はおかしい!?今だ魚っ気が無し!2時間経過、桟橋の両氏も何もアタラナイので時事放談が始まる(笑)黙々と打ち込みを続ける事3時間、無風時折微風のカンカン照り、の中良く見えるウキに変化が出る、馴染んで沈黙していたウキが上がって来るようになってきた!何でもいいからウキを動かしてほしい!底の状態は若干の凸凹は有るが釣り易い♬ そしてスッと1節上げてまたスッと1節上げてから1節半ツンと入った、ヒット!引きからしてギルやバスで無さそう、コイ科だ!まずは、恒例の大型マブだろうと暫しファイト、チラっと見えた魚体からヤッパマブなか~!?と掬ってみるとヘラだった!これはビックリ!初アタリがヘラだ。深良では考えられない出来事にビックリ、9時にもなると日が高くドンドン食いが悪くなる最悪の条件下で釣れてラッキーだ。これを見たお隣さんも気合が入る、さてこの1枚がマグレの交通事故的な1枚に終わるのか?これからもっと日が高くなり悪条件に拍車が掛かる時間に突入する中、追釣出来たら、自分の仮説が合っていた事になる。そして希望を抱き再び黙々と両ダンゴを振り込む。
(1枚目に釣れたヘラブナ、網に入れたまま撮ったので背中の上からのショットになり体高が無いように見える・・・)
■カンカン照りでの奇跡の1枚の後、もっと日が高くなり、さらに悪条件に・・・
日がどんどん高くなり、暑さも増してくる、10時にもなると、かなり暑さを感じるようになる、昨年の夏はこんなに暑かったかな?帰宅後に知らされたのだが東京はこの日最高気温が37℃、流石に芦ノ湖でも暑い訳だ!熱中症対策は万全にしているのだが風も殆どなく、兎に角暑い!この頃から、今日も夕方勝負とだな~思ってしまう。このあともジャミが全く触らず黙々と打ち返しを続ける、11時頃だろうか、ウキの動きにまた、変化が現れる。またへらかな~?2目盛り残しの馴染み幅あたりのピンポイントで時々スッと入るが空振り、何か宙ブラリになって空を食らっているような動き、そして数投し少し返してからのツンでまた、ヘラブナが釣れる、今のところアタリは全てヘラブナだ、このあとも時々同じような動きでカラを食らったり釣れたりと、ウキがコンスタントまでは行かないが動くようになる、しかし最悪の正午近くなのにウキが動いてくれる、隣は二人ともオデコ。この後も、2目盛り馴染みに入ったピンポイントは、触りが出る確率が高く、そのままツッっと入ると空振りで返してからのツンで乗る。この繰り返しでポツポツと15時ころまで、4枚になる。隣の森崎氏は船着き場桟橋でやっていた人が釣れて早上がりしたので速攻で移動、雨宮氏も依然オデコ。16時頃になると、雨宮氏がギブアップし迎えのボートを呼ぶ。僕は夕方にワンチャンスが来ることを信じて打ち返す、すると、俄然、触りが出てアタリが出るようになる、しかも形が綺麗で、大きいのが来る!触りが出てきた!これは、釣り込めるな~と、感じ気合を入れウキの動きに集中する、そして釣れる42cmや腹パンが2枚交じり、16時~17時前の納竿までに5枚を追釣し9枚で終了。
隣の深良桟橋の森崎氏(手前)と雨宮氏
お産直後?の42cm
綺麗な型だと、引きもいい♬
美しい41cm
■最悪の天候対策、自分なりの仮説が結果に結びつく
猛暑に強い深良を選んだこと、水竿でボートを付けられる一杯の水深に船付したこと、がカンカン照りでもアタリが貰え釣れたと考えている、但し自然が相手の競技なのであくまでも今回に限りなのだ・・・この仮説を確固たるものにするにはピーカンに幾度がテスト釣行を重ねなければならない、うえ乃には、水深24尺27尺ラインで底が取れる浮き桟橋の設置を提案している。また、鈴木ボートの深宙桟橋では、カンカン照りに30尺で宙釣りをしたらどう変化が現れるのか?そして、これらの仮説の延長戦に尺半、46、47、UPのGETが有ると信じ、今後も仮説検証を繰り返す。。。。。
結果、船着き場桟橋に移動した森崎氏は2枚釣り2連続オデコを脱出!雨宮氏はオデコ。雨宮氏は次の日、キャンプ場で同じように水竿を長さ一杯の24尺ラインに刺し、曇の好天もあり十数枚釣る、これで二人がかりで仮説検証を実施した。