モロッコ

【3月は杏】

         行程

   3月の花「杏」

  うすいピンクの花で満開

世界一複雑な迷路の街 フエズ

敵国に攻められないように都市づくりで迷路を作り、対応している。 

フエズはモロッコ最初のイスラム王朝の都である。 

道は狭く、曲がったり、坂も多い。だから輸送手段はラバやロバである。 

ガイドに言わせると迷うと二年間は出て来れないと言うが、まんざらでもない気がする。 

【サハラ砂漠】



サハラ砂漠は、 世界最大の砂漠であるアフリカ大陸の3分の1近くを占め、アメリカ合衆国とほぼ同じ面積である。 


1万年前石器文化を築いた ベルベル人】

   砂漠で動物飼育のためのテント

      砂漠の中の自宅

     テントで茶を飲む

    テントで作業する娘さん

 ベルベル人は、先史時代にベルベル人が現在のモロッコに現れ、歴史が始まる。

 ベルベル人は、北アフリカの広い地域に古くから住む先住民族である。ベルベル人という名称はローマ人による蔑称である。ベルベルの呼称は、ギリシャ語で「わけのわからない言葉を話す者」を意味する。モロッコでは国の人口の半数を占めている。

カサブランカの 水売り】

モロッコの観光地には水売りがいる。水はあまり売れないので、写真を撮らせては5ディラハム(60円)を請求する。

 もはや観光の目玉となっている水売。ベルベル人である。

カスバ街道とトドラ渓谷

    カスバ街道の城壁と要塞

    カスバ街道 とオアシス

 カスバ街道とはアトラス山脈とほぼ平行に走る主要幹線の道路 で、カスバとは、城壁で囲まれた要塞の事。その城塞は土レンガで出来ているので、砂漠と同様に赤茶けている。以前はフランス軍の前線基地があったが、今は原住民のベルベル人の住処である
 およそ300Kmの街道に所々、オアシスがあり、砂漠地帯では貴重な水があることから、ヤシの木など植物が密集している。そこにアラブ人の征服から逃れたベルベル人が要塞をつくり移り住んできた

 トドラ渓谷は、カスバ街道の途中にある。街道きってのスペクタル、スリリングな景勝地だ。高さ200~300mの絶壁が連なり、ヨーロッパのクライマーはわざわざここまで遠征してくる。 

映画「アラビアのロレンス」舞台


 アトラス山脈の反対側の砂漠の入口がワルザザードである。フランス軍の前線基地を今はモロッコが駐屯している。
 この街が有名になったのは、映画「アラビアのロレンス」の舞台となってから、数々の砂漠のロケに使われている。世界中の映画関係者がロケ地として今も熱い視線を注いでいるという。 

 アトラス・コーポレーション・スタジオ は、モロッコワルザザート市街地から西へ5キロメートル の位置にある映画スタジオである。世界最大級の映画スタジオであり、付近の砂漠や山も敷地に含まれる。 

モロッコの縮図 マラケシュ

     マラケシュの街と後方はアトラス山脈

ツブカル山アフリカ北西部、アトラス山脈西部にある標高は4,167mありモロッコの最高峰である。 

 モロッコを見るならマラケシュを見ずして語れない。北(カサブランカ、ラバト、フェズ)の肥沃な大地と、はるか南(エルフード、ワルザザート)のサハラ砂漠との隔壁となっているマラケシュ。また様々な歴史、遺物、自然、そして人間が見事に集約されている。まさにモロッコの縮図といわれる所以だ。1070年代には王朝も築かれている。
 マラケシュは「南の真珠」と呼ばれてきた。人口はおよそ90万人で、カサブランカラバトフェズ につぐモロッコ第4の都市である。マラケシュは、ベルベル語で「神の国」を意味する。

モロッコの最大観光名所 ジャマ・エル・フナ広場

         夜のフナ広場      

    フナ広場の屋台群

マラケシュ・スーク

      フナ広場屋台

    マラケシュ   火吹き男

   フナ広場    アクロバット

   フナ広場 大道芸

    ヘビ使い

      ベルベルダンス 

     マラケシュ名物馬車

モロッコ最大の都市 カサブランカ

カサブランカは、 都市名にはスペイン語で「白い家」という意味がある。 人口は415万人(2013年)でモロッコ最大。モロッコの商業・金融の中心地 

      ハッサン2世モスク 



 ミナレット(塔)の高さ200mで世界第3位(1・2位はエジプトのモスク)
 全敷地には8万人、内部には2万5千人が収容されるという。ミナレットの一番上のダンゴ三兄弟(?)は現世、来世、神の世を表しているらしい。
 驚嘆するのはモスク内には、浴室、カフエ、神学校、図書館、博物館がある。床は礼拝のために、床暖房まである。 

【街並み】

        酒場「カフェ・アメリカン」
         「君の瞳に乾杯」・・・

   カサブランカの映画の舞台はこのビル

     今はモダンな電車が走る

モロッコ料理


 

モロッコ料理はベルベル、スペイン、コルシカ、ポルトガル、ムーア、中東、地中海、アフリカの各料理の混合である。 

 

 世界最小のパスタと呼ばれるクスクス、独特の三角帽子のタジン鍋で作るタジンなどが知られている。

【タコはモロッコから】

モロッコの漁船にはタコ、イカ、マグロが並ぶ

日本最大のタコ輸入国は北アフリカの西側に位置するモーリタニア及びモロッコで、その比率は2国合わせて輸入量全体の70%前後で32,000トン。


 

日本のタコの輸入元(数量ベース)

第1位 モロッコ

第2位 モーリタニア

第3位 中国

第4位 ベトナム

第5位 セネガル

 

日本の年間消費量 8万4,000トン

日本国内産    3万3,700トン

モロッコ・モーリタリア産 

         3万2,000トン

中国他      1万8,300トン

 合計      8万4,000トン

【政府の指導者】


モロッコ

サアデディン・オスマニ首相 65

・大学で、1986年に薬学の、1994年に精神医学の学位を取得した。

複数の雑誌や出版物で編集長を務め、精神医学やイスラーム法に関する多数の書籍を著した。

2004年国会議員にも選出された。

2017年、国王ムハンマド6から首相に任命された。

外交政策では、親フランス派とみられている。

 モロッコ編  終わり