サモア

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サモアへはニュージーランドのオークランドから4時間 

サモアの主都はアピア 

ワンポイント情報

・国名  サモア独立国         

・民族  ポリネシア系90% 
・人口  184,000人          

・産業    農業、沿岸漁業
・面積  東京都の約1.3        

・識字率 98.8%
・言語  サモア語、英語       
・平均寿命 72才

旅の初めに・・・

 2014年5月、南太平洋の国巡りを計画し、サモアにも訪れる事とする。 

 事前情報では、サモアはポリネシア系サモア人で殆どが敬虔なクリスチャン、世界でも警察が銃を持たない治安の良い国とある。

 他の大洋州の国のように、他の民族の文化に染まることなく純粋にサモア文化を継承、サモアの村にはどのような小さな村にも立派な教会があるなど楽園そのものを感ずる。

 そして自分達のペースで物事が進み周囲に惑わされることはなく、日曜日は国全体が静かに休むという。
 驚きなのは囚人までが刑務所から教会に行き礼拝を終えると戻ると言う。信頼関係が醸成されているとしか思えない。
 日本でも昔はそのような時代があったように思われる。先進国が幸せとは言えないこの時代何かを学べるかもしれない。

サモアとは・・・

 サモア独立国は、南太平洋(オセアニア)の島国で、イギリス連邦加盟国である。ウポル島、サバイイ島および7つの小島からなる。首都はウポル島北部にあるアピアである。

 サバイイ島とウポル島はともに火山島であり、サバイイ島にある最高峰シリシリ山は標高1,858mである。海岸地帯には珊瑚礁が発達している。

 経済的に生産されるものの80%以上が自給用である。農業と沿岸漁業中心で、コプラやタロイモなどを生産している。

 なお、ニュージーランドやアメリカ合衆国(ハワイ州・カリフォルニア州)には国内人口をはるかに上回る規模のサモア人が居住しており、彼らからの送金が経常収支の莫大な赤字を埋めている。

 母系社会で、夫婦の絆は一夫一婦制を堅持して不倫は少なく、いやなら潔く夫を変えてしまうという。

  ☆オークランド (ニュージーランド) →アピア (サモア首都) 

ニュージーランド・オークランド空港

 ニュージーランドからサモアに入国 

 さすが羊の国、ブラケットは羊毛、とても温かい 

アピア (首都)  

 南太平洋に浮かぶウポル島の北方の海岸に位置する。サモアの唯一の都市であり、港湾施設もある。人口は約38,800人。

 魚やコプラが主な輸出品で、綿製品、肉、砂糖、自動車などが主な輸入品である。 市街には伝統的な住宅と、西洋的な住宅が混在している。

    (建物は政府庁舎)

サモア到着、現地ガイドから生花のレイが首に 

   街の至る所に青空市 

  主食のタロイモが 

  ☆ホテル 

 サモアらしい屋根 

ビーチに近いホテルは快適 

二連泊で楽園生活を味わう 

  プール、清潔な国である 

 朝も夕もビュッフェ・スタイル 

☆国会議事堂 

 


サモアの伝統的なファレ(壁の無い建物)を擬した建物である。 

現在改造中 議員の定数は49名 

 50mはあろうかと思われるベンチ? 

   ヤシの木が非常に多い 

☆サモア国王の墓 

海岸線の風光明媚な場所に、元国王の墓が建つ 

    以前は酋長 

 平和を願って眠る 

    国王の墓の後ろは太平洋 

   一日中見ていても飽きない景色 

☆街並み  

 左がスーパー・マーケット、右側にトヨタの会社 

寄り合いバスには窓ガラスは無い 

活躍する日本の中古車

 2009年、サモアでは路上の車の通行を日本からの輸入車の増大に伴い、左側通行へ変更。

 サモアに限らず南太平洋の国の多くが、日本からの中古車で占められている。

☆スーパー・マーケット 

   カラフルな服が多い 

この国には目ぼしい資源がないのか、中国はまだ進出していないようだ。だから静か! 

     民芸品 

   魚は対面式で売る 

    マグロ 

   ハエはヤシの葉で追う 

        タコ 

        熱帯魚の様な魚 

  ☆文豪スチーブンソンが住んでいた家(記念博物館) 

  小説「宝島」や「ジキル氏とハイド氏」などで有名なスティーブンソンの家(博物館)がある。 

広い敷地に彼が往年過ごした家が修復され博物館になっている。

   かなり広い邸宅 

 家族と近くの住民 

        書斎  

イギリスに生まれ、弁護士資格も持っており、サモアでは紛争の調停もしていたという 

サモアの住民には「語り部」として親しまれた。日本語の本も展示 

☆ティアビ滝 



アピア市内から少し離れた所にティアビ滝がある。

 落差100M 

 サモアでは数少ない名所 

 パパパパイータイ滝と看板にはある 

 ☆ココナッツ・ビーチ  

 島全体がビーチに囲まれているような感がする 

  ココナッツと青い空、海が調和 

  天女が舞い降りてきた 

  男がいないのがイ〜イ 

  でも寂しそうな・・・ 

☆ホテル  

   サモア人は男女ともに大きい 

    とても落ち着くホテル 

 昨日の夕食のコース料理 

    デザート 

今日のコース料理、魚介類が美味い 

 ☆アフェガ村 (サモア伝統の暮らし見学) 

        ランチを頂く 

 サモアの女性の屈託ない笑顔 

 豚も放し飼い 

          豚も犬も鶏も仲良し 

    かまどで煮炊き 

  主食のタロイモや肉類を蒸し焼き 

        イモ類 

タロイモ、実にこれが美味い、サツマイモの味に似ている 

手前は魚のホイール焼き 

豚肉はパパイアの汁で丸焼き、絶品! 

   魅力的なサモア女性 

☆サモア人は敬虔なキリスト教徒 

   この街には教会が多い 

  日曜日は市民が白い服で統一、礼拝に行く 

    木目調の教会内部 

    サモア人はとてもフレンドリー 

  50m先の、ここも教会 

  続々と集まる市民 

ステンドグラスが美しい 

 ☆ビーチの景観 

ビーチの傍らに一般住宅、羨ましい環境だ 

   塀はサンゴ礁で 

この自然が多いサモアには、日本人が83人住む

☆サモア空港 

サモアの空港からニュージーランド経由、次の訪問国トンガへ 

サモア航空は乗客の体重を量り、値段を決めるユニークな国 

 日本から持参した葛飾北斎の扇子を気にいってくれたので、父親のサモア団扇と交換。少女は大喜び。 

成田空港でゲットした、1,000円の扇子で国際交流が出来た 

サモアは人口の80.4%が肥満である。

 サモアでは太っている人ほど見栄えが良いとされていたためであるが、近年はアメリカのハリウッド映画などの影響により、スマートな方が良いという美意識に変化して来ており、ダイエットがブームとなっている。

 小錦(タレント・元大関)の両親の故郷であり、彼の親類も多く在住するという。

   サモア空港の絵画 

      絵画  

ニュージーランド・オークランド空港にある銅像 

 ☆略史 

年月           略史

1722年    オランダ人探険家Roggeveenが視認

1768年    フランス人航海者Bougainvilleが上陸

1860年代〜  アピアが捕鯨船補給港として繁栄、ドイツ、英国、米国、が勢力を競う

1899年    ドイツが西サモア(現在のサモア独立国)、米国が東サモア(現在の米領

        サモア)を領有

1919年    ニュージーランドの国際連盟委任統治地域

1945年    国際連合信託統治地域

1962年    独立

1997年    国名をそれまでの「西サモア」から「サモア独立国」に変更

☆南太平洋独立国一覧 

                南太平洋の独立国 

 旅を終えて・・・

 平和な国で、国民は幸せそうであった。環境も良く、食べ物も全て美味しく、野菜・果物・魚介類も豊富で自給自足で暮らしている事が伺われた。

 アメリカやニュージーランドへ出稼ぎに多くの国民が出ており、仕送りで生活している人も多いそうだが、若いうちもそれも良いだろう。

 仕事を求めて行くようだが、老後はサモアに帰る人も多いのだろう。

 老後は静かな海と、青い空、ヤシの木の下で御昼寝、気が付いたら天国・・・ こんな生活を夢見て、再度また行きたくなる国が増えた。                                 

                              終わり

政府の指導者

 サモア

フィアメ・ナオミ・マタアファ 1957年生(66歳)

 ・2021年よりサモアの第7代首相

 ・2016年にはサモアの女性副首相に就任。

・父親はサモア初代首相 マタアファ・ファウムイナ・ムリヌウ2。 

  19591970年就任。

                                 サモア編   終わり