ノルウェー
【MAP】
ノルウエーMAP
首都オスロMAP
・面積 日本とほぼ同じ ・人口 533万人 ・首都 オスロ(人口57万人)
・略史 1380年から1814年(434年間) デンマークと同君連合形成~デンマークがノルウェーをスウェーデンに割譲~
1905年独立~1994年 EU(欧州連合)加盟を国民投票で否決
・政府 首相 アーナ・ソールベルグ(女性) 外相 イーネ・エーリクセン・ソーライデ(女性)
・産業 石油・ガス生産業,電力多消費産業、水産業
【卓越した選挙と政治】
ノルウエーの国会議員は有償だが地方議員は無報酬である。地方議会の議員職はボランティアまたはホビーといえる。議員バッジもなく、「先生」と呼ばれることもない。女性議員の割合は169人中75人で44.4%である。 右図のように、世界で14位で女性が多い国である。
北欧が世界一働きやすくなった意外な理由
・1975年には、なんと働く女性の9割が「仕事・家事・育児のストライキ」を敢行した。男性たちは仕方なく、職場に子どもを連れて行き、慣れない食事をつくるなどてんてこ舞いをしたが、おかげで仕事・家事・育児で女性がいかに重要な役割を担っているかを認識させることができた。
・2016年には男女の賃金格差(3割)をなくすため、「女性の労働時間3割減を求めるストライキ」を行っている。こういうことの成果として、企業役員の4割を女性にするためのクオータ制や、男性の育児休業取得率74%などを達成してきた。まさに女性パワー発揮の成果。
【ノルウェー選挙運動は「祭り」 】
選挙小屋
政党のロゴが入った傘、サングラス、キャンディーなどを無料贈呈。
政治家は市民とチェスをしながら、政治についておしゃべりをする
ノルウェー選挙運動は「祭り」のように楽しい。
日本では禁止されていそうな選挙PRができる。戸別訪問や飲食物の提供、子どもを巻き込んだ活動など、日本では禁止されているであろう選挙運動が目立つ。
ノルウェーでは、拡声器やマイクを使用しての街頭演説は馴染みがない。その代わり、市民が集う場所では、カラフルでかわいいデザインの選挙小屋やスタンドが並ぶ。実は、これが政党と市民がコミュニケーションするための最も効果的な手段だ。選挙小屋は市民に、「立ち話が楽しい場所」として認識されており、どの政党に投票するか迷っている人、ただ興味本位に話してみたい人など、子どもから大人まで多くの人が気軽に訪れる。
ノルウェー人はお菓子のようにニンジンを頻繁に摂取する習慣があるため、ニンジンの無償プレゼントは人気がある。進歩党の選挙小屋のデザインのこだわりは、「ソーセージ屋さんに見えること」だ。ノルウェー人はソーセージが大好きなので、身近に感じる屋台がイメージされている。コーヒーの消費率が高い国でもあるので、コーヒーは無料提供。そのほか、政党バッジ、政党のロゴが入った傘、サングラス、キャンディーなどを無料贈呈。
ノルウェーの地方自治省に問い合わせたところ、選挙運動中の飲食物の提供、選挙スタンドに関しての規則というのは一切ないそうだ。つまり、スタンドをどのように装飾しても、何を無償提供してもよい。自由な国だ。
党首がふらりと選挙小屋に訪れ、市民と会話する光景は、平等を重んじるノルウェーらしい一面でもある。
ノルウェーでは、2011年の地方選挙では64,5%、2013年の国政選挙では78,2%と高い投票率を誇る。国民が政治に積極的な背景には、自由で楽しい選挙運動が理由のひとつなのかもしれない。
【ノルウエーは最高の国】
男女平等
取締役会の40%が女性。ノルウェーでは、国営企業及び民間の上場企業における取締役の男女比について、片方の性が40%を割ることがないよう法律で義務付けられている。
【徴兵制】
徴兵制
2015年より女性にも兵役義務が課せられるようになった。
男女ともに徴兵を行う国としてはほかにイスラエルが知られるが、きわめて稀な制度である。ただし、良心的兵役拒否を行う者は、代替役務として社会奉仕活動を選択することが可能である。
それでも2016年に徴兵された若者の3分の1は女性であり、男女同室の兵舎で生活する。男女同室の兵舎については、女性兵士の圧倒的多数が賛成している。
ノルウェーでは兵士としての従軍経歴を持つことは、その後の社会活動において高く評価され、有利に作用するとされる。
2016年まで女性の戦闘機パイロットや潜水艦艦長が誕生している。
【老後の心配は無用!】
高齢者のための介護サポートがあるアパート
老後の心配は無用! ノルウェーの高齢者施設
世界の幸福度調査で上位の常連を占める北欧各国。数ある理由のひとつに、「老後の生活をさほど心配せずとも好い」充実の福祉制度がある。ノルウェーでは、老後はできる限り長い間、「自宅で過ごす」という考えが根付いている。また、日本と違い、高齢者の介護をするのは子どもや家族ではなく、政府・政治家・自治体が法的な責任を負っている。サポート体制は自治体ごとにも異なる。そのため、4年ごとに行われる国政選挙や統一地方選挙では、各政党の福祉制度も大きな議論の的だ。高い税金を払っているからこそ、「政治家には、しっかり仕事をしてもらわないと」という強い思いがある。自宅で過ごせる間は、看護師や理学療法士などが訪問し、医療的なケアを含む介護を担う。医師によって「明らかに一人で生活することが困難」と判断された場合は、高齢者施設に入居する。
【消費税と年収】
消費税
ノルウェーの消費税は3種類に分かれている。軽減税率というものである
・12% 交通機関利用(バス、電車、タクシー等)、宿泊費、公共放送、映画館、スポーツ観戦、遊園地など。
・15% 飲食料品全般 パン、クッキー、パスタ、ジャム、バター、チーズなど食品に関わるものには15%の税率
・25% その他の商品、サービス 外食、アルコールなど
ノルウェーでは出産費用や学費は無料。医療費も年間自己負担額を超えた分に関しては無料となる
。
高齢者に対して、医療や年金などの社会保障を充実させつつ、社会参画を推進している。元気な高齢者は現役として働ける・地域社会で活躍できるよう、国として支援している。
高齢者を資産とすることで国力の向上を促しつつ、高齢者自身の幸福度の向上にも寄与している。
年収
年収ではノルウエーは日本よりも高く、日本の平均年収の2倍以上。税も高いが、国民に手厚く福祉等で保護されているので将来への不安がない 。
消費税も世界で2位、年収も世界で2位、福祉は世界一。理想とする国家である。
【ヴァイキング船博物館】
800年 - 1050年、約250年間に西ヨーロッパ沿海部を侵略したスカンディナヴィア、バルト海沿岸地域の武装集団を指す言葉。
イギリス、アイスランド、北米への北ルート、南はドイツ、フランス。西はスペイン、東はロシア、中東まで侵攻した。彼らはデンマーク・ノルウェー・スウェーデンを拠点として、当初は農民がヨーロッパ各地に物々交換をするために船出をしたのが始まりであった。
その内に、入江に潜んで沖を通る船を襲撃する集団となっていった。呼称はVIK(入江)、JNK(人)を組み合わせた言葉らしい。
高い造船技術と戦闘力を要し、船は全長30mの大型、30~40人が一度に乗り込み、50~60艘の集団でスピードは画期的なものであった。
しかし、遠征先から帰って来る事が少なくなった。要因として、キリスト教への改宗、他国に永住したことからヴァイキングの時代は終焉した。
【ノーベル平和賞】
ノーベル平和賞受賞者を決定するノルウェー議会
オスロ市庁舎外観
ノーベル平和賞の受賞者を決定するノルウェー・ノーベル委員会の委員はノルウェー議会によって選出される。 アルフレッド・ノーベルの遺言によって創設された6部門のうちの一つ 。ノーベル賞の創設者アルフレッド・ノーベルはスウェーデンとノルウェー両国の和解と平和を祈念して「平和賞」の授与はノルウェーで行うことにした。
【フログネル公園】
【ムンク美術館】
新装なった奇抜なムンク美術館
「叫び」
ムンク
首都オスロMAP
【オスロ名所】
オスロ駅
王宮
オスロ・オペラハウス
カールヨハン通りと奥に見えるのが王宮
ノルウェーの首都オスロ 民族博物館
【フイヨルド】
【ベルゲン急行】
ノルウェーの首都オスロと第2の都市ベルゲンの489kmを約6時間半かけて結んでいる路線 。
【ミュルダール駅】
ミュルダール
ミュルダールでフロム鉄道に乗り換える。フロム鉄道は、標高867mのミュルダール駅から標高2mのフロムまでゆっくり下っていく。途中、ヒョース滝で5分間停車するので、滝をバックに記念撮影もできる 。
【フロム鉄道】
<フロム鉄道>(ミュダール~フロム間)
ノルウェー国鉄の最高傑作と称されている急勾配の山間部を走るために路線は曲がりくねっており、途中で20のトンネルを通過する。途中のヴァトナハルセントンネルでは、高度を稼ぐために馬蹄型カーブ(180度旋回するカーブ)がある。
ゆったり景色を楽しむ乗客
フロム駅
フロム鉄道の終着駅。ここからはグドヴァンゲン行きのフェリーに乗り換え、フィヨルドクルーズがスタート。入江の全長は204kmと世界最大のスケールを誇るソグネフィヨルドなどを通る。
ハダンゲルヴィッダ国立公園
ハダンゲルヴィッダ国立公園
【ソグネフイヨルド】
海岸線は内陸へ最大200kmも入り込んだフイヨルド(峡湾)で、深さは1308m、周囲の山の高さは1000mもある。
【ネーロイフィヨルド】
【スタルハイム・ホテルからのビュー・ポイント】
【グドヴァンゲン】
グドヴァンゲン~クルーズの後は、現地住民の生活路線でもあるバスに乗ってヴォスへ移動する。バスは急な坂道を上り、途中、スタルハイム・ホテル(景勝地)で休憩をとり、ベルゲン急行の駅、ヴォスへ向かう。
【ヴォス駅】
ヴォス
ベルゲン急行に乗り、約1時間15分ほどでノルウェー第2の都市、ベルゲンに到着。
【ベルゲン駅】
ベルゲン~フィヨルド観光の終着地、湾岸都市のベルゲン。ここには世界遺に登録されたノルウェー建築が立ち並ぶ「ブリッゲン地区」がある。また、港近くの広場では、港街らしく朝から活気ある魚市場が立つ。
【ブリッケン地区】
ブリッゲン地区 MAP
ブリッゲン地区~かつてハンザ商人の事務所・商館・宿泊地として使用されていた場所。
ブリッゲン地区 魚市場
ロープウェーにて、フロイエン山へ
ロープウェーにて、フロイエン山へ
【政府の代表者】
ノルウエー編 終わり