バングラデシュ

 バングラデシュで思い出されるのは、人口の多い国で1億5,940万人 、アジアの国の中で最も貧しい国、昔は東パキスタン、イスラム圏国家のひとつ最近は縫製工場で中国から多くの企業が移動していること位であろうか。 

印象に残るバングラディシュ

1.田園風景  2.人の多さ  3.リキシャなどのクルマの警笛のウルサ  4.イスラム国だが他国と違う雰囲気、教育向上等  5.女性の社会参加  6.政治構造の遅れによる貧しさ  7.汚職がまん延 8.世界最大のマングローブ林  9.暑さ  10.マングローブ林に潜む虎の恐怖  11.野生の蜂蜜の美味さ  12.国民の活力

 ホテルと街並み

ホテルはウエルカム・フルーツと生花で歓迎

バングラディシュはイスラム国家、部屋にはコーラン

住民の足、リキーシャは40万台とも80万台とも

    イスラム国は男女別々の行動

重りで測る商売、日本も昔はそうでした。

一般的燃料は薪、道路脇に大量に並ぶ。

   街の中の配線、大丈夫?

 主食は米

  米を広げて、さあ~買った、買った~。

        青空市

 バングラデシュでは米は年3回収穫、それでも米が不足でタイ等から輸入。
 国民の多くは日に5~6回もおやつ代わりに米を食べると云う。

 何故?貧しくて副食が無いため。1日2ドル以下の生活をしている人が多い。 

 世界の主食

 たくましい国民

    ガンジス河で獲れた魚を売る人々

   お金が出来たら1階づつ上に伸ばす。枠は木。

   線路の両側は貧民街、線路の空間にも店が並ぶ。

  線路の上にも店、1日2度しか汽車が来ない。

        バスの屋根の上は料金が安い。

      急行列車、屋根の上は無料。

        お正月は広場に落書きが許される。

強盗に襲われないように防備のタクシー

信号が殆どない国、お巡りさんは日傘をさして30度以上の暑さ対策。

学校訪問、好奇心旺盛な生徒たち。目が輝いている。この国は義務教育だが、法律で強要されていない。

村の学校、先生はボランティア。

60ものドームを持つイスラムのモスク。


現地ガイドは、金曜日なので5分間だけ時間を下さいと言いつつ、モスクにお参り。日本人からは想像できない宗教観。

ヒンズー教からイスラム教への転身 

 15世紀前半、当地はヒンズー教の地域であったが、水が悪く次々と疫病や病気で苦しめられていた。そこにイスラム教の聖者、カーン・ジャハーン・アリが現われ、この土地で一番困っているのが「水」である事を聞き、水対策として360の池を作り、そこに雨水をためて飲み水としてから、多くの人々が救われたという。

 次にその360の池の傍に建てたのが360のモスク。人々は差別の多いヒンズー教から、平等とされるイスラム教へと転身し、やがて国中がイスラム化したという。

バングラディシュはエビを養殖し、輸出が世界7位。養殖池にはあちこちに泥棒監視小屋が建つ。

民家でバングラデシュ食事 

  この奥の左側の家へお邪魔する。

   囲炉裏でご飯を炊いていた。

右がダール(豆カレー)、恐る恐る食べてみる。これも旅の冒険。

世界共通で、唐辛子は赤いのより緑のがより辛い。これがオカズ。

 ベンガルツアー

 怖い物見たさに、命がけ

  ベンガルツアーの船。3泊4日

 バングラデシュ南西部のベンガル湾にのぞむ一帯はシュンダル・バンと呼ばれるマングローブ地帯になっていて、世界自然遺産にも指定されている。 シュンドルボンは自然の宝庫。ここでは良質の蜂蜜を採ることが出来る。ここにはハニーハンターがいて命がけで蜂蜜を採取している。
 シュンドルボンはベンガルタイガーの王国。蜂蜜を取りに来ているハニーハンターを虎視眈々と彼らを狙っている。毎年虎に襲われ命を落としてしまっているという。毎年60人程度が命を落としていると言う。観光客は蜂の襲撃に合わないように、タイガーにも襲われないように、怖いもの見たさに出かけるのである。まさに冒険!

ボートには白髭の案内人、森林レンジャー2名が鉄砲持参、恐怖心が募る。

マングローブの葉を束ねだした現地人ガイドたち。

枯れた枝に火をつけ、生のマングローブの葉を束ね、煙で蜂を追い出すそうだ。

      完全防備

赤枠がハチの巣、黒いのが蜂で、煙でいぶすと蜂は逃げ出し、人間に襲いかかる。

 本日の収穫。タイガーは出なかった。ヤレヤレ。

 グラミン銀行

 帰国&日本食

  成田空港に着くや否や、毎回だが、日本食レストランに飛び込む。生ビール、冷酒、天ぷら、刺身、蕎麦などなど。日本人で良かった~を自覚するのである。

【政府の指導者】

シェイク・ハシナ バングラデシュ首相 1947年生 74

 

パキスタンからのバングラデシュの独立を果たし国父とされるムジブル・ラフマンの長女で、1975クーデターで父が暗殺された際にイギリスにいて生き残った。

・夫は著名な物理学者だったが 09 年5月に死去。

バングラディシュ編  終わり