ノルウェー

【MAP】

          首都オスロMAP

・面積 日本とほぼ同じ   ・人口 533万人(北海道とほぼ同じ) ・首都 オスロ(人口57万人)

・略史 1380年~1814年(434年間) デンマークと同君連合形成、1814年から91年間デンマークがノルウェーをスウェーデンに

    割譲、1905年独立、1945年ナチス・ドイツの占領から解放される、EU(欧州連合)加盟を国民投票で否決 2度目。

・政府 首相アーナ・ソールベルグ、外相イーネ・エーリクセン・ソーライデ 共に女性

【卓越した選挙制度】

    ノルウエー国会

ノルウエーの国会議員は有償だが、地方議員は無報酬である。地方議会の議員職はボランティアまたはホビーといえる。議員バッジもなく、「先生」と呼ばれることもない。女性議員の割合は169人中75人で44.4%である。 


選挙
 民主主義の制度でノルウェーの国会は議員定数は169名。選挙は4年ごとに行われ、第2次世界大戦後の投票率は平均80%。

 チョコレート、コンドーム、カレンダー、植物の種、焼き立てソーセージなど、自由な選挙期間中。各地の道路は、まるで「お祭りの屋台」がずらりと並ぶような光景となる。 

     選挙小屋

政党のロゴが入った傘、サングラス、キャンディーなどを無料贈呈。

政治家は市民とチェスをしながら、政治についておしゃべりをする。

・選挙

ノルウェー選挙運動は「祭り」のように楽しい。日本では禁止されていそうな選挙PRができる。戸別訪問や飲食物の提供、子どもを巻き込んだ活動など、日本では禁止されているであろう選挙運動が目立つ。

ノルウェーでは、拡声器やマイクを使用しての街頭演説は馴染みがない。その代わり、市民が集う場所では、カラフルでかわいいデザインの選挙小屋やスタンドが並ぶ。実は、これが政党と市民がコミュニケーションするための最も効果的な手段だ。選挙小屋は市民に、「立ち話が楽しい場所」として認識されており、どの政党に投票するか迷っている人、ただ興味本位に話してみたい人など、子どもから大人まで多くの人が気軽に訪れる。

ノルウェー人はお菓子のようにニンジンを頻繁に摂取する習慣があるため、ニンジンの無償プレゼントは人気がある。進歩党の選挙小屋のデザインのこだわりは、「ソーセージ屋さんに見えること」だ。ノルウェー人はソーセージが大好きなので、身近に感じる屋台がイメージされている。コーヒーの消費率が高い国でもあるので、コーヒーは無料提供。そのほか、政党バッジ、政党のロゴが入った傘、サングラス、キャンディーなどを無料贈呈。

ノルウェーの地方自治省に問い合わせたところ、選挙運動中の飲食物の提供、選挙スタンドに関しての規則というのは一切ないそうだ。つまり、スタンドをどのように装飾しても、何を無償提供してもよい。自由な国だ

党首がふらりと選挙小屋に訪れ、市民と会話する光景は、平等を重んじるノルウェーらしい一面でもある。

 ノルウェーでは、2011年の地方選挙では64,5%、2013年の国政選挙では78,2%と高い投票率を誇る。国民が政治に積極的な背景には、自由で楽しい選挙運動が理由のひとつなのかもしれない。

北欧が世界一働きやすくなった意外な理由

 

1975年には、なんと働く女性の9割が「仕事・家事・育児のストライキ」を敢行した。男性たちは仕方なく、職場に子どもを連れて行き、慣れない食事をつくるなどてんてこ舞いでしたが、おかげで仕事・家事・育児で女性がいかに重要な役割を担っているかを認識させることができた。

2016年には男女の賃金格差(3割)をなくすため、「女性の労働時間3割減を求めるストライキ」を行っている。こういうことの成果として、企業役員の4割を女性にするためのクオータ制や、男性の育児休業取得率74%などを達成してきたのである。

・「働き方が多様であること/保育施設の充実/制度の多様さ/男性の育児参加/国会議員の女性比率の高さ(すべて40%超)」などである。


【各種調査】

 これら全ての調査を見ても、ノルウエーをはじめ北欧の民主主義の高さと国民の意識が高く、引いては住みやすさが感じられる。
 対照的にアフリカや発展途上国の多くはこの調査票の最下位を争っている。いわゆる1日1ドルの生活を余儀なくされている。ところがそれらの国の大統領や指導者は全員が賄賂や不正でぜいたくな暮らしをしている。独裁政治は先進国の中国・ロシアなど様々だが、北欧の国々の国民を見ると幸せ度は対照的である。

【まだある男女平等】

  徴兵制
 2015年より女性にも兵役義務が課せられるようになった。

 男女ともに徴兵を行う国としてはほかにイスラエルが知られるが、きわめて稀な制度である。

 ただし、良心的兵役拒否を行う者は、代替役務として社会奉仕活動を選択することが可能である。

 それでも2016年に徴兵された若者の3分の1は女性であり、男女同室の兵舎で生活する。男女同室の兵舎については、女性兵士の圧倒的多数が賛成している。 

 ノルウェーでは兵士としての従軍経歴を持つことは、その後の社会活動において高く評価され、有利に作用するとされる。
 2016年まで女性の戦闘機パイロットや潜水艦艦長が誕生している。


  

男女平等
 取締役会の40%が女性。ノルウェーでは、国営企業及び民間の上場企業における取締役の男女比について、片方の性が40%を割ることがないよう法律で義務付けられている。 

首都オスロ】

 【ヴァイキング船博物館

                  ヴァイキング船博物館

 800年1050年、約250年間に西ヨーロッパ沿海部を侵略したスカンディナヴィアバルト海沿岸地域の武装集団を指す言葉。 実際には略奪を専業としていたのではなく交易民でもあり、故地においては農民あり漁民であった。 

【ムンク美術館】

新装なった奇抜な建物ムンク美術館

      「叫び」

      ムンク

【フログネル公園】

 モノリスの台地と「モノリス」 

   頂上には巨大な石柱 

  怒りんぼうの像

 ノルウェーの彫刻家グスタフ・ヴィーゲラン1869年 - 1943年)の作品のみが展示されている。「人生の諸相」をテーマにした、ブロンズ花崗岩でできた大小の彫刻の総数は212点で、これらの彫刻を構成する老若男女の人物の合計は600以上にもなる。 

 ヴィーゲランはその一つ一つの作品の原型を粘土で原寸大で制作し、それらを職人たちがブロンズ像や石像に仕上げて庭園内に配置していった。 

        オスロ駅

      王宮

     オペラハウス

             オスロMAP

   カールヨハン通りと王宮 

      民族博物館

【ノーベル平和賞】

ノーベル平和賞受賞者を決定するノルウェー議会

     オスロ市庁舎外観

ノーベル賞の一部門で、アルフレッド・ノーベル遺言によって創設された6部門のうちの一つ[1][2] ノーベル賞の創設者アルフレッド・ノーベルはスウェーデンノルウェー両国の和解と平和を祈念して「平和賞」の授与はノルウェーで行うことにした。