ジンバブエ

【MAP】

面積 日本よりやや広い。国の人口1,500万人 、首都はハラレ 人口217万人。

自然動物の国立公園は7か所、動物の王国である。

【世界三大滝 ビクトリアの滝】

      ヴィクトリアの滝 滝幅約1,700m、落差約108mの大迫力 

雨具、帽子、フード、サンダル、写真は袋にが必須スタイル 

ヘリコプターで空から滝を見る

若い女の子は操縦士の横で特等席

動画=ヘリコプター http://www.youtube.com/watch?v=9V0EDGrZ240 

【民芸品】

 この国で唯一の土産物は、その辺にある石や木で作る民芸品。器用な国民なのだ。しかし、黒い塗料は靴墨らしい。暇さえあれば磨いているのが頷ける。
 小さな木の仮面などは、最初10ドル(1000円)だが、交渉で2ドル位になる。コツは「帰る」「他に行く」「じゃぁ~しょうがない!」 いじめてどうする? でも、これが楽しいのだ。
  売人はしつこい! どの国も同じだが、付きまとう。覚えたての日本語 「ヤスイ! タカクナイ! イクラナライ・イ~」 と迫ってくる。 

【ザンベジ川クルーズ】

 ザンベジ川クルーズは2時間程度、沈みゆく夕日が美しい。野生の像、キリン、ワニ、カバなどが手に取るように近くに見える。ビールを飲みながら至福の時間である。

ワンゲ国立公園

ジンバブエ西部にある同国最大の国立公園。 カラハリ砂漠の北縁に位置し、サバンナ疎林が広がり、人工的に設けられた水場がある。ライオンヒョウアフリカゾウセーブルアンテロープなどが生息する。 

【アフリカン・バーベキュー】

「アフリカン・バーベキュー」の店、「ボーマ」

イボイノシシ、インパラ、ダチョウ、エランド(鹿の仲間)、ポーク、牛他 

人気の「芋虫」 食べると証明書を発行してくれる。 

【農業今昔】

白人農場は効率的

ヨーロッパから「アフリカの穀物庫」と呼ばれていた。

ノウハウを持つ白人農家

牧畜も盛ん

 ジンバブエは、かつては農業、鉱業、工業のバランスの取れた経済を有する国家であった。

白人大規模農家による非常に効率的な農業が行われており、外貨収入の半数を農産物の輸出で得ている農業国として、ヨーロッパから「アフリカの穀物庫」と呼ばれていたほどであった。

 白人農家に対する強制土地収用政策の開始後、ノウハウを持つ白人農家の消滅大規模商業農業システムの崩壊により、農作物の収量は激減した。

 基幹産業の農業の崩壊によって生じた外貨不足は、さらに部品を輸入で調達していた工業にも打撃を与え、経済は極度に悪化した。その結果自国の通貨は破壊した。

不作で呆然と立ち尽くす黒人農家

    2000、白人大農場の強制収用 
 4,500人の白人が所有する4,000箇所以上の大農場の強制収用を政策化し、この結果、白人地主が持っていた農業技術が失われ、食糧危機やジンバブエ・ドル価値がゼロとなり、経済混乱に陥り治安も悪化し、外国や人権団体などから批判を受けた。


 白人から黒人に変わった農場は、ノウハウも経験もない黒人が上手くいくはずもなかった。教育もされておらず仲間同士のトラブルばかりで、農業は壊滅状態となる。

【国民は?】

食料も水も不足、混迷する国民

子供たちの多くは1日1食

 国民の約3割が エイズ に感染しているといわれており、平均寿命36歳と世界で最も短い(1990年の時点では62歳であった)

田舎の民家

苦しい生活が続く

子供たちはいつも明るい

首都 ハラレ】

英国風の街並が並び、標高約1600mの高原の丘にあるため、夏でも平均気温は20度少し程度と涼しい

ハラレとは「眠らない街」を意味する。 

  大統領のムガベ1980年のジンバブエ共和国成立以来、37年の長期に渡って権力の座につき、その強権的な政治手法が指摘されながらも独裁者として君臨してきたが、201711月の国防軍によるクーデターで失脚した。

  そのあとの現大統領は元々同士であり、政治手法は同じで危ぶまれている。

【不幸な過去の歴史】

 ローデシアは、ザンビアジンバブエを合わせた地域の名称でイギリスの植民地であった。

 ローデシアは1965年から1979年にかけてのジンバブエを実質支配していた白人政権が用いた名称である。 

 1980年、独立後の2国は対照的な歩みを始めた。今ではザンビアはアフリカでもっとも平和な国の一つとして評価されている。 

 一方、ジンバブエは北朝鮮に次いで二番目の独裁国家で、現在、ジンバブエ国民の72%は貧困ラインを下回った生活をしている。

ムガベ前大統領の悪行



37年も国を支配。失政、暴言、汚職、拷問、地位を利用した蓄財、選挙不正、病気の流行、食糧不足とあらゆる問題や疑惑が持ち上がり、「殺人暴君」とも呼ばれた

「ジンバブエは私のものだ」と国を個人の所有物のように言い放ち、アメリカの黒人政治家(ライス元国務長官)を「白人のご主人様の言葉を繰り返す奴隷」呼ばわり。発言もめちゃくちゃ。

香港シンガポールマレーシアで別荘を購入するなど豪華な生活を堪能している。

・白人支配に抵抗する黒人の象徴だったムガベは、白人の土地を奪って私物化する矛盾も演じた。

・在任中「世界最悪の独裁者」とも呼ばれた。

19世紀にイギリス人が多数入植したこの土地には、その後も白人が多く暮らしているが、人口でわずか1%に過ぎない彼らは耕作可能地の約40%を所有するなど、ジンバブエ経済を握り続けてきた。

ムガベによる白人財産の没収は黒人への分配を名目にしたものだったが、これが私有財産の侵害にあたることは確かだ。

・白人の土地財産の没収は、「人種間の所得格差の是正」を名目とした。しかし、徴収された土地のなかには、ムガベ自身やその家族、政権幹部の名義になったものも少なくなかった。「黒人の利益」を謳った土地改革は、結局ムガベとその取り巻きによって私物化されたといえる。

この国のインフレ率はかつて史上最悪といわれた2億3000万パーセント!  リヤカー一杯にジンバブエ紙幣を積んでもゴミ箱に捨てられ、コッペパ ンひとつ買えない。ジンバブエで通用する通貨は米ドルである。

現在、ジンバブエ国民の72%は貧困ライン(必要最低限の生活水準を維持するために必要な収入)を下回った生活をしており、1日に稼ぐことのできるお金は1.25USドルにも満たない。しかし、ロバート・ムガベ大統領と妻グレース・ムガベ夫人は、そんな状況でもアイスクリームとチョコレートの会社の立ち上げを自分たちの為に設置した。

グレース元大統領夫人の悪行

空軍パイロットと結婚していたが、大統領とダブル不倫し、邪魔になった夫を中国へ転勤させて、大統領の夫人が死亡したあと結婚したが、その間3人の子供が生まれている。歳の差41才。結婚当時、グレース・マルフは31歳、ロバート・ムガベは72であった。

 

宝石や服で散財「グッチ・グレース」と呼ばれるムガベ氏の妻

・2017年、前大統領の妻、グレース夫人が、象牙を海外の闇市場へ密輸出した疑いで警察の捜査対象となっていることが分かった。

【さらに続く・・・】

グレース夫人は、後にリビアの独裁者カダフィ大佐に売却する「グレースランド」や2600万ドル豪邸のほか、マレーシアや香港、シンガポールにも不動産を保有していたと報じられています

2003年にパリを旅行した際ほんのわずかな時間に75000ドルもの買い物をしたことから「グッチ・グレース」「爆買い客」「ディスグレース(最低)」と呼ばれる。

・金ピカ靴のジミー・チュウやクリスチャン・ルブタン、プラダ、プロエンザスクーラといった超高級ブランドが大好きだったようです。「ジンバブエのイメルダ夫人」は悪の限りを尽くす

世界全体の10%以上を生産するダイヤモンドの利益で私服を肥やしていると書いた英メディアを訴えたこともあり、爆買いのためジンバブエ中央銀行から500万ポンドを引き出したという報道もある。

・贅沢はグレース夫人本人にとどまらない。娘の結婚式には60エーカーの庭園に4000人のゲストを集めて500万ドルを散財、宴会係をシンガポールから呼んだと言われている。道楽息子もダイヤモンドで覆われた腕時計と1500ドルもする高級シャンパンを写した写真をインスタグラムに投稿して話題をまいた。

・血の気も多く、暴力沙汰もたびたび起こしている。香港で買い物中に、英紙サンデー・タイムズのカメラマンにダイヤモンドの指輪をハメた手でパンチをお見舞いしたため、カメラマンの顔は無残に切り裂かれた。

・ムガベ大統領の親友だったジンバブエ中央銀行の総裁と5年間、農場や南アフリカのホテルで1カ月に3回ぐらい密会して情事を続けていたと報じている。

・情事を知っていたムガベ大統領のボディガードは不審死を遂げている。グレース夫人の他の不倫相手はミステリアスな交通事故で死亡し、もう1人の愛人は国外に逃れた。

【ユニセフが語る】

「ユニセフは、2016年のジンバブエの子どもたちへの人道支援の資金として、2,100万米ドルの支援を要請しています。追加的な財源がなければ、ユニセフは栄養や保健、水と衛生、HIV/エイズ、教育、子どもの保護における、子どもたちの人道支援要請への対応を継続することができなくなります。ユニセフの取り組みは、厳しく不利な状況に置かれた女性や子どもたちが今回の危機に耐え、対応し、回復するための支援に力を尽くします。」

この記事を見て、ムガベ元大統領夫妻の考えは? 見て見ぬふり? 支援金の横領? 

さてどちらであったか? 

91歳の独裁者のパーティー。両脇はグレース夫人(右)と娘

大統領就任式でアイスクリームを食べるムガベ大統領

政府の指導者

エマーソン・ムナンガグワ大統領 78

37年間に亘ってジンバブエに君臨した独裁大統領ムガベ(93)の後任。

ムガベの最古参の側近であったが、軍のクーデターの後で指名され2017年就任した。

1942年ジンバブエに生まれ、16歳で黒人解放運動に身を投じたが、その後エジプトに流された。

北京南京マルクス主義の思想教育と軍事訓練を受け、独立闘争に参加したが逮捕され、刑務所で10年間過ごした

服役中に前大統領ムガベと友人になり、ムガベのボディガード兼側近となった。

1980年にジンバブエがイギリスから独立した時から、前大統領のムガベの元で政府の役職に就く。

・軍との関わりを深め、クーデターを操っていたと想像される。ムガベからの後任を期待したが、ムガベ(当時93)の若い妻で41才差の妻(52)を大統領後任としたので、軍クーデターを起こさせ願い通り大統領となる。

・一連の流れには、中国が糸を引いていたと言われており、ムナンガグワは大統領就任後初のアフリカ以外の外遊で中国を訪れている。 

・人柄は、政治的な抜け目のなさ、興味のないふりをしながら獲物を虎視眈々と狙い、逃さないことからワニクロコダイルといったあだ名が付けられている。

・ジンバブエはまたもや大統領によって国民は悲惨な道を歩むと想像されている。国力なのか。

2018年選挙で当選。当然不正があったようだ。当選就任後、ことあるごとに「ニュージンバブエ」を強調「民の声は神の声」とのスローガンを繰り返し、新しいジンバブエを訴えた。

野党が選挙不正を主張したことを受けて抗議デモが行われ、軍隊の発砲により6人が死亡している。

・クロコダイルの異名を持つ男の「黒すぎる経歴」が続くと各国は断定している。

【次に控えしは・・・】


 副大統領就任式に出席するコンスタンチノ・チウェンガ前国軍司令官

まだ若そうである。虎視眈々と後釜を狙う位置の副大統領である。


ジンバブエ編  終わり