カナダ

【MAP】

ワンポイント情報

・面積 ロシアに次ぐ世界第2位、日本の約27倍

・人口 3,800万人

・首都 オタワ(人口77万人)

・経済 石油埋蔵量は世界第3位、天然資源輸出額は世界第1位

・住民 住民の祖先は、イングランド21%フランス15.8%スコットランド15.2%アイルランド13.9%ドイツ10.2%

略 史

 1000年頃 - 北米へ最初に上陸した西洋人はバイキングだった。

1497 航海家が英国の領有権を主張。

1534 - フランスが領有権を主張。

1600年代 - フランス人、イギリス人、オランダ人が毛皮の交易で抗争。ヨーロッパ人は先住民の間の対立を利用し、先住民と同盟を結ぶ。

1763 - パリ条約でフランス植民地は全て英国へ割譲。

 ・1800年代 - 移民が盛んになる。毎年、何千人もの移民がイギリス、スコットランド、アイルランドから到着。

 ・1867 - イギリス領で最初に自治が認められ、カナダ連邦となり独立。

 1982 - 英国が最終的な司法権をカナダへ移管。完全独立。

カナダ国旗

 カエデの一種であるサトウカエデは、カナダを代表する木で、紅葉の美しさやその樹液からメ 

ープルシロップが作られることなどで良く知られている。開拓時代、食べ物がない冬の間、先

住民の教えでカエデの樹液をすすって飢えをしのいだというカナダの厳しい自然の中での暮ら

しを象徴している。メープルリーフの周りの白は雪の降る様子をイメージしている。 国旗の両側にある赤は向かって右側が大西洋、左側が太平洋を示している。カナダはロシアに次いで世界で2番目に広大な国土をもつ国である。

ナイアガラの滝

    世界の三大滝 ナイアガラの滝
    左がアメリカ滝、右はカナダ滝

エリー湖からオンタリオ湖へと注ぐのがナイアガラの滝。上がカナダ、下がアメリカ国境となる。

【首都オタワ】

 首都のオタワ国会議事堂

   カナダ議会

   ヨーロッパ風建物群

【カナダの3つの魅力】

1.先進国(G7)であり、世界有数の天然資源大国
 石油埋蔵量は世界第3位、天然資源輸出額は世界第1位。 資源大   
   国であるカナダの存在感はますます高まる と言われている。

2.世界で最も健全な金融システム、安定した政治経済
 カナダの銀行の健全さは、G20で2位、141か国中6位と評されて
   い る。
  政治的に安定していることもカナダの大きな特徴で、この20年
  間に就任したカナダの首相はわずか4名。政治的な安定はカナ
  ダの経済にも安定をもたらしている。

3.先進国で最も高い人口増加率
 カナダの人口が増え続けている理由は、国策で移民政策を行って
   いるからで、移民の大半は経済的移民である。経済が発展・安定
   しているところに企業や人々は集まる。

カナディアン・ロッキー山脈自然公園群


カナダの西部に存在する、ユネスコ世界遺産に登録されている物件の1つである。

3,000メートル級の山々がいだく氷河氷河湖峡谷鍾乳洞化石などの今なお残る手つかずの自然が評価されて1984年に登録された。 

  バンフ 1年に470万人の観光客が訪れる

   カナディアン・ロッキーらしい景観

    これぞカナディアン・ロッキー

コロンビア大平原 タイヤの高さは人間と同じくらい

  ジャスパー全景。ロッキーの北の基点

 ジャスパー・フイアットバレーからの眺め

「すすり泣きの壁」はアイスクライミングの名所

     バンフはリゾートの街

【バンクーバー】



1867年に製材所ができ、これらを中心とする入植地であったギャスタウンは発展を続け、グランビルとして町は拡大した。東カナダから続く鉄道の終着駅が町まで敷かれることになった1886年に町はバンクーバーとして改名され市政となる。  

カナダの天然鉱物資源および工業製品、石油などを輸出する重要な港としての港湾業や、水産農林業、観光その他によって、バンクーバーの都市圏はその後も順調な成長を続け、周辺の都市と合わせると人口200万人を超え、カナダ第3位の大都市圏を形成している。 

【政府の指導者】

トルドー首相 1971年生まれ 50

 ・2015年第29代首相就任。

 ・父親も2022代首相を務めた。

 ・若いころは教師。

 ・2013年、元首相の息子であり端正なルックスを持つトルドーは、所属の党の党勢回復の切り札的存在として大きな期待を集め、党首に選出された。

 ・新内閣の組閣に際しては、閣僚の男女の人数を同数とした。

                          カナダ編   終わり