イギリス
【MAP】
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現在のヘゲモニー(支配・統制)国家はアメリカ。大英帝国の歴史をまとめて読むことで今後の世界史のことが少しはわかりはしないか、そんな思いがあった。今後のアメリカの横暴をしっかり見る目だけは持っていたい、と思っている。
上図の赤印はかってイギリスの植民地の国を表している
太陽の沈まないタコのような国イギリス
イギリス人は狡猾だとよく言われる。大英帝国、太陽の沈まない国として17世紀から20世紀前半まで世界に君臨してきた。
私にはそれがタコの姿のように思える。イギリス本国を頭に世界中に長い手足、シーレーンが伸びる。優れた海軍力による制海権の支配、確保。本書は栄華を極めた時代から終焉までの検証だ。
それにしてもすごい。世界の海の急所という急所、要衝という要衝を全て押さえていた。地中海の入口ジブラルタル。喜望峰周りの航路の最先端南アフリカ、ケープタウン、アジアの入口マラッカ海峡のシンガポール、マレーシア。そしてインドを中心とする南アジア。中国、香港。
公式帝国、非公式帝国を合わせると一時は世界の1/4を支配。
一時はアフリカ、中国(清)、南北アメリカに強力な影響を。完全に独立していたのはヨーロッパの半分とロシアだけでは?
非公式帝国の一部には明治維新から数年の日本も入っていたとさえ言われる。少なくともイギリス人の意識はそうだったらしい。
無知な私は昔から疑問だった。
カリブ海の国々にどうしてあんなに黒人がいるのか? 「アンクル・トムの小屋」を子供の時に読んだせいか、「黒人奴隷=南部アメリカ」という印象が強い。実は初期の帝国膨張期、イギリスはカリブ海、西インド諸島、アフリカの奴隷貿易、奴隷制プランテーション、三角貿易で多大な利益を得ていたとはしらなかった。そこには英国紳士の気品などはありはしない。人を人とも思わない冷徹な狡猾なビジネスマンが存在しただけである。 ↖ 左上へ続く
「イギリス帝国の歴史」(秋田茂著)より
【首都ロンドンの観光地】
バッキンガム宮殿 エリザベス女王邸宅
ロンドン塔 政敵や反逆者を処刑する死刑場となった
グリニッジ天文台
女王エリザベス2世が週末に過ごすウィンザー城
ロンドン・アイ 高さ135mのヨーロッパで最も高い観覧車
ビッグ・ベン 時計台の高さは96.3m
大英博物館 イギリス国内では「泥棒美術館」と皮肉られている。それはかつての植民地から無許可で持ち出された収蔵品が多いためである。
イギリスのパブ
【スコットランド】
スコットランドは羊の牧場を見ながらバスの旅
【夏目漱石】
夏目漱石
夏目漱石ゆかりの地 ピトロッホリー
夏目漱石が滞在した別荘
【スコットランドの首都エディンバラ】
エディンバラ城は切り立った岩山の上に立つ要塞で、その起源を7世紀までさかのぼることができる。日曜日を除く毎日13時になると、城の大砲が鳴り響く。
民族衣装キルトを着る人は多い
グレート・ハイランド・バグパイプを鳴らして観光客にサービス
【乞食】
読書に熱心なインテリ乞食
ついでに乞食でもしてみようか
ワンちゃんも乞食体験?
スコットランドの職業乞食
エジンバラの街を歩いていると乞食が良く目に付いた。しかし彼らを見ていると、貧しさを感じないのである。上の(写真左)はザックを横に置き、厚い本をしきりに読んでいる。乞食が読書をしているのは100カ国旅行で見た事が無い。さすが先進国の乞食はレベルが高いと思ってしまった。(真ん中の写真)のお爺さんはザックを座布団代わりに小奇麗な服装。一風旅行者が体験乞食をしているようだ。
感心したのは(写真右)の乞食さん、ワンちゃんと同伴である。同じように、別のワンちゃん同伴の乞食さんは、人間もワンちゃんも寒さ防止の為に暖かそうな寝袋にくるまっているではないか。
どうも不思議なので調べてみた。
すると、スコットランドには「職業乞食」がいると言う。
大半が家を持ち、市から福祉の給付を受け取っていながら週に数百ポンドを稼いでいると言う。
物乞いをするのは「ライフスタイルの選択肢」で、 やむを得ずやっている人は誰もいないという。
彼らが本当のホームレスだと信じた住民や観光客から週に200ポンド(約3万円)を得ている人もいると言われているそうだ。 恵みを受けたお金は、大半の人が依存している薬物やアルコールに使われてしまうという。これは先進国病?
【スコッチ・ウイスキー】
ウイスキーの本場 スコットランド
スコッチウイスキー飲み比べ
両開きの1品、お店で飲んでみろと推薦
連日ホテルの自室で大宴会、ビール・ウイスキー・サラダ・ツマミ・激辛ラーメンなどなど。ウイスキーは飲み比べ
・面積 日本の約3分の2 ・人口 6700万人
・首都 ロンドン(人口1200万人) ・宗教 英国国教会等
・略史 1066年ノルマンディ公ウィリアム、イングランドを征服~1707年スコットランド王国及びイングランド王国合併、グレートブリテン連合王国成立~1801年グレートブリテン及びアイルランド連合王国成立~1973拡大EC加盟~2020EUから離脱
・産業 自動車、航空機、電気機器、エレクトロニクス、化学、石油、ガス、金融
・先進国 国際連合安全保障理事会常任理事国の一国(五大国=アメリカ・イギリス・フランス・中国・ロシア)であり、G7・G20に参加する先進国。
・経済 2015年のイギリスのGDPは2兆8584億ドルであり、世界5位。人間開発指数は世界第14位で「非常に高い」に分類される。
【ユーロスター】
ロンドン~パリ間 2時間少し。体験乗車をした。
ユーロスター車内
工事は日本の川崎重工のトンネル堀削機も活躍した。
ユーロスター車内
ドーバー海峡をアッという間にすぎる。
ビュフェでティタイム
【政府の代表者】
ジョンソン イギリス首相 1964年生 57才 ジャーナリスト、歴史家、議員
・ロンドン市長(2期)を歴任し、2019年イギリス首相に就任した。
・父親は元欧州議会(イギリスは脱退)の議員の子として、ニューヨークで誕生、その後家族とともにイギリスに戻り、オックスフォード大学を卒業。
・ジャーナリストとして活躍。
・政界入り後、2005年に影の内閣の高等教育大臣に任命される。
・アメリカのバラク・オバマ大統領が英国のEU残留を求めた際には、「オバマにはケニア人の血が入っており、反英感情がある」と発言、人種差別的であるとして物議を醸した。
・イギリスにおいてもっとも人気のある政治家の一人である。
・ジョンソンはサイクリング好きで知られ、自ら自転車通勤している。
・フランスの新聞ル・フィガロ紙は「ボリス・ジョンソンはしばしばドナルド・トランプと比較される。
・親中内閣を標榜し、一帯一路への「熱狂的な支持」を表明し、英国を中国の投資のため「ヨーロッパでもっとも開かれた経済」を維持することを約束した。
女性関係
・大学卒業後の1987年、アレグラ・モスティン=オーウェンと最初の結婚。
・1993年幼馴染のマリーナ・ホイーラーと結婚し、4子をもうけた。2018年離婚。
・2009年に、芸術コンサルタントのヘレン・マッキンタイアとの間に女児をもうけていたことが後に暴露された。
・2020年2月29日に婚約を発表。サイモンズが妊娠中であることも明らかにした。2人にとって
第1子となる男の子を出産した
イギリス編 終わり