サンマリノ

【MAP】

四方をイタリアに囲まれている。

・面積 61.2km2(八丈島と同規模) 世界で5番目に小さなミニ国家である。

・人口 34,000

・首都 サンマリノ

・略史 4世紀初頭、ローマ皇帝によるキリスト教徒迫害を逃れるため、マリーノという石工がこの地にたてこもり、信徒を集め共同体を作ったのが建国の伝説とされている。中世にも天然の要塞を利用し外敵の侵入を防ぎ、自由と独立を守り続けた。1631年にローマ法王により独立的地位を認められた。

・外交 サンマリノは四方をイタリアに囲まれており、歴史的・地理的・経済的に最も同国との関係が深い。イタリアとの友好善隣条約のもとに、通信や郵便等の運営協力を通じて同国と密接な協力関係にある。実際にはイタリアの保護国に近い状態が続いている。

・産業 観光、金融、繊維、電気、製陶等

・経済 切手収集家向けの切手を独自に発行しており、一定の財源となっている。他に重要な収入としては、イタリアからの援助と移民からの送金がある。

【境界】

ここから先がサンマリノ、国境だがパスポート不要、ヨーロッパは楽!

     左がサンマリノ、右がイタリア

【創始者】

この国を開いた石工マリーノは今は聖人

         石工マリーノが教会を作る想像図

【景観】

    山麓の町ボルゴ・マッジョーレ

           ティターノ山

           サンマリノ共和国の要塞、ロッカの塔

【現地ガイド】

   サンマリノ観光課の女性がガイド

ガイド嬢は誰かに似ている・・・そうだ皇太子妃!

【政府の指導者】

行政執政で、大評議会議員(60名)の中から互選によって選出される。特定の執政による独裁化を防ぐため執政は常に2と決められており、しかも執政の任期は6か月のみで再選は3年間認められない。2名の執政は一方が国家元首他方が政府代表とされている。

 

・審議 人口がわずか3万人ほどのミニ国家であるサンマリノでは、国民全員が「顔見知り」に近い状態であり、自国民では中立公平な審議や判決が困難であるという理由から、サンマリノでの裁判はほとんどが外国人裁判官によって行われる。基本的にはイタリアから赴任する形をとっている。

サンマリノ編  終わり