ガーナ

【MAP】

ギニア湾の国々はイギリス、フランス、ドイツの植民地が長く続いた。

ギニア湾に面する各国は通称「奴隷海岸」「黄金海岸」「象牙海岸」「胡椒海岸」と揶揄された。

  現在のギニア湾は、波静かで椰子の木が立ち並ぶ平和な海岸である。

【豪華になる飛行機】

アラブ首長国連邦のドバイを本拠地とするエミレーツ を利用した。二階席はフアースト、ビジネス専用私はいつものように貧乏席。ラウンジはファーストとビジネスの乗客専用シャワー・スパはファーストとビジネスの乗客専用。世界初、13,000メートル上空でシャワー の気分は?

首都 アクラ】

ガーナの面積 日本の約3分の2、人口3,000万人、 

首都アクラ 人口230万人 

建国の父  エンクルマ

アフリカ独立の父 エンクルマ記念公園

エンクルマの銅像

 エンクルマは1960年大統領となった。当時ラジオや新聞で「エンクルマ、エンクルマ・・・」と耳や目にしたが珍しい名前だな~と考えていた。ガーナとかアフリカと聞いても、当時の日本では馴染みがない。

 2012年、52年後にそのガーナに旅行することになり、まさかのエンクルマの記念公園を見ることになった。隔世の感である。

 21世紀に入った現在、ガーナ国内におけるエンクルマの評価2つに分かれている。ガーナ独立の英雄として、建国の父として若い世代中心に人気が高い一方、エンクルマ時代を経験した世代には経済の混乱や独裁政治によってあまりいいイメージをもっていないものも多い。


 エンクルマは植民地支配を受ける地域や独立間もない国家への支援を積極的に行ったが、これは内政の停滞を招き、結果的にゴールドコースト時代、アフリカで最も先進的だったガーナの財政を傾ける原因の一つとなった。内政面でもガーナは一党独裁制国家となった。

 欧米諸国のガーナへの援助が滞るようになると、エンクルマはもともとのアフリカ社会主義思想をさらに急進化させ、ソヴィエト連邦中華人民共和国といった社会主義国に接近するようになった。しかしこの動きはアメリカ西側諸国をさらに反発させることにつながった。

北京へ訪問中に、CIAに支援され軍事クーデターで失脚した。時代の寵児で終わってしまったのである。

【野口英世ここに死す

 ガーナ大学医学部付属病院内に、野口メモリアルガーデン&野口英世記念展示室がある。
 野口英世はロックフェラー研究所に所属し、アクラで黄熱病の研究を行っていて、その黄熱病で1928年に亡くなった。51歳であった。展示室には、写真,新聞記事,顕微鏡,母からの手紙等が展示してある。 

野口英世の銅像

よく似ています

当時の講義室 

毎日、我々はお会いしています

【資源】

カカオ豆生産量世界第2位、金世界産出国第6位 ダイヤモンド第15位 原油輸出額26位 

【変な仕事!】

門扉販売店。ガーナは入口の門扉にこだわる。

中は掘立小屋?門扉がステータスらしい

棺桶屋
コーラの缶を棺の上に。死んだ人は飲み物を売っていたのであろう 

ガーナではユニークな棺桶を作ったり、葬儀にはたくさんの人が参列する 

織物屋
男ばかり、女性が織物をしないのは、長時間座っていると子供が出来なくなると信じているという。 

木の皮をお餅のように臼でついて、長時間煮詰め、抽出した汁からインクを作る。そのインクをスタンプにつけ布に刻印

西アフリカ最大 クマシ中央市場】

トタン屋根の中は家賃が高いのだろう、後楽園ドームより広い 

車も人も大混雑

キャッサバ(芋)を持ちあげて、サア~写真を撮れとポーズ、底抜けに明るい 

【ガーナの食事】

ガーナはこの大きな魚のから揚げが多い。オイシイ!

魚、バナナの揚げ物、ひよこ豆

【エルミナ】

活気に満ちたエルミナの漁村と魚市場。手前右側が黄金海岸、手前左側にエルミナ要塞 

大きな魚をさばくたくましい女。異様なにおいと熱気 

ケープ・ゴースト要塞

要塞

奴隷

奴隷部屋、窪みは汚物を流すトイレ 

今は多くの花束が 

オバマ大統領一家が訪れた。

【アフリカと中国】

 中国企業は労働力を搾取し、資源を奪うという単純な理由のために、アフリカに進出している。アフリカが持つ全ての価値を搾り取り、アフリカをもう一つの中国大陸に変えようとしている。重商主義の時代に欧州からの入植者たちが行ったことと、同じことをしているのだ。

違うところがあるとすれば、かつての入植者たちよりさらにひどい、ということだ──。

【政府の指導者】

アド大統領 77才 

検事総長、外相、2017年に大統領に就任

実家は政治家一族。父親は最高裁判所長官、1970年から1972年まで大統領

・イギリス留学、帰国後弁護士。

・妻は、第三共和政時代に国会議長を務めた裁判官。

・大統領選には3回目で当選した。

・他人の演説を取り入れて物議を引いたことが何度かあり、信頼性に欠けている。

ガーナ編  終わり