ニカラグア
【MAP】
ワンポイント情報
・面積 北海道と九州を合わせた広さ
・人口 660万人
・首都 マナグア(人口185万人)
・民族 混血70%、ヨーロッパ系17%、アフリ
カ系9%
・経済 主に農牧業
【国境】
中米の国境は緊張を強いられる。南米から麻薬がアメリカに渡る通過点の為、厳しいが、日本人は例外の様である。
国が変わると、車とガイドが入れ替わる。どの国も観光は重要な収入源。
国境でツアー客の荷物を運ぶポーター、ツアー客は出国審査を終えて、歩いて次の国の入国審査所へ行く。
道路沿いの果物売り、貧しくこの様な小屋ばかり。
ニカラグアはバナナ、コーヒーが名産。
【運河】
ニカラグア運河の夢
ニカラグア湖は、ニカラグアにある淡水湖。
ラテンアメリカではチチカカ湖に次いで2番目に広い湖であり、世界で10番目に大きい淡水湖である。
最大のオメテペ島には二つの火山がある。さらには、定期的に強力な暴 風雨を発生させることでも知られている。
ニカラグア湖は、マナグア湖からティピタパ川が流入し、サン・フアン川を通じてカリブ海に流出する。
パナマ運河の完成前、駅馬車線が狭い地峡を経て小高い丘を抜けて太平洋につながっていた。
最初の大洋間をつなぐ運河の計画は、ニカラグア運河としてこのルートを利用することを考えたが、代わりにパナマ運河が作られた。
ニカラグア国内では現在でも定期的に自国に運河を作る計画が持ち上がっているが、カリブ海に通じる川の下流は、隣国コスタリカ側にあり、コスタリカは自然保護の国でもあり実現は難しいと言われている。
ニカラグアでは、運河の工事を中国、ロシア、日本に求めているとも言われている。
運河を造るには、太平洋側のわずか数十キロ(赤線)であり、後は湖と川で非常に効率的なのであろう。
【ニカラグアとは・・・】
ニカラグアとは
ニカラグアは狭義の中央アメリカで最も面積が広い国である。1936年から1979年まで続いたソモサ一家の独裁政治と、ソモサ独裁に対するニカラグア革命後の内戦のために開発は極めて歪な形でなされ、そのために国民所得や識字率などが中央アメリカでも未だに低い水準にある。
労働人口の40%以上が第一次産業に従事しており、主要産業はコーヒー、バナナ、サトウキビ、牛肉、葉巻など。
左図はモモトンボ、この火山は左右対称の均整のとれた姿をしており、その形はニカラグアのシンボル的存在として、マッチ箱の表紙絵から革命的な壁画にいたるまで様々な場所に用いられている。
【クルーズ】
ニカラグア湖と火山
ニカラグア湖クルーズ
町の中心部から東に歩いて約1kmのと
ころに湖畔に面した公園がある。ニカグ
ア湖は琵琶湖の11倍ほどの面積で、湖畔
から見た眺めは海のようである。
ボート・クルーズは1時間、野鳥や樹木、
億万長者の家が建つ「群島ラス・イレータス」を
訪れる。
ニカラグア湖クルーズ
ガイド付き
億万長者の別荘「ラス・イレータス」の小島
小島の別荘はコーヒーやバナナで財をなした長者が所有。電気、ガス、水道、上下水道も完備させるので、ン億円とか
ガイドの手品、島にある白い植物の茎を手にした
植物の茎を折ると花の様な芽が広がった。びっくり〜、パチパチパチ
【モンバッチョ火山】
モンバッチョ火山管理事務所
山の模型、上の部分が爆発で吹き飛んだ
吹き飛んだ岩石が、ニカラグア・クルーズで見た小島になったと言う。その数は無数
トレッキング開始、およそ2時間
頂上はお花畑が延々と続く
アップダウンと濃霧の中を行く
人がやっと通れる。火山の贈り物
【 古都 グラナダ】
タブベイアは国の木で街路樹、国中ピンクに染まる
グラナダのコロン公園
グラナダは中米最大の湖であるニカラグア湖に面した湖畔の町であり、1524年にスペイン人によって現在のニカラグア領内で最初に建設された。
ニカラグアの古都として知られており、訪れる観光客も多い。現在でも伝統を重視した生活を営む人が多く、町全体にもどことなく落ち着いた雰囲気が漂っている。
人口は約11万人でニカラグア4番目に大きい都市である。スペインの都市グラナダにちなんで名づけられた。
町は、ニカラグアの支配権を得ようとするイギリス、フランス、オランダの海賊との戦闘や侵略に遭い、被害を受けた。
長い間、グラナダはニカラグアの主要都市としてレオンと主導権を争った。グラナダは保守層に人気があり、一方レオンはリベラル派に人気があった。1800年代、2つの都市の妥協位置として、最終的に中間地点のマナグアがニカラグアの首都として創設された。
古都ゆえ教会が多い
スペイン風の建物が多い
【 首都 マナグア】
マナグア 破壊された街で一番立派なビル、コーヒー地主の所有
丘の上には、現大統領奥さんの発案で塔が
塔の側には現大統領の宣伝像が権力の象徴?
マナグアは、ニカラグア共和国の首都である。人口は約185万人。中央アメリカでグアテマラシティに次いで二番目に大きい都市である。
1857年、ウィリアム・ウォーカー率いるアメリカ傭兵隊によって、グラナダが破壊された後、マナグアに首都が置かれた。
【ランチタイム】
風情のあるレストランでランチタイム
ニカラグア・ビール
最高に旨いシーフード・スープ、具が一杯
奥がバナナ、手前がプランテーン
プランテーンは生で食べても味がしなくまずい
プランテーンとは・・・
1本の長さが、小さいものでも20cm、大きいものだと30cm以上。このバナナは(正確にはバナナではなく、バナナに似たもの。)仮に黄色くなるまで熟させても、ほとんど甘くならない。実も硬いので、はっきり言って生食は不可能。ではどうやって使うのかというと、芋のように使う。煮たり、揚げたり。生で食べても味はしなかった。
プランテーンを使うのは、ほとんどがアフリカ人か南米人。東南アジアの人達は、なぜか興味すら持たないそう。
【コーヒー】
コーヒー豆生産量、世界第13位のニカラグア。
スターバックスコーヒージャパンで取り扱い
【独裁と治安】
独裁の大統領夫妻
治安は最悪
【独裁者】
オルテガ ニカラグア大統領
妻でロザリオ・ムリーリョ ニカラグア副大統領
選挙でのオルテガ大統領夫妻
町中に大統領の看板
大統領官邸
大統領夫妻。夫人の指には宝石が一杯、多分国家予算の何分の一になるかも。
【政府の指導者】
大統領と副大統領の妻は国を自分達の所有物として20年も君臨
オルテガ ニカラグア大統領 1945年生 76才
・1985大統領就任(任期5年)。
・2006年再選禁止を憲法改選し、2回目の大統領。2011,2016,2021と5期当選。
大統領選挙への出馬を予定する他の候補者を拘束・軟禁するなど独裁を強めている。
・妻も2017年より副大統領を務めている。
・1980年、アメリカのレーガン大統領はニカラグアを「西半球のガン」と呼んで敵視した。
・オルテガを含む政権幹部は、苦しむ民衆を横目に旧ソモサ派(前の独裁者)から接収した豪邸に住み、高級外車を乗り回すなど腐敗の様相を帯びた。
・2021年11月に行われた大統領選で、4期連続の当選を確実にした。選挙管理委員会が公表した暫定中間集票によると、獲得した投票数は75%だが、対立候補の大半が投獄されたり、亡命したりしており、アメリカは「茶番」と非難していた。
・キューバ、ベネズエラ、ボリビア、エクアドルなどの社会主義国と歩調を合わせ、ロシア、中国、イランとも友好を深め今や独裁色を深めている。強権的な独裁政治が「社会主義者が億万長者になった。」と批判されている。
ロザリオ・ムリーリョ ニカラグア副大統領 1951年生 70才
・オルテガ大統領の妻、5回目の結婚、10人の子女あり。
・2017年より副大統領。
・長女がオルテガ大統領から11歳の頃から性的虐待を受けていたと非難する事件有り。
ニカラグア編 終わり