チュニジア
【MAP】
アフリカの北、地中海に臨む
地中海を挟んで向かいはギリシャ
【チュニジア料理】
チュニジアン・サラダ
ローカル料理の牛肉トマト煮込み
デザートはもちろんオレンジ、毎回オレンジが出てくる
【チュニジア料理とは?】地中海料理!
チュニジアは北アフリカ、地中海が近いことから、地中海料理が楽しめる国として広く知られている。チュニジア料理はギリシャやイスラムの影響を強く受けているのと同時に、イタリアが近いことから、クスクスやオリーブオイルなどの文化も取り入れている。チュニジア料理が世界的にも有名なので滞在中美味しい料理とワイン、ビール、そしてチュニジア・ブルーの海が見える幸せをかみしめてきた。連日の料理の一部を掲載した。
ロシアンサラダ
イノシシの肉のトマト煮込み
港町ゆえ魚介類が豊富、シーフド
オレンジのサラダ
シーフードとクスクス料理
カジキマグロのロール焼き
ノルマ風パスタ
イワシのパスタ
カジキマグロの煮込み
【観光地 シディ・ブ・サイド 】
首都チュニスにある観光地である シディ・ブ・サイドの住宅は、アラブ建築、アンダルシア建築の組み合わされたもので、鮮やかな白い壁に青い扉が特徴である。 〈白と青の小さな楽園〉 との異名がつけられている。
【水道橋】
ザグーアン山脈からカルタゴまで
後方がザグーアン山脈
全長132キロは世界一の長さ
ザグーアンの水道橋
全長132キロという長さを誇る、世界最長のローマ水道。
AD2世紀、ローマ皇帝ハドリアヌスの時代、ザグーアン山脈が水源で132キロ先のカルタゴまでつないでいた。高低差330m、1kmでおよそ15センチ自然に流れる仕組みであったと言う。現存しているのは20kmで、アラブ人に破壊されるも修復しながら使っていた。
【オリーブ】
オリーブは様々な用途に使われる
チュニジアは世界で8番目のオリーブの生産国
【略史&国民】
略史
カルタゴ国家~ローマ帝国~アラブ侵入~オスマン帝国~フランスの保護領~独立~ジャスミン革命(民主化運動)「アラブの春」として連鎖
国民
アラブ世界で最も女性の地位が高い国となっている。イスラム世界では珍しく、チュニジアは中絶が法律で認められている国である。
【ベルベル人】
ベルベル人は、北アフリカのマグレブ(モロッコ、アルジェリア、チュニジア、西サハラの北アフリカをさす)の広い地域に古くから住み、ベルベル諸語を母語とする人々の総称。北アフリカ諸国でアラブ人が多数を占めるようになった現在も一定の人口をもち、文化的な独自性を維持する先住民族である。
ベルベル人という名称はローマ人による蔑称である。ベルベルの呼称は、ギリシャ語で「わけのわからない言葉を話す者」を意味するバルバロイに由来し、ヨーロッパの諸言語で Berber と表記されることによる。
ベルベル人はアラブ人から身を守るため、平地を追われこの山間の地で、岩の奥や陰に住まいを造った。バスで道路を走っていても決して穴居住宅を発見できない。日本で言うところの、平家の落ち武者を思い出した。
国道沿いの小高い丘に、観光用のベルベル人のテントを発見
テントの奥の細い道を進む
突き当りには小さな広場があり、いくつかの洞窟がある
ここは台所、右側にガスボンベ、正面と左には食器棚
チップをガイドから受け取り、お茶を提供。奥さん。
地上から見た穴居住宅、周囲は荒れ野でこの位置に立たねば穴居住宅は発見できない。
【スターウォーズ】
スターウオーズのロケ地
ロケの現場を見学
今夜のホテルは「穴居住宅」体験
部屋は窓がなく、穴倉。ピンクの装飾が異様
【チュニジア第3の都市 スース】
第三の都市、スースの街並み。人口は約43万人。
アラブらしい、水たばこを吸っている。
イスラム国だがワインを生産、さすが宗主国フランスの影響か、銘柄マゴンは超人気!
地中海に面しているので魚介類が豊富、本日は魚料理でスズキの揚げ物、美味!
【12月は柑橘類の宝庫 】
国道沿いには柑橘類を売る店が多い
ザクロ
オリーブ
ザクロを買ったが、20個程度で100円
街の至る所でたわわに実るナツメヤシ
ナツメヤシの果実はデーツと呼ばれ、収穫した果実を乾燥させて保存
【カルタゴ】
フェニキア人の地中海の航路は反時計回りであり、地中海貿易で栄えた
左が商業港、右が軍港
現在の商業港と軍用港
カルタゴ遺跡
古代カルタゴの「商業港・軍港跡」
この港の設計は左に商業港を配置し、軍港はその右最奥部に配置して水門を締め切り、敵に発見されにくくしたそうだ。
またカルタゴは交易が得意で、地中海沿岸の諸国と貿易を盛んに行っていたという。自国の商品(銀、銅、鉛など)を輸出する一方で、ペルシャやエジプトから陶器などを輸入していたという。
こうした貿易のための商船が200隻ほどいたらしく、これらが倉庫群のある手前の港に出入りしていたのである。
この軍港には220艘の軍艦が係留できたそうで、1艘の船は漕ぎ手300人、兵員300人が乗船できる大型船だったという。
港に勢揃いした時の様子はさぞかし壮観だったに違いない。この港を中心に奥の丘陵地帯に向けて市街が構成されていたのである。写真の左手正面の小高い丘(ピュルサの丘)がそれで、頂上には博物館(小さな塔のあるベージュ色の建物)がある。
【政府の指導者】
サイード チュニジア大統領 1958年生 63才 法学者・大学教授・政治家
・2019年大統領就任。
・2018年に退職するまで、チュニス大学に教授として勤務していた。
・夫人は裁判官をしていた。
チュニジア編 終わり