ザンビア

【MAP】

ザンベジ川から国名決まる

ビクトリアの滝がジンバブエとの境界

  野生動物の国立公園が8か所

世界三大滝 ビクトリアの滝】

橋の真ん中が、ザンビアとジンバブエの国境。手前がザンビア

 ジンバブエとの国境に流れるザンベジ川には世界三大瀑布の一つと称されるクトリアの滝があり、アフリカを代表する動物、ゾウカバキリンシマウマヌーも多く住み、大自然が大変よく残されている。

 国名、国の西部から南部を流れるザンベジ川に因んでいる。

国境の手続き

入国手続きを終えてパスポートをバッグに収める観光客

今まさに国境に入る

「雷鳴の轟く水煙」の名の通り、水煙が立ちのぼる。増水期には1km上空にまで届くという 

【カフエ国立公園】

アフリカ最大級の国立公園 

サバンナが広がる

アフリカゾウカバシマウマどの野生動物 もいる

【ロワーザンベジ国立公園】

100頭を超えるゾウの大群を見られることがしばしばあり、その他カバやバッファロー、ウォーターバックをよく見られる。ライオンやヒョウも多数生息している 

首都 ルサカ】

イギリス連邦加盟国。

・首都はルサカ、人口233万人。ザンビアの人口は1,735万人 ザンビアの面積 日本の約2倍。

世界平和度指数ランキングでは163か国中48位となり、アフリカでもっとも平和な国の一つとして評価されている。

 ・宗教 8割近くはキリスト教、その他 イスラム教、ヒンドゥー教、伝統宗教。

・1964年の独立以来、概して内政は安定的に推移している。
・独立前はポルトガルとイギリスが銅の利権をめぐり争い、イギリスが勝ち植民地化した。

首都ルサカの日曜市

子供たち

 ザンビアは人柄がとても温厚で、シャイな人が多い。

 周りを8カ国に囲まれながら、大きな戦争の歴史を持たない穏やかなザンベジ人の国民性も、大いなるザンベジ川の賜物だといわれている。 

【盛んな農業】

 2000年代後半から急速に食糧生産が増大し、食料自給率が150%を上回る、アフリカでは希少な農業大国となった 当初、社会主義政策で土地私有こそ認めなかったものの、99年間の土地リース権が認められたため事実上土地私有が可能になり、 ザンビアの穀物生産量は急伸した。 

【ザンベジ川サンセット・クルーズ

 ザンベジ川は南アフリカ一の大河。クルージングする付近は中流域に当たり、ザンビアとジンバブエの国境を隔している。流れはゆったりとしており、下流数kmに幅1800m、落差100mもの巨大な滝が口を開けている

  クルーズ用小型観光船は野生動物の影を求めて夕暮のザンベジ川を右へ左へと周航する。遭遇する動物はワニ、ゾウ、カバなど。 船上ではビールなど飲み物 、食べ物。サンセットが美しい。

【経済と政治】

ザンビア 銅鉱山(中国資本)

ザンビア 銅鉱山 露天掘り

経済

銅が輸出額の約6割を占める。世界第7位のの産出量。世界第6位の産出量があるコバルト

・農業や観光等に力を注いでいる。

社会主義体制をとっていたため、対外債務の増加と汚職が経済成長の阻害要因となっている。だが、アフリカでは希少な農業大国

・中国との関係 銅鉱山を買い取った中国人による弾圧や、賃金未払いによる労働者に発砲した事件などでザンビア国民の対中感情は悪くなってきている。

政治 

ザンビアは共和制大統領制をとる立憲国家で、大統領は、国民の直接選挙により選出される。2期10年のみ。

政府の指導者


エドガー・ルング  65才 

・2015年大統領当選

マイケル・サタ大統領のもとで、法相や国防相を務め、後継者として当選した。

 大統領のサタは、中国資本を国内から追い出すことを公約し「日本の方が我が国に貢献している」と発言している。

・大学卒業後法律事務所勤務。兵役後は法曹界に復帰し、それから政界入りした。

・大統領就任後、銀行の金利の引き下げを約束した。

332人の囚人に下されていた死刑判決を終身刑に減刑し、ムコベコ刑務所における甚だしい過密状態を「基本的な人間の尊厳を傷つけるもの」として非難した。

・妻エスターとの間に6人の子供がいる

 ザンビア編  終わり