フインランド
【MAP】
・面積 日本よりやや小さい
・人口 551万人 ・首都 ヘルシンキ(人口約64万人) ・宗教 キリスト教
・元首 サウリ・ニーニスト大統領 ・首相 サンナ・マリン(女性)
・略史 1世紀、フィンランド人の定住~11世紀、キリスト教が伝来~1323、スウェーデンの一部となる~1809、スウェーデン,フィンランドをロシアへ割譲~1917、ロシアから独立,フィンランド共和国成立~1948、フィンランド・ソ連友好協力相互援助条約締結~1995、EU(欧州連合)加盟
【首都 ヘルシンキ】
フィンランドの政治や教育、金融、文化、調査センターなど様々な分野の中心都市で、ヨーロッパでも最北の大都市である。
ヘルシンキの繁華街
ヘルシンキ 大聖堂
今日最も有名なヘルシンキの観光名所
シベリウス公園
シベリウスの肖像
【トゥルク】
主要産業 豊富な森林資源を活かした製紙・パルプ・木材を伝統的基幹産業とする。
白樺の木から取れるキシリトール入りガムで子供のむし歯が少ない。
【別荘】
フィンランド人の図書館利用率は世界有数であり、月に1回以上は図書館に行き、月に20冊以上の本やDVDを無料で借りている。
湖のほとりに国民の4人に1人が別荘を持っている、そしてサウナ付きである。
福祉国家であり、多忙な時期に残業して、閑散期に余計に休めるという制度が存在する。
女性の労働力化が進んでおり、特に法律家・医師は女性が半数を占めている。
サウナは約200万あるとされ、フィンランド国民全員が入っても余裕があるという。
フィンランド人にとってサウナは神聖な場所であり、「教会のように振る舞う」という格言がある。
【ムーミンとサンタクロースはフィンランドから】
森と湖、そして・・・ムーミンの国
森と湖、そして・・・ムーミンの国
森と湖、そして・・・ムーミンの国
童話のムーミン、サンタクロースの故郷として有名。
サンタクロースは世界の国々へ・・・
森と湖、そしてムーミンとサンタクロースはこのあたりに住んでいる!
【腐敗指数】
【男女平等】
【世界幸福度報告】
【世界一の福祉国家】
フィンランドの福祉
■家族に対する支援対策
産休・育児休暇が充実、あわせて263日、そのうち産休が105日、育児休暇は158日で、父親母親どちらが取得してよいことになっている。自分で保育をするので、家庭育児手当を受けることができる。最高額が月額約2万5000円程度。さらにすべての児童が16歳に達するまで、親の所得に関係なく児童手当が支払われている 。
■フィンランドの教育制度
・小学校から大学まで、すべて教育費は無料で、9年間の義務教育期間は、給食も無料、教科書も支給される。中学卒業後は高校へ進学するか、職業学校に進学するか進路が分かれる。高校卒業後は進学検定試験を受験しなければならず、その成績と入試の成績で、大学または職業大学校へ進学する事ができる。
【高齢者ケアの内容】
・ホームヘルプサービス (自宅にヘルパーが通い、身体介護および家事を行うサービスと、サービスセンターにおける
デイケア、配食サービスなども含む)
・親族介護給付 (高齢者を介護する親族、高齢者と自治体間で契約を結び、親族に介護給付が支払われる)
・サービス付き住宅 (高齢者専用のサービスのついているバリアフリー住宅。家賃を支払い、必 要なサービスを契約
し、料金を支払う。)
・住宅改造補助(ニーズがあり、かつ低所得高齢者の住宅改造を自治体が提供する)
・施設サービス (老人ホーム、最後の手段であり、入居すると所得の80%を支払うが、すべてのケアを受けることがで きる。ショートステイもある。)
・訪問看護(ケアプランにもとづき、保健センターから自宅へ派遣看護が行われる。)
・ホームケア(訪問看護とホームケアを組み合わせたサービス)
・デイホスピタル(退院後の高齢者、または疾患を持って自宅に住んでいる高齢者の為のデイケアを病院で行う。)
・施設ケア(保健センター病院への入院)
◆ 北欧は世界の代表的な福祉国家
北欧型・・・デンマーク・スウェーデン・アイスランド・ノルウエー・フインランド
国家が国民の幸せに責任をもつ割合が大きく、完全雇用が経済政策・社会政策の目標である。
階級・地位・居住地に関係なくサービスを受けられる。
所得移転(税金を通じて高所得者から低所得者へ配分)が行われる。
平等が基本であり、男女間の平等、女性の労働参加は世界一である。
また女性は男性に経済的に依存しない。
【教育】
大学はすべて国立で無料であり、フィンランドの教育水準は世界トップで、教育における「フィンランドメソッド」(ただ暗記するのではなく、学習したことをいかに表現するかを大切にする。子供たちは楽しみながら、自主性、自立性、発想力、コミュニケーション能力を養っている、が注目を集めている)が注目を集めている。教師は大学院卒が基本で給食は完全に無料である
【シリアライン】
フィンランドのトゥルクからスェーデンのストックホルムまでバルト海を航行。
全長202m、59,912トン、乗客数3013人
船内、12階建て
レストラン
食べ飲み放題
フルコース
船室
【税】
消費税はフィンランドは24%で世界で上から3位の高率だが、フィンランドは高福祉なので、日本の様な教育費や医療費等がかからないので国民の生活は苦しくない。
ちなみに日本の平均年収(平成28年度)は422万円(平均年収.jpより)。
フィンランドの平均年収は520万円 。
消費税の高さと、教育費・医療費が無料、この比較はどうなるか?
【政府の指導者】
首相
マリン フィンランド首相 1985年生 35才 政治家
・マリンは34歳で、世界で最も若い在職中の国家指導者となり、フィンランドで史上最年少の首相となった。フィンランドでは3人目の女性の首相となった。
・両親の離婚後、マリンは母親とその同性パートナーに育てられた。
・大学卒業後、27歳のときに政治家になった。
・内閣の18人の大臣のうち12人が女性になる予定である。
・サッカー選手のマルクス・ライッコネンと結婚。
フィンランド編 終わり
【おまけ】