セントルチア
【MAP】
ワンポイント情報
・面積 淡路島とほぼ同じ
・人口 18万人
・首都 カストリーズ(人口1.3万人)
・民族 アフリカ系(85.3%)、混血(10.9%
・経済 観光業、農業(バナナ、ココナッツ
等)
・イギリス連邦加盟国
【観光地】
セントルシアに寄港するクルーズ船
セント・ルシアとは
セントルシアの名は、クリストファー・コロンブスがこの島を「発見」したとされる日が、聖ルチアの祝日であったという伝承に由来する。聖ルチアは、ナポリ民謡「サンタ・ルチア」で歌われていることで有名なキリスト教の聖人である。
アラワクと呼ばれるアメリカ先住民が3世紀頃に南アメリカ大陸のギアナ地方から海を渡って定住したが、その後、カリブと呼ばれる別のアメリカ先住民が進出してきた。その後先住民はこの島から消滅した。
ヨーロッパ人による定住はフランスが最初で、約100年間ほどフランスが島を統括していた。現地語のクレオール語がフランス語を語源とするのは、ここに由来する。
その後島を巡りイギリスとフランスが争い、17世紀から18世紀にかけて14回領有権が変わった。最終的に1814年のパリ条約においてイギリスの領有が確定した。
先住民アラワク族
→
先住民カリブ族
【首都カストリーズ】
カストリーズ(首都)
2006年の人口は12,904人。
イギリスとフランスの間で所有権が7回も変わったため、第二言語はフランス語であり、ほとんどの地区でフランス語が通じる。
2007年にクリケットのワールドカップが開かれた。また、ジャズフェスティバルが毎年5月に開かれるため、世界中のジャズファンが集まる。
1992年にノーベル文学賞を受賞した詩人・劇作家デレック・ウォルコットの出身地である。
この都市は1650年にフランスによって建設され、1780年にハリケーンで甚大な被害を受け見捨てられた。1844年には4,000人が暮らすようになった。イギリス海軍にとってこの地はカリブ海で唯一親切にしてくれる港だったため、19世紀末になると艦船に燃料の炭を供給する重要な地になった。
カリブ海のホテルはどこも綺麗
現地の国民は殆どが観光業
【名勝地】
ピトン山 (世界遺産)
カリブ海に浮かぶ小アンティル諸島の一部であるウィンドワード諸島に位置する島国セントルシアにある2つの小さな火山である。
高さ743mのプチ・ピトン山と隣の高さ798mのグロ・ピトン山の2つの山からなり、双子の山と呼ばれている。豊かで驚くほど美しい自然を残しており、2004年にピトン管理地域として世界遺産になった。
ピトン山を見渡せる丘のレストラン、チキンのバーベキュー
早速バーベキュー
ダイアモンド・ボタニカル・ガーデンは植物園
【サルファー・スプリングス】
サルファー・スプリングスは、セントルシアのピトン山にある温泉施設。セントルシアがフランス占領下にあった1784年、フランス国王ルイ15世の指示によりここの温泉水サンプルを分析したところ、フランス・エクスレバン温泉同様の温浴効果があることが分かった。そのためフランス総督がこの地にこの温泉を建設。オリジナルはフランス革命後に破壊されたが、20世紀に入って再建された。入り口すぐのブラックプールはここの名物。ミネラルが豊富で美肌効果があり、泥で全身パックもできる。
【政府の指導者】
ピエール セントルシア首相 1955年生 66才
・2021年より首相就任。
・ピエールの母は教師で、父親は警官。
・民間の経営コンサルタント会社を経営。
・1997年より政界進出。
セントルシア編 終わり