インド

米経済誌「フォーブス(Forbes) 2008年発表。

 億万長者の数は世界全体では前年の946人から1125人に増え た。アジアの億万長者は、前年の160人から211人に増加。中でもインド(前年36人から53人)と中国(同20人から42人)が躍進した。 インドは、469人の米国(前年は415人)、87人のロシアに次いで世界第3位。 

 アジアで1番大富豪がいるインドが、大貧国という現実。だから、

「インドは貧しい国ではなく、貧しい人が多く住む国である」と言われる。

 億万長者と貧しい人が多い・・・インド

インドの動物

インド国内では像も立派な働き手、象タクシーが活躍。

ベンガルタイガーは世界で最大の生息地

ラクダも荷運びや観光客を乗せてと活躍。

インドヒョウも恐れられている

優秀な頭脳の持ち主…インド人

 数学の0を生み、世界的宗教や哲学の発祥地でもあるインド。昔から人口が多いので人並み外れた優秀な頭脳の持ち主が現れる可能性ももちろん高い。今でもITや経済学そして医学の世界でもインド人が活躍している。アメリカの科学者の12%、医師の38%、NASAの科学者の36%がインド人だという。ハイテク企業で見てみると、マイクロソフトの従業員の34%、IBMの従業員の28%、インテルの17%、ゼロックスの13%がインド人だ。 

 インドからはエンジニアをはじめとした理工系の優秀な人材が数多く輩出されているなぜこれほどインドには理工系出身の人材が多いの
 1つは親からの厳しいプレッシャーによるインドでは一般的にエンジニアか医者になれば将来安泰といったイメージが定着して いる。親は子供にはとにかく数学や物理/化学に力を入れて勉強をさせる

 2つ目の理由が、学校で学ぶ科目小学校から高校までの12年間を特に数学や物理/化学に集中的に費やし、しかもそれを英語で学んでい る。

 痴漢と性犯罪が多い・・・インド

痴漢除け女性専用電車

★人口増加と痴漢と性犯罪

人口増加の原因

  インドではキス、セックスなどの性的なものがタブーであり、アダルトビデオ、アダルト本などは、一切入手できない。民放で放映されているハリウッド映画なども、性的なシーンはカットされていたりと、かなり徹底されている。

 性的話題はタブー・性教育もされない。一般的には、ここまで禁じられていることに対するフラストレーションが、レイプ事件に発展する原因ではないかとも言われている。また、インドでは基本的に国からの性教育は行わないようで、その知識不足が人口増加に拍車をかけているのではないか、とも考えられる。

インドにおける痴漢

 バスの混雑時には四方八方から手が伸びてきて、痴漢されまくる。

性犯罪が野放しになる原因

1.  国の司法が事件に追いつかないシステム。起訴まで10年かかる。警察は賄賂でもみ消しする。

2.  被害者が後の縁談に影響することを恐れる。

3.  女性の人格を尊重していない。

観光名所

インド門 

第一次世界大戦で戦死した兵士の墓や記念碑を建てるために1917年に設立。高さ42メートル


貧民街

インドの貧困層は、1億7,000万人以上で、その割合は世界の貧困層の約4分の1。

画像は手前が貧民の住宅群、その向こうが一般の住宅街。 

人気の南インド観光・・・  バックウォーター(水郷地帯) 

44の河をもつ、緑豊かな「楽園」のイメージの土地。 紀元前3世紀頃からすでにこの地では交易が盛んに行われており、エジプト、フェニキア、中国、バビロニアなどの地方からの人々で賑わいを見せていた。その後、大航海時代の1498年にポルトガル人が訪れ拠点を築き、続いてオランダ、イギリス、フランスからも相次いで上陸し、象 牙、チーク材、香辛料などを求めてヨーロッパ人の交易が開始された。非常に緑が多く、車窓からは常にヤシ、バナナ、ゴムなどが植樹されているのを見ることができる。

・バックウォータートリップが人気の理由は、ヤシの木が茂り、インドの中でも最も南国的情緒がただよい、舟から人々の生活を間近に見る事ができるため。人気の野鳥キングフィッシャー(かわせみ)もよく姿を見せてくれる。バックウォータートリップにはいくつか種類があり、クルーズ船、ハネムーンボートと呼ばれる貸切りハウスボート、小舟で船頭が漕ぐタイプなど。所要時間が異なるため、船旅の目的によって選ぶ事が出来る。

インド観光 NO1
 タージマハル(アグラ) インドで最も有名な世界文化遺産「タージマハル」。強大な力を持った第5代皇帝シャー・ジャハーンが、妃のために途方もないお金と人力を注ぎ込んで造らせたという権力者の無駄遣いとも感じられるような、それほどに素晴らしく、美しく、インド人だけでなく世界中の人々に愛され続けている、世界で一番美しいお墓。 

インド工科大学(IIT)

は毎年約1万人の定員に対し50万人以上の応募、つまり、倍率50倍以上にもなるインド最難関の大学である。東大が3倍、ハーバードが20倍から、その競争の熾烈さが伺え。 よく「アジアのMIT」と称される事もあが、「IITに落ちたからMIT(マサチューセッツ工科大学に行く」と言われるくらい狭き門となってい 

【政府の指導者】

モディ インド首相 1950年生  70

・貧しい紅茶売りの子で、上位カーストに比べて社会進出や教育水準で遅れている、不可触民被差別民)の生まれである。

・清廉潔白であることも知られている。

・長らく妻はいないとしてきたが、その後、妻がいたことを告白した。結婚生活は破綻しているという。

2014年首相に当選。

・日本の自動車メーカー・スズキ鈴木修会長とも親しく、これらのことから親日家と報じられることもある。スズキの車が圧倒的に多い。

・モディの経済手腕は海外からも期待されており、モディが選挙に圧勝して首相に就任すると、インドの会社の株が数多く買われた。

・インドでは、ヒンドゥー教の思想の影響からトイレを有していない家庭が多い。人口約13億人のうち、52,300万人が屋外排泄している推計もあり、衛生状態の悪化から感染症の発生も見られるなど深刻な社会問題となりつつある。モディ首相は、2019までに約12,000万世帯へトイレを新設することを目指す「きれいなインド」キャンペーンを行っている。

・「彼はほとんどの演説を即興で行い、原稿を使いません。モディが壇上に上がると会場は静まりかえり、いつでも騒がしいことで有名なあのインド人が一斉に口を閉じるのです」と言われている。

インド編  終わり