赤道ギニア

 首都は島

首都があるピオコ島 面積は岡山県程度の
2017平方km

首都のマラオ 人口18万人 首都が島にある国は赤道ギニアとデンマークのみである

アフリカ大陸の中西部に位置する赤道ギニアは、国土のうち約93%がアフリカ大陸にあり、残りの約7%が南太西洋のギニア湾に浮かぶ島々から構成されている。

 赤道ギニアの首都は、メインのアフリカ大陸にはなく、島の1つであるビオコ島に首都を置く、世界でも珍しい国である。

長い独裁政権から「アフリカの北朝鮮」と言われている。

 ここは中国か?

この国は大統領の鶴の一声で何事も変更される。予約のホテルから中国が建てたホテルへ

郊外の新興地区は、道路、ホテル、ビル群が全て中国がプレゼント。そのホテルに入る

ホテルのロビーには独裁大統領の写真

部屋のドアを開けて笑ってしまった。如何にも中国らしい。広い部屋にベッド、椅子が二つ、テレビはあるがあとは何もない。トイレはペーパーのみで歯ブラシなどのアメニティはない。テレビは中国放送のみ。まるで体育館に宿泊したみたいである。

 街並み

     市場は野外

 川で洗濯、その辺に干す。子供は水浴び

1日2ドルで生活する貧しい国民。住宅は劣悪

 庶民の主食はキャッサバ、自生するバナナ

 田舎の学校訪問 

 民族踊りを披露してくれた。後方の女性が講師

  田舎の小学生による民族踊り

   指導する先生(右)と村長さん(左)

田舎の学校訪問

 赤道ギニアのガイドは非常に気を使ってくれる。入国で時間がかかり迷惑をかけたし、ホテルも大統領の宴会があるとかで、他のホテルに変更させられ申し訳ないという。

後進国のガイドは殆どがその国のエリートである。

 この国はガイドする所が殆どないのだ。旅行者はほとんど見当たらない。地元の人々は日本人を知らないようだ。

「チャイニーズ?」 「ニイハオ」と声がかかる。中国人が多いのだ。

 ガイドは街のカテドラル、市場、飛行場・・・と案内するが半日で終わる。あとは海辺、丘、川・・・エコツーリズム ?

 ガイドが一大決心し、田舎の学校に行った。交渉した。OKが出た。 小学生による民族踊りを急遽催してくれた。およそ一時間、先生も生徒も汗を流し一生懸命、しまいには女性の村長まで応援で出てきた。そこまでしなくとも・・・。素朴なこういう時代、日本にもありました。

【政府の指導者】


ンゲマ赤道ギニア大統領 42年目 79才


 スペインの士官学校で学び、母国で大佐になった。

 ・1979叔父である初代大統領ンゲマの独裁政権をクーデターで処刑、軍事政権を打ち立てた。

 19822大統領就任。7選で独裁継続中。

 ・2016年時点でアフリカ最長の政権となっており、君主を除けば世界最長の政権を率いる人物である。

 ・20212月、中国のコロナワクチンを接種し、「中国は赤道ギニアにとって最高の友人であるだけでなく、アフリカにとって最高の友人だ」と述べた。

 ・石油の富は大統領とその一族に集中しており、ンゲマ大統領はアフリカ有数の富豪として知られている

赤道ギニア編 終わり