トルクメニスタン

  独裁の国

            独裁国家だが街並みは綺麗なビルが立ち並ぶ

 天然ガスは狭い国土にもかかわらず世界第4位の埋蔵量の資源国。

 これらの資源の輸出により潤沢な資金流入があるため、経済が豊かで、政府による治安維持が行き届いている。食料品・日用品や住居などの物価が低く抑えられているほか、教育・医療費が無料とされている。このため、国民生活は実質的な収入金額以上に安定しているといえる。 

 国章 真ん中にアハルテケの馬

 国旗

アハルテケトルクメニスタン原産の馬の品種で、同国の国章にもあしらわれている。スピードと長距離の持久力で知られる「黄金の馬」は、過酷な気候に適応し、現存する最古の馬種のひとつと考えられている。 

 入国

中央アジア、発展途上国ではバス移動の時、公共のトイレは殆どない。青空トイレ。男はバスの右側、女は左側。間違うと叱られる。

トルクメニスタンの入国、国境に入ると早速大統領の大きな看板、すぐ独裁と分かる。

 どんな国?

天然ガスが豊富で国は潤っている。

国民生活は以前までガス・電気・水道・学校は無料。

何分世界第四位のガス産出国である。

世界第二位の大きさの絨毯

 独裁者

 独裁の一つとして、毎年の綿花の収穫作業に、教師や医師を含む1万人以上の公務員と1015歳までの児童も従事させられており、国際的に問題とされている
 国境なき記者団による「世界報道自由度ランキング」では最下位にランクづけされており、情報の統制が色濃い面が見受けられる

 大統領の金箔の銅像

 ホテルや学校、首都には50m置きに肖像画

   初代大統領

 第二代、現大統領

 欧米からは「中央アジアの北朝鮮」、前大統領は「中央アジアの金正日」と言われるほどの独裁国家 であった。

 電気、ガス、飲料水については無料であったが、現大統領からは有料となった。肖像画も前大統領の物から自分の肖像画に変えている。 

 観光NO1

地獄の門

トルクメニスタンにある洞窟に貫通する形で崩落した天然ガス田である。メタンガスの拡散を防ぐために地質学者によって火を付けられ燃焼が続いている。ここのガス埋蔵量は世界最大級とされる。直径約70 メート、深さ約20 メートル

 洞窟から放出された有毒ガスが近隣の町に及ぶ危険性が生じたため、技術者たちはガスに火を付けて燃え尽きるのを待つことにした。当初は数週間以内にガスは燃え尽きると予想されていたが、技術者たちの予想は外れ、実際には半世紀が経過した現在もなお燃え続けている。

 中央アジアトルクメニスタンにある   カラクム砂漠 同国の国土の約70%を占める。「死の砂漠」の別名を持つことでも知られている。 

 人気の食べ物

トルクメニスタンの特産品メロン、トルクメニスタンにはメロンの日という祝日がある。 

   揚げパン

ケバブ料理は何処の国でもうまい

 女性

花嫁さんは常に被り物を放さない風習

【政府の指導者】

ベルディムハメドフ  トルクメニスタン大統領 1957年生 63才

トルクメニスタン国立医科大学を卒業、その後は歯科医師として活動した。

2007年第二代大統領に当選。なお、初代大統領ニヤゾフは独裁で世界から非難された。

・長男のセルダルは産業・建設相に任命されている。

・ベルディムハメドフが大統領に就任して以降は、高齢者向けの年金の復活や閉鎖されていたアシガバート以外の病院再開、そしてオペラサーカス映画の解禁、インターネットの利用の解禁など脱ニヤゾフ化政策を進めている。

・脱ニヤゾフ化を進める背景として、ニヤゾフ前大統領による頻繁な粛清で、国家機構の人材不足が深刻になっていることが指摘されている。

・豊富な天然ガスをテコにした資源外交を活発化させている現政権としてはニヤゾフ政権の異常な体制を廃止することで国際社会での孤立化を回避する狙いもあると見られている。

・電気、ガス、飲料水、食卓塩については2003年から無償供給としていた制度を止め、有償化した。

トルクメニスタン編   終わり