バルダーズゲートBaldur's Gate
商人・商家
バルダーズゲートBaldur's Gate
商人・商家
D&D 5版(1490年代DR前後、および『バルダーズ・ゲート:地獄の戦場アヴェルヌス』の時代設定)におけるバルダーズ・ゲートは、上層都市(Upper City)に住む貴族(パトリアー / Patriars)と、下層都市(Lower City)を牛耳る富裕な商人たちが経済と政治の覇権を競い合っています。
1488DRから1490DR時点で街を動かしている有力な商家、大商人、および関連する商業組織をまとめました。
1. 街を支配する有力な貴族商家(パトリアー)
パトリアーは古い血筋の特権階級であり、同時に莫大な資産や貿易ルート、不動産を所有する「最高峰の商家」です。
ヴァンダム家(House Vanthampur)
解説:1490DR時点で急速に台頭し、街の最高権力に手をかけつつある最有力家系。家長のタラムラ・ヴァンダム(Thalamra Vanthampur)は公爵(大公評議会の一員)にまで登り詰めています。街の水利(下水道)や税収、鋳造所を牛耳る、実質的に最も恐れられている商業・政治一家です。
オーバロン家(House Oberon)
解説:街で最も裕福な家系の一つ。織物、香料、高級ワインの輸入を独占しており、上層都市に広大な邸宅(オーバロン邸)を構えています。
シルヴァーシールド家(House Silvershield)
解説:代々大公を輩出してきた伝統ある名門商家。金融、土地への投資、そして神殿(主にラサンダー教会)との強いコネクションにより、多大な経済的影響力を持っています。
コールドウィン家(House Caldwell) / ハラール家(House Hullark)
解説:いずれも上層都市の「貴族」でありながら、下層都市の貿易商たちを小作人のように扱い、港湾取引のピンハネや不動産投資で暴利を貪っている有力な家系です。
2. 下層都市の有力な商人たち(個人・店舗)
下層都市や「ザ・ワイド(大市場)」で実権を握り、冒険者とも関わりの深い大商人たちです。
アッキン・セレボン(Ackyn Selebon)
解説:外層都市のブラックゲート地区で、街最大の馬車製造所・修理所を経営する大物。ソード・コースト北部(ウォーターディープ方面)や南部へ向かうキャラバン(貿易馬車列)の多くが彼を頼るため、陸路の物流において絶大な影響力を持っています。
フラン・ポルティル(Frat Portyr) およびポルティル家
解説:軍事・商業の双方に深く食い込む名家。ポルティル家は交易路の安全を確保するための私兵や船団を保有しており、港湾ビジネスにおける中心人物の一人です。
エデルリ・レウェル(Edhelri Lewel)
解説:大市場「ザ・ワイド」で手広く商売を行う月エルフ(ムーン・エルフ)の高級宝石商。貴族や富裕層を顧客に持っていますが、市場の役人や政治的嫌がらせと常に戦っている側面もあります。
レディ・モンスター(マーストラ・ダンヴェルゲルドMaerthra Dunvelgeld)
解説:1490DR年代において、マークの塔(Tower Marc)を拠点に高級なモンスターの部位、珍しい錬金素材、エキゾチックなペットなどを密売・取引している元冒険者の大物商人です。
3. 街の経済を裏から支配する「商業組織」
バルダーズ・ゲートでは、公式な商人ギルドだけでなく、違法・合法の組織が経済をコントロールしています。
ザ・ギルド(The Guild)
解説:街の裏社会(盗賊ギルド)ですが、実質的には下層都市・外層都市のあらゆる「闇貿易、密輸、恐喝、カジノ、高利貸し」を独占する最大の経済組織です。「九本指のキーネ(Nine-Fingers Keene)」や「リルサ・ラエル」といった幹部が、表の商人たちからみかじめ料を徴収し、流通を裏からコントロールしています。
鉄の玉座(Iron Throne)
解説:かつて(BG1の時代)のような強大な武器独占権は失ったものの、1490DR時点でもなお、フェイルーン西部における商人たちのネットワーク、投資ギルドとして一定の影を落としています。
ゼンタリム(Zhentarim / ブラックネットワーク)
解説:バルダーズ・ゲートの強固な警備(フレイミング・フィスト)の隙を突き、傭兵ビジネスや、ザ・ギルドと競合する形での密輸ルート・闇市場の拡大を狙って暗躍している大陸規模の商業暗黒組織です。
状況
1490DR前後のバルダーズ・ゲートを舞台にしたセッション(『竜たちの暴虐』『地獄の戦場アヴェルヌス』など)では、これら「上層都市の傲慢な貴族商家」と「下層・外層都市の這い上がる大商人」の対立、そして裏で糸を引く「ザ・ギルド」のパワーバランスなどなど