九剣伝説

NPCsTome of Battle:The Book of Nine Swords記載の伝説抄訳ToB6+Forgotten Realms的解釈

OGL準拠公開サイト英語


…伝説に曰く…

九剣伝説は、Forgotten Realmsの舞台である惑星トリルAbeir-Torilが存在する

時空体=プレーンPrime Material Plane=主物資界とは別のプレーンから始まる。


九剣Nine Swordsの宝剣は未だ存在せず、また、九つ剣技とそれらの奥義
The Nine Disciplins:Maneuversは、それぞれ個別の流派Martial Discipline
として独自に発展、

伝承されていた。


ある時、NPC若き人間戦士、その名をリシャーResharと呼ばれた者が、その彼の

人生を高潔なる道Sublime Wayを極める事に捧げる誓いを立て、結果的には永遠と

なったその修行道の始まりの最初の冒険へと旅立った。


最初に、NPCsホブゴブリン鋼鉄の心臓Iron Heart流派の達人SwordMasterの

修行院を訪い、鋼鉄の心臓Iron Heart流派の技Discipleを修めた。


次に、砂漠の風民の一員となり、砂漠の風Desert Wind流派の技を修めた。


三回目の旅以降は、初めにNPCs曙諸島の住民となり夕の陽Setting Sun流派の技を

修めると、その後僅か三年間で、残りのNPCs六流派=金剛石の心Diamond Mind、

石の竜Stone Dragon、捧げられし精神Devoted Spirit、虎の爪Tiger Claw、

影の手Shadow Hand、白き鴉White Ravenの悉くを修め、NPC人間戦士

リシャーResharは九流派のすべての技を修めた最初のNPC九剣達人と成ったので

あった。


勿論、九つの流派以外に第十、第十一の流派なども存在していたと

云われているが、それらはあくまでも噂に過ぎない…


そして、NPC九剣達人リシャーResharは、当時、高潔なる道Sublime Wayを巡り対立

し合っていた諸々のNPCs流派、NPCs学派、NPCs宗派などを、一応、和睦、糾合する事

に成功すると、更に高潔なる道Sublime Wayを究めるために、自らのNPCs九剣の徒弟

Martial Adepts達を従え、高き山々のひとつに九剣の修行院the Temple of Nine Swaordsを

創設した。


NPC九剣達人リシャーResharはその九剣の修行院にて、九剣の技を修めるための

主要の三大クラス、

クルセイダーCrusader

ソードセイジSwordSage

ウォーブレイドWarBlade

を完成させた。


斯くして平和と調和の内に数世紀が過ぎ去り、NPC九剣達人リシャーは

彼の数千、数万にも及ぶNPCs九剣の徒弟達の長、各NPC九剣流派の九人

のNPCs筆頭達人達Nine Mastersへ、

「この九剣すべてが、

ここ九剣の修行院the Temple of Nine Swaordsにある限り、

九剣の修行院the Temple of Nine Swaordsは滅びず」

と告げ、ここに自ら収集せし、

「伝説の九つの宝剣=九剣」

を九剣流派のNPCs筆頭達人各達へ一振りつづ与えると、更なる修行の

冒険または永遠の修行道へと旅立った。


以後、二度と彼の姿を見た者はいない。



その後まだ平和と調和が保たれたまま数世代が過ぎる頃、或る日、NPC

ラクシャサ公子ラークシャサrakshasa princeのひとりが 九剣の修行院

the Temple of Nine Swaordsを表敬訪問した際、なんと九剣の内の一振り

である金剛石の心流派の宝剣、

「超越せり冴えSupernal Clarity」

を盗み出し、九剣の修行院the Temple of Nine Swaordsからの逃走に見事

成功してしまったのであった。


これをきっかけに、 九剣の修行院the Temple of Nine Swaordsの衰退が

始まる…


以後、各NPC九剣流派の徒弟達や筆頭達人達間で対立が深まり、無数の決闘

が行われ、ついには各流派同士の武力闘争となり、当時の影の手流派と虎の爪

流派のNPC筆頭達人二名が、九剣の修行院から追放され、新しい影の手流派と

虎の爪流派のNPC筆頭達人二名が誕生すると云う内紛が発生した。


そして、 九剣の修行院the Temple of Nine Swaordsの滅亡が始まった…


追放されたNPC影の手流派とNPC虎の爪流派のNPCs元筆頭達人二名が野合し、

加えて、NPCs暗黒の勢力=モンスター、ドラゴン、悪魔達などの大軍勢を従えて、

九剣の修行院を包囲、攻撃したのであった。


九剣の修行院the Temple of Nine Swaordsでの死闘も空しく、九剣の修行院は

完膚無きまでに破壊され廃墟と成り果てた。

そこにあった残りの八剣すべてがNPCs暗黒の軍勢に略奪され悉くが行方不明

となった。

噂によると、二剣の宝剣のみはその難を逃れた、と囁かれてはいるが…


ここに 九剣の修行院the Temple of Nine Swaordsは滅亡した。



そしてその後、どうにか生き残った九剣各流派のNPCs徒弟達が各地で、

九剣の修行院滅亡時に多くの技を喪失、失伝したため細々と各派の技を継承、

復興しつつ、それぞれの修行場を建て、そこで各流派の技々を伝えるのみと

なったのであった。



悠久の時が流れた。



いつしか、

「失われた九剣すべてが一つの所に集いし時、

 将にNPC九剣達人リシャーResharが再現し、

 九剣の修行院the Temple of Nine Swaordsが再興されるであろう」

と云う九剣伝説が誕生したのであった。


一方、Forgotten Realmsでは、九剣の修行院の滅亡時に異次元界への脱出に

成功した九剣各流派のNPC徒弟達や、その後、九剣探索のために異次元界へ

冒険に出たNPCs九剣徒弟達が、Forgotten Realmsの時間軸的には-30000DR以降

バラバラに到着し、これも細々と惑星トリルAbeir-Torilの各地で修行場を開き、

NPCs現地人の入門を許して、九剣の修行院滅亡から生き残った、または、

その後復興された九剣の技を伝えているのであった。


それでは、君達の高潔なる道Sublime Wayの冒険を始めよう。