セッションの円滑な進行
セッションの円滑な進行のために、PCs/NPCs/Creaturesが装備している武器や盾、鎧、バックパックなどの装備品には、特別な場合は除き、以下にあるような通常の物体Objects破壊ルールの対象にはならない。
その理由は、キャラクターさんたちの装備がいちいち1回の戦闘などのために壊れていてはセッションが円滑に進行しないためです。
物体Objectsの破壊
所謂公式のモジュールやシナリオには、そのシーンの描写の記載として沢山の普通の物品の記載があります。
通常のセッションではほぼ無視されている背景としての普通の品々ですが、特にそれらがPCs/NPCsの行動などで破壊する、または破損しそうな時などに、ここに記載されいるようなルールを使用していきます。
物体Objectsの破壊
物体Objectsなどを破壊するためには、その物体Objectの材質Substanceによる硬度や形状などが関係していきます。
物体Objectsなどを破壊するための基本ルールは、その破壊しようとしている対象の材質Substanceに対してより硬度が高い=硬い材質Substanceの武器などを使用して、攻撃ロールを振り命中で対象のHPへダメージを与えて行き対象を破壊(HP半分で半壊、HP話で全壊)して行きます。
破壊しようとしてる対象の構造による壊れ易さを表現するために、そのACに+1〜+10ボーナス(壊れにくい)や-1〜-10ボペナルティー(壊れやすい)などやHPを半分(既に半分ぼと壊れている)から2〜3倍(新品やしっかりとした造り)などの増減を適応します。
また、魔法の効果などはその魔法ごとの記載などに従って対象の硬度やAC、HPなどを無視なとして対象を破壊して行きます。
物体Objectsとダメージタイプ
物体Objectsは毒や精神に対するダメージを受けない。
特定の物体Objectsや物質に対しては、他のダメージ・タイプよりも効果的なダメージ・タイプがあると判断することもできる。
例えば、殴打ダメージは物を打ち砕くには有効だが、ロープや革を切り裂くには不向きである。
紙や布の物体は火や雷のダメージに弱いかもしれない。ピックは石を削ることはできるが、木を効果的に切り倒すことはできない。
いつもと同じように、最善の判断をしてください。
物体Objects構造値
しっかりとした物体Objectsは、1回の攻撃ロールでの達成値TotalACや与えたダメージ総量などによって、そのHPへダメージを受けないまたはダメージが半減するなどという構造値という能力Ablilityを持っている場合があります。
例 しっかりとした石壁 構造値10ダメージ 1回の攻撃で9ダメージ以下はこの石壁のHPへダメージを与えない
物体ObjectsAC表 Object Armor Class Object to Hit
硬度:この表上位の物体では下位の物体へダメージを与えられない。
※材質、ACやHP、構造値などは、すべて一応の目安となっています。
材質Substance AC(構造値の目安:最低値〜平均的なAC未満はダメージ半減扱い)
皮膚bio AC5〜10(5)
紙paper AC5〜10(5)
草小枝 AC10〜15(10)
布Cloth AC10〜15(10)
麻ロープrope AC10〜15(10)
細い枝 AC10〜20(15)
絹ロープrope AC15〜20(15)
氷ice AC10〜15(10)
陶器pottery AC10〜15(10)
水晶Crystal AC10〜15(10)
ガラスglass AC10〜15(10)
木材Wood AC10〜20(15)
細い木の建材 AC10〜20(15)
太い枝 AC10〜20(15)
乾き切った漆喰plaster AC10〜20(15)
骨bone AC10〜20(15)
太い木の建材 AC10〜20(15)
普通の宝石類gem AC10〜20(15)
石Stone、セメントcement AC17〜25(20)
銅copper AC17〜25(20)
青銅bronze、琥珀amber AC18〜25(20)
銀Sliver AC19〜25(20)
金Gold、プラチナplatinum AC19〜25(20)
鉄Iron, 鋼steel AC19〜30(25)
ミスリルMithral AC21〜35(30)
アダマンティンAdamantine AC23〜50(35)
物体ObjectsHP表 Object Hit Points
サイズSize(例) 脆いFragile 通常Nornal 丈夫Durable/Resilient
極小Tiny以下 (ガラス瓶bottle, 錠前lockなど) 2 (1d4) 5(2d4) 10〜20
小型Small (チェストchest, リュートluteなど) 3 (1d6) 10 (3d6) 20〜40
中型Medium ((扉door,木樽barrel, シャンデリアchandelieなど)
4 (1d8) 18 (4d8) 30〜80
大型Large (窓window、荷車cart, 色々な物体10ft.立方体毎)
5 (1d10) 27 (5d10) 40〜100
※大型以上は大型の乗数を目安にして行く。
物体Objectsの半壊と全壊
武器や鎧、盾などの物体Objectsは残りHP1〜HP半分以下で半壊となり、その効果などが半減または無くなり、全く使用できなくなります。
通常の物体Objectsは全壊で使用不能となり、完全に壊れたと判断します。
また、半壊の物体Objectsは修理可能ですが、全壊した物体Objectsは修理不可能となり新品を製作する必要がありますが、全壊した物体Objectsの残骸は原料の1/4から半分までの程度で再利用可能です。
巨大な物体Objects
巨像、そびえ立つ石柱、巨大な岩など、多くの巨大な物体Objectsに対しては、通常の武器はほとんど役に立たない。
とはいえ、松明1本で巨大なタペストリーを燃やすことはできるし、地震の呪文で巨像を瓦礫にすることもできる。
巨体や巨大なオブジェクトのヒット・ポイントを追跡することもできるし、そのオブジェクトに対して作用する武器や力に耐えられる時間を単純に決めることもできる。
巨大で複雑な構造の物体ObjectsのHPを管理しようとしておく場合は、その物体Objectsを大小の部分に分け、それぞれの部分のHPを別々に管理して行く。
それらの物体Objectsを大小の部分の1つを破壊すれば、物体Objects全体がダメになる可能性がある。
例えば、人間の巨大な彫像は、その大きな脚の1本がHPを0にすると倒れるかもしれない。
物体Objectsの着火、延焼、破損、崩壊、腐敗などの色々な壊れ方
物体Objectsの破壊には攻撃ロールによる破壊以外に、炎による延焼や振動や音波による破壊などがある。
主に通常の炎や魔法などに炎などの効果によって、その対象のHPへダメージを与えてその対象を半壊や全壊にできる。