2014年に新発売されたOGL5e Tyranny of Dragonsキャンペーン本を背景とした、公式アドベンチャーリーグシナリオシリーズの一つである
DDEXシリーズとなります。
キャンペーンの舞台は1488DR頃のフォアゴットン レルムズForgotten Realmsです。
キャンペーン設定詳細を、ご参照ください。
1 基本的にはOGL/CCL準拠の完全オーブンキャンペーン形式(セッションログやTwitch Live配信などの公開含む※相談OK)
2 オンラインセッションと掲示板セッションの並行進行形式(オンセのセッション時間短縮のために掲示板セッションを利用する前提)
3 基本的にゲーム内時間の経過は、キャンペーン全体として矛盾が無い限りは各セッション単位で特立したゲーム内での経過と結果とします
4 オンラインセッションは突発開催形式=参加者決定後に開催日時を決定する
5 掲示板セッションは随時開催(Discordやココフォリアなどを利用する)
6 その他詳細は個々のセッション募集の内容に準拠する
7 各シナリオとそのセッション経過や結果などは、Tyranny of Dragons(未訳)のキャンペーンフックとして基本的に各シナリオ間で背景と導入などのみの基本的な情報のみを共通としたそのセッションに参加したPCs/NPCs個々の個人的な記憶レベルとして扱う(相互に影響は及ぼさない=管理できないかつ管理の手間がかかり過ぎるかつ管理することが面白さに直結しないため)
8 DDEXシリーズ概要(英語)
上の「プレイヤーズ ガイド」のリンク先にある内容をよくお読みの上、PC背景やPC設定を作成してください。
基本的にDiscordなどでの所謂掲示板セッションでの内容を優先する。
リアルタイムのオンラインセッションでは遊ばない=リアルタイムのオンセではシナリオ本体を遊びたいw
基本的な冒険の合間の活動の発展:
基本的には、最初にPHB日本語版187pがあり、その発展系としてDMG日本語版127-131pとなり、更にその活動の上級の発展系としてザナザー本日本語版125-134pにそのまま準拠して行く、という実際のキャンペーン進行=PCs/NPCsパーティーの拠点などの発展/開発状況に元付く3段階の発展となります。
・生活費
あくまでPCs/NPCsの背景/性格設定的RPとして基本的には採用しない、かつ、個別に計算や清算などはしない。但しPCs/NPCs背景/性格設定などを優先とする。
・冒険の合間の活動
アイテム作成:そのまま採用。途中中断再開可能。アイテム価格の5(2.5gp支払い)gp/1day/1PCまたはNPC(初期投資無しの平均的な工場)。
休養:そのまま採用。
訓練:そのまま採用。途中中断再開可能。
職能による労働:そのまま採用。但しPCs/NPCs設定優先。
調べ物:そのまま採用する。但し掲示板セッションの内容を優先とする。
背景
現在、君たちPCsパーティーはフランの街の最北端ほどにあるNPCsマダム・フレオナの茶釜(一階が食堂で二階以上が宿泊施設になっている店)に滞在している。その理由は、この店はNPCs冒険者などの流れ者たちが一時的な仕事を見つけることができる場所であり、君たちPCsパーティーが他の地域で仕出かした厄介事などを避けることができる場所と聞き、ここに暫くほとぼりを冷ますために利用しているのであった(この辺の滞在理由は各PC設定による)。
今のところ、それは本当だった。
NPCマダム・フレオナはNPCs5人の娘とともにこの店を切り盛りしている気丈で礼儀正しいNPCハーフリングでかつ優れたホスト役であることが証明されている。
君たちPCsパーティー一行は、他のNPCs冒険者たちなどと寝室などを共有することになったが、食事は美味しく、雰囲気も良かった。
ミッション1の導入
Mission 1: The Meeting at Deepnight
ある日、夜も更け、君たちPCsパーティーはこの宿二階の部屋で寝床の用意をしている。と、NPCフレオナのNPCs娘の一人が部屋を覗き込んできた。NPCフレオナの5人の娘のうちの1人でまだ成人して間もないNPCハーフリングの少女リースだった。
(Common)「夜分・・・お邪魔します・・・あの・・・或る方に、貴方たちを下の食堂へ連れてくるよう頼まれたもので・・・
・・・なんでも簡単な仕事のために貨幣の交換が必要だとか・・・という話だそうす・・・」
と、NPC彼女は巻き毛の赤毛を緊張した面持ちで弄びながら小声で君たちPCsパーティーへこう告げた。
君たちPCsパーティーはNPCリースに、その呼び出している人物について尋ねるが、その謎めいた見知らぬNPC男はフードを深く下げたままだったので、NPC彼女はそれ以上その謎のNPCについて何も話すことが出来なかった。
君たちPCsパーティー一行は、まぁ、よくある事だ!と思い、その呼び出しているNPCの居るという一階の食堂へ向かったのであった・・・
ここから君たちPCsパーティーの冒険が開始する!
ミッション2の導入
Mission 2: The Screams at Dawn
ある日の早朝、この店一階の食堂でNPCマダム・フレオナの5人の娘の一人であるNPCブリーズ嬢が、温かいビスケットに作りたてのワイルドベリーのジャムを添えた朝食を給仕している。
君たちPCsパーティーにNPC若いハーフリングプリーズ嬢が、長い黒髪をかき上げながら、
(Common)「このワイルドベリーの実を摘んだのは、姉たちと私です、
この辺りのワイルドベリーは・・・・・・?!」
(Common)『・・・キャーーーーっ! 助けて!! 家族が!!!・・・』
突然! NPCブリーズ嬢のおしゃべりを遮るように店の外の通りからNPC女性の悲鳴声が上がる!
その悲鳴の言葉はほとんど意味不明だが、「助けて!」と 「家族が!」という単語は聞き取れた。
ここから君たちPCsパーティーの冒険が開始する!
ミッション3の導入
Mission 3: The Dead at Highsun
ある日、遅めの朝食の後、NPCマダム・フレオナの娘の中で一番若いNPCグレリンダ嬢が楽しい食事の後、NPCsお客様のテーブルセッティングを片付けています。NPCグレリンダ嬢の短い髪は銅のような緑色に染まり、食器を乱暴に扱いながらトレイに積み上げていく。
(Common)「・・・くだらない退屈な仕事」
と、彼女はため息のようにつぶやく。
君たちPCsパーティーの誰かがNPC彼女のこの発言に反応する前に、店入口のドアが突然に開き、涼しい風が食堂全体に通り抜けます。
そして、背が高く気難しそうな外出用の質素な神官服を着たがNPC人間一人が食堂に入って来ると、店内を見回してその浅黒い表情がようやく君たちPCsパーティーに向けられた。
このNPC神官は黒い帽子を取り、禿げ上がった頭頂部を見せると、
(Common)「お騒がせして申し訳ありません ・・・」
と、彼は深く単調な声で言う。
(Common)「あなた方は雇われ冒険者でしょう。些細なことですが、あなたの専門知識を求めています」
ここから君たちPCsパーティーの冒険が開始する!
ミッション4の導入
Mission 4: A Shock at Evenfeast
ある日、今宵のこの店は、晩餐会の食事でお腹を空かせたNPCs客たちで賑わっている。
NPCブレイゼットという若いハーフの女性は、明らかに店主NPCフレオナのNPCs娘の一人で、青いハンカチーフを身につけ、食事の給仕役を務めている。
NPC彼女は忙しい夜にもかかわらず、笑顔を絶やさない。
NPC彼女が食事を運び別のテーブルに向かうと、一人NPCハーフオークが椅子を引いて鋭い犬歯を見せて笑う。
(Common)「普通にしてろ」
と言う。
(Common)「皆の命が危ないかもしれないんだ・・・」
ここから君たちPCsパーティーの冒険が開始する!
ミッション5の導入
Mission 5: The Danger at Dusk
ある日、この店の一階の食堂で、君たちPCsパーティーは西に沈む夕日を眺めながら飲んでいる。
NPC店主フレオナのNPCs娘の一人、NPCウィトル嬢が夜のNPCs客たちに対応するために、白い髪を三つ編みにして、紅茶の入ったポット、エールの入ったタンクヤード、ワインの入った旗竿、その他様々なマグカップやカップなどを巧みに操っている。
(Common)「・・・と、今晩の準備は・・・こんなもんかしらね・・・」
そして、この店の入口の扉を開けて、心配そうな顔付きをしたNPC中年ノームが一人が現れる。このNPC中年ノームは質素なパッチワークの服を着ており、よく使い込んだペラペラの帽子を神経質そうに両手で握っている。
NPC中年ノームの彼は物思いにふけりながら食堂の中を見回すと、やがて君たちPCsパーティー一行に目を留めると、他のNPCs客たちからの視線や小声の冗談を無視して、真っ直ぐに君たちPCsパーティーのほうに歩いて来る。
(Common)「あなた方は冒険者ですか?私の娘が大変な目に遭っているんです。私の話を聞いてくれませんか?お金なら払いますよ!」
ここから君たちPCsパーティーの冒険が開始する!
背景
時は1488DRの12月2日の早朝、PCsパーティーは、以下のような状況が続いてるフランPhlan近郊に居た。
PC各人のこのフランPhlan地域侵入の動機や状況は、PC各自が自由に設定してください。
フランPhlan位置
https://seth.hatenadiary.jp/entry/2020/09/08/220129
1488DRの3月頭、フランPhlanの守護者卿Lord ProtectorのNPCアニヴァー・ダオランAnivar Daoranは城壁建設予定現場での謎の事故により、非業の最後を遂げた。但し、NPCアニヴァー・ダオラン卿自身はあまり守護者卿という存在ではなく一般民衆寄りでは無かったので人気は無く広く弔われることはなかった。
そして、その混乱の中、フランPhlan当局は、黒拳騎士団長Knight-Commander of the Black FistであるNPCエクトル・ブラームスEctor Brahmsを、守護者卿では無く、辰砂の玉the Cinnabar Throneの摂政Lord Regentとして任命した。
しかし、フランPhlanの街はすぐに無政府状態に陥り、NPC摂政エクトルEctorは戒厳令martial lawを宣言したのであった。
導入
1488DR3月30日早朝、PCsパーティー一行は、森の少し開けた先でお互いに戦い合って死んだと思われる大勢の遺体の山と出喰わす。
どちらも悪名高いザイThayのNPCs赤の狂信者達とフランPhlanのNPCs盗賊ギルド一味だ。
よく見ると黒拳騎士団Knights of the Black FistのNPC騎士とNPC従者の遺体も見つかった!
驚くべきことに、なんとNPC騎士はまだ生きており、
(共通語)「・・・アレを取り戻してくれ・・・逃げた・・・」
と、西の方角を指差し、それだけ呟くと、ガクリと息を引き取った。
確かに西の方を確認すると、NPCs五、六人?が逃げ出した跡が発見できた。
そして、その跡を辿ったPCsパーティーは、昼前に禍々しき地下墳墓と思しき遺跡への入口を発見したのであった。
この冒険セッションは、ここからスタートてす!