Hernan2002

Hernan MA, Takkouche B, Caamano-Isorna F, Gestal-Otero JJ.

Ann Neurol.: 52 (3):276-284(2002 Sep)

コーヒーの飲用（および喫煙）とパーキンソン病発症リスクについてメタアナリシスを行ったもの。

メタアナリシスは複数の疫学調査の結果を統計学的理論に基づいて、横断的に判定し、それらの疫学調査の有効性を検討する手法の一つで、個々の調査結果からより総括的な見解を引き出せる（ただしこの手法の問題点もすでにいくつか指摘されてはいる）

コーヒー飲用の多いグループではパーキンソン病の発症リスクの低下が見られており、これまで報告されてきた複数の疫学調査をまとめた結果からも、コーヒー飲用者でパーキンソン病の発症リスクが低下しているということが見いだされた。

医学／神経変性疾患：疫学（meta-analysis）：コーヒー飲用者でパーキンソン病発症リスク低下（重要度★★★★）