Boublik1983

Boublik JH, Quinn MJ, Clements JA, Herington AC, Wynne KN, Funder JW.

Coffee contains potent opiate receptor binding activity.

Nature: 301:246-8(1983 Jan)

コーヒーに含まれるオピオイド受容体リガンドの存在を報告したもの.

オピオイド受容体とはいわゆる脳内麻薬物質と結合して情報を伝える神経細胞膜上のタンパク質で、快楽物質の反応や精神依存に関与すると考えられている.これと結合する成分がコーヒーに含まれることを見い出した.

コーヒーの中枢神経に対する作用はこれまで主にカフェインによると考えられていたが、別の物質が関与する可能性が示唆された.ただしその寄与の大きさは不明.

医学・薬学/中枢神経系:リガンド−レセプター結合実験 (in vitro):中枢作用メカニズム解明の一部(重要度★★★)