「義母の潰瘍性大腸炎との闘い」
(義理の息子さん記述)70歳2017年2月4日
(義理の息子さん記述)70歳2017年2月4日
以前から義母が潰瘍性大腸炎を患っており、治らない病と聞いていた。今年の4月に子供が潰瘍性大腸炎と診断された。以前からお腹が痛い、血が出るということもあり、近隣で有名な痔瘻の病院に診察に伺ったところ痔と判断された。治療を続けても改善が見られず、痛みがひかないため、改めて他の病院に診断を仰いだところ、「潰瘍性大腸炎」との診断であった。
もしかしたらという思いもあったが、改めてその病名を聞かされると崖に突き落とされる思いがした。なぜなら、ご存知のとおり「潰瘍性大腸炎」は、難病に指定され、病気を治すことが出来ないと言われている。薬による治療を続け、症状を抑えるが、いつ再発するか分からない爆弾を抱えた状況で生活を続けなければならなくなるためである。先生は、「今はいい薬があり、病気と付き合っていけばよい。」と言った。しかし、現在はインターネットで情報はいくらでも検索でき、その病後の状況を調べると良いことはほとんど書かれていない。症状がひどくなると「ステロイド」を使用して症状を抑えなくてはならなくなってしまう。
そのような落ち込んだ状況の中で、どうにかこの病気を治すことは出来ないのかとインターネットを「潰瘍性大腸炎完治」のキーワードで検索したところ「松本漢方クリニック」のホームページがヒットした。早速、ホームページを閲覧したところ、松本先生の病気に対する考え方、患者さんの治療への取り組みを記した手記を読むことが出来、潰瘍性大腸炎に関する手記及び松本先生の考え方を拝見し、これなら潰瘍性大腸炎を完治させることが出来るのではないかと思った。このため、同じ病状の義母に話をしたところ、「私が治療して完治できれば孫も受診するのではないか、大阪まで行ってみよう。」ということで、義母と2人で松本漢方クリニックに向かった。
病院に到着し、ドアを開けると漢方薬の香りが充満しており、病院の嫌な臭いは一切なかった。今思えば当たり前だが、松本先生は病気を治すのではなく、患者が自ら病気を治すための手助けをしてくれる場所だ。人が本来持っている抵抗力を向上させることにより、病気にならない体に変えるための治療を行っている。
病院内には多くの患者から寄せされた手記がファイルに閉じられていて、閲覧できるようになっていた。西洋医学では、病気による症状を薬により抑える治療を行うが、この病院では一切行わない。漢方薬により免疫を向上させ、患者自らが病気に立ち向かい、病気に勝つ治療を行っている。このため、すぐに治療の効果が出るわけではなく、時間をかけて体質を改善する必要がある。また、これから漢方薬により抵抗力を向上させ、健康な体を得るために覚悟して治療に臨まなければならない。そのため手記を閲覧した。
診察における松本先生は治療をするというより、漢方薬により抵抗力を向上させようとする患者の手助けをする。普通の患者は医者が病気を治すものとの思いがあるが、ここでは違う。先生が言われるのは「病気は誰が治すのか?医者が治すものではない。」先生の言われる通り、病気は患者自身が治さなければならない。患者が自ら病気に勝つという意気込みがないと治すことは出来ない。一般病院の治療では、症状は薬により抑えることは出来るが、病気を治すことは出来ない。抑えることが出来なくなると更に強い薬を用いて、病気を抑えつけるしかない。本来、人間には、治癒力があるわけだが、西洋医学的な薬により治療では、治癒力を期待せず、直接薬により抑えつけてしまう。このため、病気は更なる力をつけて、この薬に抵抗しようとするため、病気が再発する時には、症状が更に悪化する。永遠に病気と闘い続けることになる。
松本漢方クリニックでは、膠原病(クローン病、潰瘍性大腸炎、リウマチ等)の原因はすべて化学物質とヘルペスによるものと説明された。確かに、体にヘルペスウィルスが存在しており、体の弱ったところに症状として現れる。普段は、抵抗力が高いため、症状として現れないのだが、ストレス等により体に負担をかけた時に症状として現れる。先生からの説明は納得できるものであり、漢方による治療ならもしかしたら潰瘍性大腸炎もどのような病気でも治すことが出来るのではと思った。
治療の際には、血液検査を行い、漢方により治療の成果を確認する。ヘルペスの数値、血沈の数値は著しく改善することはないが、少しずつ改善される兆候が見られる。少しずつ改善するから信じられる。体が変わろうとしているのが分かる。
松本理論を理解する上で、参考となるのが、松本漢方クリニックの患者で膠原病から立ち直ったNaokiさんが書かれた松本理論概論だ。分かり易く説明されている。
松本理論で目指すところは、
①免疫の働きを抑えて、炎症を取るのではなく、免疫の本来の働きを回復させることで、IgG→IgEのクラススイッチを起こし、膠原病をアトピーに変える。
②最終的に自然後天的免疫寛容を起こさせアトピーを完治させる。
③クラススイッチ、自然後天的免疫寛容の結果として、炎症が起こらないようにする。と書かれている。
このため、アトピーの症状が出てくると先生からもうすぐで完治できると説明された。義母の治療は松本理論により自然後天的免疫寛容を目指して治療を進めた。治療がすすみ完治となれば、子どもにも治療を勧めたいと思う。治療は苦い漢方を根気よく服用する必要があるが、子どもの病気を完治させたいため、松本理論を子どもにも理解させてから受診させて、今後の子どもの人生を明るいものに変えていきたい。その際には、ぜひとも松本先生よろしくお願いします。