「潰瘍性大腸炎手記」
20歳2014年11月30日
20歳2014年11月30日
私が潰瘍性大腸炎と診断されたのはH26.8.27でした。9日から腹痛と下痢が始まりました。初めは「またか…」という感じでした。もともとお腹が弱く、2月にも腹痛と下痢で病院に行ったら「食中毒ですね。でももう治りかけてますよ。」と言われたことがあったからです。だから今回も食中毒だろうなと思い、1週間で治ると思っていました。だけど、5日経っても下痢は止まらず1日に5~6回トイレと部屋を行き来していました。お盆で病院が閉まるから、と12日に前に食中毒と診断された病院に行きました。
病院で検査をしたら「潰瘍性大腸炎かもしれないですね。今回も細胞検査をしましょう。2週間後に来てくださいね。一応、潰瘍性大腸炎のお薬を出しておきます。」と言われました。私は自分が難病になったかもしれない事実を受け入れられませんでした。それから家に帰って潰瘍性大腸炎のことを調べました。本当に治らないのか、これから先ずっと薬を飲み続けるのは嫌だと思っていたからです。
そんなとき、松本漢方クリニックの同じ潰瘍性大腸炎と診断された人の手記を見つけました。これを読んで「ここに行けばきっと治る!ここに行かないと!!」と思い、同棲している彼氏にこのことを伝えました。彼氏は、もし潰瘍性大腸炎だったら松本漢方クリニックに行くことに賛成してくれました。
27日に病院に行くと先生から「やっぱり潰瘍性大腸炎でした。でも難病だけど薬を飲んでおけば症状は抑えられるし、妊娠・出産もできます。食べ物も特別食べられないものはないですから大丈夫ですよ。」と言っていました。私はこれを聞きながら「やっぱりか…」という感じでしたが、松本漢方クリニックを見つけていたので前ほどショックは受けませんでした。27日に診断されてから実家に戻り、病気のことや松本漢方クリニックに行きたいことを説得し、31日に彼氏と2人で大阪まで新幹線で行きました。
駅から近く、すぐに見つけられました。院内に入ると患者さんがたくさん居て、先生や看護師の方の声が行き交っていました。最近の病院と違って大きな声が行き交っていて、活気がいいなと思いました。受付をして、手記などを読んでいるときは「これで私は治るんだ!」と思い、ワクワクしていました。診察室に呼ばれて入ると、若い先生がいらっしゃいました。まず最初に「福岡からいらっしゃったんですね、長い旅だったでしょう。ご苦労様です。」と言ってくれました。この言葉だけでも、私は松本漢方クリニックに来てよかったと思いました。
それから、潰瘍性大腸炎という病気はどうしてなるか、病気は自分で治すこと、どんな治療を受けてきたか、今の医療についてなどたくさんのお話を聞きました。潰瘍性大腸炎はストレスが大きく関わっていると言われ、それが何か分かるかと聞かれました。私はそれが何かよく分かっており、またその問題が解決していたのでそのことを伝えました。すると先生は、「なら大丈夫や」と言ってくれました。それから採血をして、鍼灸をして帰りました。
初めての漢方薬は煎じたりと大変でしたが、彼氏が手伝ってくれたり実家に帰ってやってもらったりとそんなに大変ではありませんでした。味は食前・食後ともすごく苦くて、初めは、はちみつや砂糖を入れたりしないと飲めませんでした。お灸もできなかったりするときがありましたが、あまりできなかったと思わないようにしていました。リバウンドが大なり小なりくると思っていましたが、私はリバウンドがこなかったです。
漢方薬を飲み始めて3週間経ったくらいから背中が痒くなり、見てみたら湿疹ができていました。先生に話すと、「それクラススイッチや」と言われました。私は「え!リバウンド来てないのに?!しかもこんな軽いの?!!」と思いましたが、すごく嬉しかったのを覚えています。10月に松本漢方クリニックに行ったとき、初めて院長先生にお会いしました。すごく忙しそうでした。下痢の有無などを聞いたあと、採血をして鍼灸を受けて帰りました。このとき、松本漢方クリニックに行く前の検査のことを話したら、先生からは、それはちゃんとした検査ではないと言われました。2回目の血液検査では異常はないと言われ、手記を書くに至っています。
まだ完治ではないですが、先生から完治と言われるように漢方薬を飲んでいきたいと思います。最近は大学が忙しく、お灸ができていないので落ち着いたらまた再開したいと思います。私は診断されてからすぐに松本漢方クリニックに辿り着けたお陰で、短期間でここまできたと思っています。もし診断されるまで知らなかったら、私も現代医療の餌食になっていたかもしれません。だから、この手記を書いてくれた他の患者さんにすごく感謝しています。
そんな私だからそこ、同じ病気の人に松本漢方クリニックのことを知ってほしいと思っています。また、私の手記が過去の私と同じように早く松本漢方クリニックの治療を受けるきっかけになれば、と思っています。完治するまで松本漢方クリニックの皆様、よろしくお願い致します。