「潰瘍性大腸炎手記」
19歳2014年2月22日
19歳2014年2月22日
「潰瘍性大腸炎完治報告」
18)受験によるストレスにより再リバウンド
17)までが中間報告です。中間報告の時点では一時期下血も止まり、あと少しかな?と思ったのですが、やはり受験生の身、模試やらなんやらでストレスはかかります。それゆえ、2012/9ごろからまた下血が始まりました。
まあ、仕方のないことです。ストレスにより副腎皮質ホルモンがでて、クラススイッチのキッカケを作るマスト細胞のIL4産生やTh0がTh2に変わることを阻害してしまったのでしょう。タイミング悪かったです^^;ちなみにアトピーは普通に出ていました。そんなわけで、なるべく楽しいと思える数学物理を主にやり、ストレスをなるべく抑えながら受験に臨み、(センター試験の練習が一番ストレスフルでした。)第一志望にはおちたものの、第二志望に受かり、そこにいくことにしました。2013/3ごろの話です。(ちなみに第一志望に落ちた原因は数学です(笑))服薬は”断痢湯”と”きゅう帰膠艾湯”と粉薬(たまに抗ヘルペス剤と鼻炎用の粉薬)でした。きゅう帰膠原艾湯は甘くて美味しくて、受験中の一つの楽しみでした(笑)
19)大学での新生活
大学受験は終わりました。しかし、大学での新生活に慣れねばなりません。それゆえ、まだリバウンドは続くだろうと予想していました。(僕のリバウンドは下血だけで下痢や腹痛もほとんど無く、軟便程度だったので、日常生活は難なく過ごせるようにはすでになっていました。ダラダラと出血だけが続くリバウンドでした。)大学では数学科に入り、数学を主にやっています。(最近は四次元空間が見えるようになりました^_^ドラ○もんの四次元ポケットの構造が分かりました。実際にたくさん秘密道具がはいるのですよ!射影平面面白い、)
通学に二時間かかるので、ちょっと体力使います^^;サークルにも入りたかったのですが、帰りががなりおそくなるので諦めました。(今は治ったので、ちょっとサークル考えています。)出血が止まるのはゆっくりできる2ヶ月間の夏休みだろうと思い、夏休みが来るのを待ちました。
20)本当に治せた夏休み
2013/8から大学の夏休みが始まりました。僕は夏休みに「下血を止めるために、ゆっくりする」「普通免許をとる」、を大目標にしていました。
自動車教習所は2013/6から通っていたのですが、大学が忙しくなかなか進まなかったので、集中して通いました。夏休みは自動車教習所に行く以外はほとんどゆっくり休みました。そして、2013/9ごろ、下血が止まりました!
止まったあとも下血止めのきゅう帰膠艾湯をしばらく処方してもらい、ついに2013/9半ば松本先生から「もう治ったねー」と言ってもらい治療終了を言い渡されました。イェーイ!
なぜ出血が止まったら治った宣言なのかといいますと、僕の下血はもう少なく、松本先生曰く直腸あたりの出血が残っていたと推測でき、またアトピーはしっかり出ていたので、直腸以外はIgGからIgEとIgAにクラススイッチしていると判断されたからだそうです。便もすでに固まっており、最後直腸だけクラススイッチが遅れていて出血があったということです。まあ、直腸が一番薬使いましたし。ペンタサ注腸、プレドネマ注腸使いましたから直腸のクラススイッチが遅れるのは容易に推測できますねぇ。プレドネマ注腸なんか腸壁に直接ステロイド塗っているようなものですから。
ちなみに下血が止まったとき、断痢湯がアトピー用の補中益気湯に変わりました。
21)現在
潰瘍性大腸炎が治った今、僕は趣味の和太鼓をかなりしっかり叩けるようになりました。そりゃそうです。出血が止まって貧血が改善されたのですから。潰瘍性大腸炎、クローン病が治らないって言うなら、僕の和太鼓を見てからにしてください。ワッハッハ!また立ちくらみも少なくなりましたヨ^_^
電車通学中に便意に襲われても、我慢できます(笑)まあ、あまり我慢はしないほうがいいですが、最近、塾講師のバイトも始めましたヨ。お腹に悩まされることは、もう無くなりましたー怒涛のバイト中です^o^
ブロクやっているので、近況が知りたければhttp://blog.livedoor.jp/fumadaida/3にアクセスしてみてください。
22)今松本漢方クリニックで治療中の皆さんへ
僕は上のブロクをやっている最中に、色々と有益な情報を手にいれることができましたので、お伝えします。
松本漢方クリニックの治療では、多かれ少なかれリバウンドがでてきます。これは、避けられるならば避けたいものですが、残念ながらどう考えても避けられません。なぜなら、IBDを初めとする各膠原病になるには、ストレスによって放出される自らの副腎皮質ホルモンによって免疫細胞のIgG→IgE・IgAクラススイッチの阻害が起こることにより、異物や化学物質に対するIgGによる捕捉が続くことになり、好中球や抗原IgG抗体複合体を取り込んだマクロファージからとめどなく活性酸素が放出され、それが毛細血管や各組織を溶かしてしまうことにより、出血などの症状が生じるのですが、膠原病の患者さんは少なくとも自らの副腎皮質ホルモンによって免疫細胞の転写因子の働きを改変し、免疫細胞の遺伝子の働きを変えています。
この時、クラススイッチを司るAID遺伝子の働きを変えてしまうと、IgG→IgEクラススイッチができなくなります。ゆえに、この遺伝子の働きを元に戻すまでは、どうしてもIgG性の異物や化学物質に対する活性酸素などによる攻撃が続くので、この飛び火がリバウンドの症状(下血など)として現れてしまいます。
いわんや、ステロイド剤を使ってしまうとより遺伝子の働きを元に戻すのに時間がかかりますので、リバウンドが長引く傾向にあります。クラススイッチをおこすきっかけを作るのはマスト細胞ですが、マスト細胞もやはりステロイド剤や副腎皮質ホルモンの影響は受けますからたとえマスト細胞IgG受容体(これってFcγRⅡ-B1ですか?)にIgGのFc部が結合したとしても、マスト細胞の遺伝子の働きが変わっていたら、クラススイッチをおこしてくれるIL4を産生してくれません。
しかし、リバウンドに耐えるのは、免疫細胞に異物や化学物質に対してIgGや活性酸素で攻撃させ続け、組織を飛び火として過剰な活性酸素によって破壊させ続けることに同義ですから、やはり危険なものです。IBDならば、穿孔などの緊急事態の可能性は否定できません。
ですから、リバウンドがきつい時はなるべく免疫に異物として認識される可能性の少ないエレンタールを主に食事として使うことをお勧めします。そうすれば免疫細胞による攻撃を最小限に食い止めることができると思います(不味いですけど、(汗)僕はエレンタール嫌いです)。
最も、IVHが理想的ではあるのですが、松本漢方クリニックの治療に理解を示してくれる病院はまだまだ少ないです。
なるべく体内に異物を入れない、これだけでも松本治療の鬼門であるリバウンドは楽になるかと思います。よかったら参考にしてみてください^_^
23)最後に(?)
両親に感謝。自分の免疫に感謝。
しかし何と言ってもこの治療を自分の信念を貫き、周りに負けず続けてきた松本先生に感謝!本当にありがとうございます、ワッハッハ!また自分にストレスかけすぎて一度治したIBDを再発症してしまったらまた美味しいチャイニーズコーヒーください。アッハッハ!
おわり
P.S. 医学会に出席されるならば、カッカせず、謙虚によろしくお願いしますね。応援しています。