「潰瘍性大腸炎手記」
49歳2014年10月6日
49歳2014年10月6日
思えば、2013年8月の暑い日でした。地域ボランティアで草刈りをしていた時、急にもよおしやっとの事で家に戻りトイレに駆け込みました。間に合ったぁー、すっきりした後の便器は血の海でした。その時は、昨晩の酒のせいで下痢したか、痔かと思っておりましたが・・・それからトイレに行く回数が増え、毎日朝昼晩深夜を問わず15~20回の下痢が始まりました。今思うと何がなんだか分からず市販薬の下痢止めを服用しておりましたが、一向に収まらず睡眠不足と憂鬱な毎日を過ごしておりました。1か月が過ぎた頃に堪らず近くの病院に駆け込みました。そこで、大腸検査を行って告げられた病名が、潰瘍性大腸炎です。先生はいろいろ説明してくれたと思いますが、ほとんど覚えておりません。唯一頭に残っているのが“治療方法が無い”“薬代に補助が出る”というものです。
家に帰ってから、インターネットで潰瘍性大腸炎について調べました。しかし、調べていくうちに先が暗くなり脱力感が増しこれからどうなるんだろうと不安の日が続きました。しかし、薬さえ飲んでいれば普通の生活が出来るんだと、気持ちを入れ替え薬とうまく付き合って行く事を考えるようにしました。初めて処方された薬は、アサコールだったと思いますが服用するとトイレに行く回数が激減しほぼ普通の生活に戻る事が出来ました。しかし、一ヶ月を過ぎたあたりだと思いますが、薬が効かなくなって来たのです。2週間毎に通院しておりましたので、先生に告げると薬を変えてみようという事になり、ネットで見ていたまさかまさかの強い薬→入院と進んでいく最悪の潰瘍性大腸炎地獄へのストーリーが見えました。絶望を感じた私は、ネットで“潰瘍性大腸炎”に関する情報を虱潰しに検索しました。そこで運命的に松本漢方クリニックと出会いました。
しかし、私の住まいは千葉県で、松本漢方クリニックは大阪府高槻市です。ちょっと行ってくるという距離ではありませんが、この状況を変えるには可能性に掛けるしかないと思い数日後の2013年12月13日(木)に、藁をも掴む思いで夜行バスに乗り込み大阪に向かいました。松本先生がホームページで書かれている事は、難しくて容易に理解出来るものではありませんが西洋医学では治せない病を漢方薬の力を借りて人間が持っている免疫との相乗効果で治すと勝手に理解しております。
高槻駅のすぐ近くのミスタードーナツの2階に松本漢方クリニックはありました。入口を入ると、漢方の匂いが充満しております。診察室からの先生の元気な声が待合室にも聞こえて来ます。たぶん、最初は引くと思いますが勇気を出して診察室に入りましょう。ちょっと話すと、慣れると思います。(笑)さて、本題ですが症状とこれまで服用した薬、期間などの問診を受けて症状にあった漢方煎じ薬が処方されます。
煎じ薬って何?経験が無かった私ですが、妻に煎じてもらい人生初の物凄く苦い薬を服用しました。また、煎じるのはかなり面倒なので煎じ器をネットで購入しましたのでかなり楽になりました。しかし、苦さはいまでも慣れないですね(苦笑)薬の効果ですが、3日目位から下痢は収まって来ました。当然、病院の薬は服用しておりません。1週間位で、トイレの回数は2~3回に収まったと記憶しております。松本漢方クリニックにお世話になり10ヶ月が経過しましたが、今では潰瘍性大腸炎の症状は皆無に等しく、アルコールはもちろん食事制限もせず楽しく生きております。(唯一、苦い薬だけはこれまでと違いますが・・・(笑))
これまで、大阪にお伺いさせて頂いたのは2回で、通常は遠隔診療でしっかりフォローもして頂き漢方薬も次の日には届くレスポンスの良さでありがたく思っております。これから、どれ位お世話になるか分かりませんがこれからもよろしくお願い致します。また、同じ病で苦労され手記をご覧頂いている方がいらっしゃいましたらいろいろ不安があって一歩を踏み出せないでいるのではないかと思いますが、松本先生を頼ってみられては如何でしょうか?