「潰瘍性大腸炎手記」
28歳2014年1月4日
28歳2014年1月4日
拙い文章になりますがよろしくお願いします。私が身体に異常を認めたのは今から丁度一年前です。当時は以前勤めいていた仕事を辞め新たな仕事に向けての試験勉強に励んでいました。また両親の離婚、家庭環境の変化等、様々な出来事がありました。そんなある日、私は便の中に血が少し混ざっていることに気づきました。私は自身の人生の中で便に血が混じっていることなどなかったので少し気になりました。そこでインターネットで血便の原因について少し調べてみることにしたのです。
インターネットはとても便利で血便の原因となる疾患はすぐに見つけることができました。その中に潰瘍性大腸炎、大腸がん、痔といった病名が表記されており、便が鮮血の場合は大腸付近に原因があることが即座にわかりました。そしてインターネット上で相談されている方々に対して回答されている方は全て一度病院で検査を受けるべきとアドバイスされていたので私も一度病院へ行ってみることにしました。
私が検査を受けた病院は某国立系の総合病院でした。そこで私は肛門科を受診しました。私を診断してくださった医師は50代のベテランといった感じの男性でした。私が一週間位前から便に少量の鮮血が混じっていることをつたえると医師はすぐに大腸カメラでの検査をする必要があるようにおっしゃいました。私は初めてのことなので医師の指示に従うべきだと判断し大腸カメラの検査を受けることにしました。検査日は2日後になりました。私としても早急に血便の原因を知りたい思いがありました。
検査日前日からの絶食後、大腸カメラによる検査を受けました。検査室に入った私は生まれて初めての経験で正直、大腸カメラというものがどのようなものか不安でいっぱいでした。まず大腸の動きを止める筋肉注射を左腕上腕に打たれ、その後検査となりました。検査を担当してくださった医師は、当初診断してくださった医師とは異なりまた別の方でした。物腰の柔らかい男性でした。
医師が私の肛門よりカメラを挿入して大腸の中を観察すると、すぐに肛門付近のS状結腸に炎症が認められ医師は私にその映像をモニターに通して見せてくださりました。確かに大腸の表面が赤くなっておりところどころ出血しているのが認められました。また更に大腸の奥深くへ進んでいくと横行結腸付近にも同じような症状が確認できました。医師は私に癌ではないが炎症が見られるので炎症部分を生体検査のため採取しますと伝え大腸の壁を器具で取られました。
私は癌でなかったということによる安堵感を感じていました。検査後、当初私を診断してくださった医師が現れて、今後の流れについて説明するからこっちにきてくださいと伝えられ別室に向かいました。そこで医師は生検の結果にもよるが細菌性の感染でないと潰瘍性大腸炎という病気になると伝えられました。昔は潰瘍性大腸炎の薬は少なかったが今では良いものが沢山あるので心配は要らないと伝えられました。有名人では安倍晋三首相が有名です。またその場合は難病指定であり国からの補助を受けられるので申請してくださいとも伝えられました。
そして後日、生検の結果を確認しに来るように伝えられ帰宅しました。私はまさか自分が難病にかかるわけがないと思っていました。後日、病院へ行くと医師から生研の結果、細菌の感染による炎症ではありません。しかし炎症が見られることから潰瘍性大腸炎ですと伝えられました。そこでこの病気についての説明を受けました。若者が多く発症している。この病気は原因が不明。炎症と緩解を繰り返し治らない。最悪の場合は大腸摘出の可能性があると伝えられました。また私の場合は初期の状態であり薬によるコントロールをすれば良いと伝えられました。
その日は医師が書いてくださった処方箋を受け取り薬局へ薬を受け取りに行きました。そこで私はペンタサを一ヶ月分受け取りました。そこでの料金は保険が適忚されるとはいえ、高額なものであり、こんなものを一生飲み続けるのは嫌だなと思いました。また以前からネットや書籍で病院、製薬会社、厚生労働省との癒着について少なからず知っていたので薬に対しては抵抗がありました。当時は福島原発をめぐる、官僚、政治家、東京電力の癒着問題が取り沙汰されており、それも私の病院や薬への疑いに拍車をかけました。
早速、潰瘍性大腸炎についてインターネットで調べてみると確かに初期の軽症である場合はペンタサが有効と記載されていました。しかし一生飲み続けないといけない。悪化すればステロイドといった免疫抑制剤に変えていかなければならないと記載されていました。一般的なサイトでは薬を飲み続けないといけないと書かれており私はどうにか、薬を使わずに解決する方法はないものかと日夜調べていました。するとあるサイトに行き着きました。いわゆる医療業界の闇を紹介しているものでした。この内容については私にとってどこまでが真実か判断しかねますので読まれている方々が自身で調べて判断されるのが適切だと思います。
それからしばらくの間はインターネットでの薬を使わない治療法を探しました。その間も潰瘍性大腸炎による血便は続いていました。そんな折、たまたま読んでいた潰瘍性大腸炎に関するサイトで大阪の高槻にある松本漢方クリニックが紹介されていました。さっそく私はインターネットで(大阪、高槻、松本漢方クリニック)について検索してみました。すると松本漢方クリニックのホームページを見つけることができました。
松本先生はホームページで潰瘍性大腸炎の原因は化学物質に対する体の防御反忚である。その反忚を抑えるステロイド剤を一切使わないとおっしゃっていました。また漢方薬で免疫力を上げることが重要であると述べられていました。同サイトにはリウマチやアトピーといった現代医学では完治することができないとされている病気を治せるとも書いてありました。実際にその患者さんの手記を読んでいると症状が改善されたり、完治されたり人々がいかに多いか知ることができまいた。
松本先生の理論や患者さんの手記を読むにつれ、この先生は信頼できる。そう思い私は大阪の松本漢方クリニックに向かうことを決意しました。
初めて松本漢方クリニックに入ったときは漢方薬の香りがしており、いつもの病院のイメジとは異なったものを感じました。そして受付を済まし待合室で患者さんの手記を読みながら順番を待っていました。そこで読んだ手記で潰瘍性大腸炎について書かれている内容を読んでいくうちに、ここでなら直してくれると再度思うことができました。そして診察が始まり私の順番が来たので診察室に入りました。松本先生の初めての印象は痩身だけれどもとても元気な大阪のおっちゃんという感じでした。そして私が某国立病院で潰瘍性大腸炎と診断されたこと、飲んでも治らない薬を一生飲み続ける事への疑問、松本先生しかこの病気が治ると述べていないことを伝えると、「絶対治る。治らん病気はないんや、病気は医者が作っとる」と大きな声で言われました。そして私の症状、子供の頃のアレルギー等について質問され、日々の生活におけるストレスについても聞いてくださいました。また「わしが病気を治すんやない、あんた自身が自己免疫で治すんや」と大きな声でおっしゃり私としても元気を貰った感じがしました。その後は現代の医療業界に存在する闇の話についても教示してくださり、私が読んだ本の内容がただのトンデモない話でなく実際にこの日本で起こっていることなのだという確信を得ることができました。
その後免疫を上げるための鍼灸を受け漢方風呂と漢方薬のお茶をいただき帰宅しました。それからは毎日食前、食後の漢方のお茶と就寝前のお灸を実践しました。これらの治療は、自然のものであり即効性はないがその分副作用もなく一番自然に治ると聞いていました。だから私は松本先生と自分の体を信じて根気強く治療しよう決意できました。
それから一週間が立つと、最初に下痢の症状が治り、徐々に固形の便へと変化していき一ヶ月が過ぎる頃には血便もなくなり私はもう治ったと思いました。また新たな仕事が始まり多忙になったこと。もう症状もよくなったから、しばらくは松本漢方クリニックにいかなくても大丈夫だろうという自己中心的な考えから二ヶ月ほどはまた無理な生活に逆戻りしました。そんな生活の中で自分が潰瘍性大腸炎であることも忘れかけていたある日、再び便に血が混じり始めたのです。
私はそれを見た時、「やってしまった。」という後悔の思いが湧いてきました。それと同時に馬鹿な自身への自責の念、松本先生への申し訳なさを感じていました。しかし多忙な日々と松本先生に怒られるのではという子供じみた思いから、なかなか松本漢方クリニックへ行くことができませんでした。しかし、その間も症状は悪化を続け血量の増加、便の軟化から下痢に変わってしまいました。
その時は一日の大便の回数も10回程になっており、座っているだけでも腸管内がゴロゴロとなり、音の恥ずかしさと痛みに耐える日々となっていました。食事をするとお腹が激痛に襲われました。外出先ではトイレの場所確認から始まり、会議等で席を立つことができない時の地獄のような時間を過ごしました。今から思うと普通の生活ではありませんでした。また潰瘍性大腸炎の一般的な知識として炎症から始まって体に悪い薬を投与され、最後は大腸摘出、人工肛門で完4治という笑い話を笑えなくなり、そういった恐怖から松本先生に怒られることを覚悟のうえ、もう一度松本漢方クリニックの扉を叩くことにしました。
私が松本漢方クリニックに訪れ、診察の順番が来て松本先生と顔を合わせると、先生が「なんで途中で来なくなったんや、そんな自分勝手な奴は知らん」とおっしゃりました。私は正直、何を言われても言い返せないので先生の言葉をずっと聞いていました。そして最後に「絶対、今度は治るまで来なあかんで」とおっしゃってくださいました。
それから再び漢方風呂と食前、食後の漢方茶、就寝前のお灸を数ヶ月続けて今に至っています。松本漢方クリニックに初めて訪れた時は症状が初期の段階だったので、すぐに血便はとまりました。しかし今回は前回よりも症状が悪化してからの再診だったので回復には時間は掛かってしまいました。以前は一ヶ月で治った症状でしたが、二ヶ月で固形便と軟便を繰り返す程度で血便や腹痛についての程度は軽くなったものの解消には至りませんでした。それもこれも全ては身勝手な自分の責任であると受け止めています。
この文章を松本漢方クリニックに送信しようとした矢先、血便が無くなり便についても汚い言い方ですが潰瘍性大腸炎を患ってからずっと理想としてきたバナナ型の100点とも言えるようなものが確認できました。早くこの結果を松本先生に知らせに行きたいと思います。松本先生、二代目松本先生、看護師さん、事務員さん、鍼灸師さん、漢方薬を処方してくださった薬剤師さん、みなさん本当にありがとうございます。
最後にお伝えしたいのですが、私は現代医療について全てを非難しているわけではありません。私自身も交通事故で怪我をした時は、日本の医療に救われました。だからこそ、日本の医療が健全になることを願っています。松本先生のように能力があり日本のためを思っている医師が迫害を受けているのは日本にとっての損失だと思います。また、この文章を読んでくださっている方に伝えたいことを羅列していきます。
・病気については自分のことなので医者に任せるのではなく自分で調べてください。
・世間で常識のようにされていることが非常識である場合があります。自分で調べて勉強してみてください。
・日本人にはどの医療を受けるのか選択する権利があります。化学療法を受けるのも漢方薬を使用するのも自由です。
拙い文章になりますが最後まで読んでくださった方に感謝の意を込めます。ありがとうございます。