「潰瘍性大腸炎手記」
41歳2013年7月20日
41歳2013年7月20日
潰瘍性大腸炎中間報告私が潰瘍性大腸炎という診断を受けたのはH23年の春でした。
それまでに1年間程、異常な程の肛門が痒く、日常生活に支障をきたすほど、その痒みに悩まされていました。その当時はその痒みの原因が分からず、近くのクリニックでステロイドが入った軟膏を処方され塗り続けましたが、2ヶ月が経っても一向に良くならなかったので、自分の判断で薬を塗るのを止めました。すると、次に便にほんの少しだけ血が付くようになり、痔になったのかな?でも、すぐに治るだろうと軽く考えていました。しかし、なかなか血便は治らず、これは何かおかしいと思い大腸内視鏡検査を受ける事にしました。
結果は特に異常がみられず、ビオフェルミンやビオスリーなどの整腸剤で様子を見ましょうという事でした。それから数カ月が過ぎて痒みは消えていきましたが、下血の量が少しずつ増えていき、加えて下腹部に刺し込む様な腹痛を1日に数回感じるようになりました。痛む部位はいつも同じ右下腹部でした。
暫くこの状態が続いたので、再度、大腸内視鏡検査を受けてみたところ、直腸から10~20cm辺りに腸粘膜が赤みを帯びたビランと白い粘液が見られました。この結果から潰瘍性大腸炎と診断を受けました。しかし、血液検査の数値は正常でCRPも正常でしたが、とりあえず潰瘍性大腸炎の治療薬としてペンタサを処方されました。数カ月医師の指示通りペンタサを服用しましたが、下血と腹痛は増していく一方で、その事を医者に訴えると錠数を増やされ、終いには1日の上限量まで服用しましたが、症状は悪化する一方でした。
すると医者は薬を変えてみましょうと、新たにアサコールを処方され下血の量が少しずつ減っていき、これは効果があると思い、頑張ってきっちり服用していましたが、しかしまた下血の量が増え腹痛も以前と同じ状態に戻ってしまいました。医者からは錠数を増やし様子を見ましょうといういつもの言葉が返ってくるだけでした。そのうちアサコールも効いている感じがしなくなったので、この次がどういう治療になりますか?と医者に尋ねると、次はステロイドですねと返ってきました。私はステロイドだけは絶対使用したくないと思い、これはどうしたものかと悩んでいました。
そして、インターネットで何か良い治療はないものかと調べていましたら、松本漢方クリニックのHPが目に留まり、松本先生の理論、患者さんの手記をじっくりと読ませて頂きました。医者に治らないと言われた潰瘍性大腸炎をはっきりと治るという松本先生の言葉に一筋の光を感じ、H24年の4月に初めて松本漢方クリニックを受診しました。
先生は凄くパワフルで色々な話をして下さいました。潰瘍性大腸炎はアレルギーが腸に出たものだと、普通は皮膚に出るが腸に出て炎症を起こしているだけだと、そして病気は自分の問題で発症し、治すのも自分次第だという事、人間は生まれもって自然治癒力があり、それが免疫であり、誤った薬の服用と化学物質が人間のすばらしい免疫システムを抑制し、症状だけを抑えて治る病気も治らなくしているという事を話して下さいました。
その日から今まで服用していた薬を全て止め、松本漢方クリニックで処方された2種類の漢方薬を毎日煎じて朝昼晩と3回飲むようにしました。漢方薬だけを飲み始めて2~3ヶ月後に下腹部の刺し込む様な痛み、お腹の張り、むかつきといった症状が和らいできました。以前は1日数回症状が出ていましたが、気が付くと1週間に2~3回程度に減少していました。1年経った今では下腹部痛、お腹の張り、むかつきもほとんど無くなってきています。
松本漢方クリニックにお世話になる以前の病院で処方されていたペンタサやアサコールを1日の服用できる限度量を服用しても一向に改善されなかった症状が治ったのは大変有難く、松本先生には感謝の気持ちでいっぱいです。有難うございました。
症状を抑えるだけで何の効果も感じられなかった薬を一生飲まなければならないところでした。そんな薬を服用し続ければ治る病気も治らなくなるどころか、副作用で新たな病気になるところでした。後は下血だけです。1年前よりは出血の量は半減しています。私のような下血だけ症状が残る潰瘍性大腸炎の方も稀におられるそうです。
あともう一息です。完治目指して頑張りたいと思います。正しい道に導いて下さいました松本先生、本当に有難うございます。