潰瘍性大腸炎手記
60歳女性 2011年8月8日
60歳女性 2011年8月8日
潰瘍性大腸炎完治に向けて
私が潰瘍性大腸炎と診断されたのは2009年5月でした。数ヶ月前から便に血が混じるようになり、普段から便秘症だった私は痔になってしまったのかなと安易に思っていましたが、粘血便・微熱と症状が酷くなってきました。「これは、痔ではないかもしれない」と思い始めたのと同時に不安になり、怖々、病院へ行き問診の結果、消化器科の先生を紹介され診察の結果「潰瘍性大腸炎」でしょうと言われました。聞き慣れない病名を聞いた時にはピンときませんでしたが、原因も解らず、治療法もなく、一生直らない難病で食事も健康な方が摂取した方が良いとされている食品は全てと言って良い程、食べない方が良いとの事、……と説明を受け時のショックは今でもよく覚えています。溢れる涙を抑えきれず呆然とした日々が続きました。
潰瘍性大腸炎の治療
後日の大腸内視鏡の検査結果も「潰瘍性大腸炎」と診断され、主治医に厚生省で定められている「特定疾患」なので役所に提出する手続きをと言われ、「本当に酷い病気に係ってしまったのだと」改めてショックを受けました。
まず一般的なペンサタ錠で治療を始めましょうと言われ、ペンサタ錠250を1日9錠服用で治療が始まりました。それでも、あまり変化が無く2ヶ月が過ぎた頃から微熱・下血が酷くなりペンタサ錠の量は1日12錠服用し始めました。主治医は診察毎に「これでしばらく様子を見ましょう」と言うばかりで、これで本当に大丈夫と疑問と不安が出てきていました。
この頃からインターネットで「潰瘍性大腸炎」について調べ始めていましたがどれも病院での説明と同様、絶望的な事ばかり書いてあります。
その頃の私は実家の事、母の介護とストレスの毎日が続いていましたのでパニック状態でした。
さらに2ヶ月後、一向に良くならず、ペンタサ錠1日16錠・ガスター錠1日2錠・プレドニン錠1日6錠、を出され、今はプレドニンを6錠から飲んで様子を見ながら減らしていきます。・・・・とステロイドの副作用は糖尿病・緑内障・大腿骨壊死・認知症……とゾッとするような病名をあげてきます。病院は「潰瘍性大腸炎」を治療(治療法がないのに薬だけ出して治療と言うのでしょうか?)をして沢山の病気を作っているのでしょうか? 憤慨をしながらも飲まなければいけない状態でした。
「潰瘍性大腸炎」治療で有名な先生
ペンタサ錠1日16錠・ガスター錠1日2錠・プレドニン錠1日6錠、二週間後毎にプレドニン1日4錠、3錠、2錠、1錠を処方されている間からステロイドはすぐに効き目を現し体調は良くなってきました。反面すごく強い怖い薬だと実感しました。しばらくすると、鬱・口内炎・顔に吹き出物・髪の毛が抜けるようになり、これも副作用でしょうか? 先生に伺ったら髪の毛が抜けるのは聞いたことがないとのことでしたが私は副作用だと信じています。
これから先もこの状態を続けなくてはいけない不安な毎日です。
その時に知人に教えて頂いた「潰瘍性大腸炎」治療専門の先生がいらっしゃる病院で診て貰うことにしました。
しかし、説明も治療法も全く同じでしたのでお願いしてステロイドはお断りしましたが症状により、より強い薬、大腸切除は避けられないと恐怖的なお話を聞き、病院を変えても治療法はなく対処治療であるため永遠に薬漬けなのだと覚悟を決めなければならなかったのです。現実へのショックと、将来の不安で気持ちは押し潰されそうでした。主治医から入院を薦められましたが今までのように自宅で治療を希望しました。
松本漢方クリニックを知って
何かもっと良い方法が無い物かと毎日考えながらネットで情報を調べ始めました。そこで、【潰瘍性大腸炎 漢方療法】を検索した結果、奇跡的に松本漢方クリニック辿り着つくことが出来ました。私は無我夢中で読みました。皆さんが光を見つけ希望に満ちた手記、松本先生の論文に移りました。論文は私には一度読んでも理解が難しく、何回か繰り返し読み理解していきました。読めば読むほど今までの治療の間違いがハッキリしてきました。このまま今の治療を続けると体がボロボロになってしまうと解った以上、止めようと思ってしまったのです。
そして、処方されている全ての薬を(愚かにもその時は何の不安も疑問もなく)止めてしまいました。
それからが大変でした。薬のリバウンドのせいで、一日20回以上の下血水便、特に夜間の回数が酷くトイレで寝ていたいと思ったほどです、その上に、高熱も続き、何かを口に入れ始めると即、トイレに飛んでいく状態で毎日寝たきり状態でしたので体重は10kg以上減っていました。こんなに体をボロボロにしてしまったのかと悔しい思いでした。
2010年4月9日 介護おむつを使用しながら大阪に向かいなんとか無事に松本漢方クリニックに辿り着くと、すでに待合室は患者さんでいっぱいでしたが漢方の香りが何故かホットして安心しました。
血液検査を受け、名前を呼ばれ診察室に入りました。松本先生に何でこの松本漢方クリニックを知ったか? 漢方での治療、松本先生の治療法に家族も理解してくれているか? 質問されました。
今までの経過を説明して、現在は病院で処方されている薬は全て止めてしまっているとお話しました。先生はすごい迫力で「そんなことをしたら死んでいたかもしれんで!」とビックリされていましたが、「ステロイドをいきなり止めても人間は死なないと示してくれたわ」と呆れて慰めてくれました。(私は松本漢方クリニックへ行くという前向きな気持ちで一杯でしたので死ぬなどと疑ったこともありませんでしたがとっても怖いことをしたのだと反省です。)
そして、松本先生は病気の原因とこれまで受けてきた治療の誤り、これから完治へ向けてのメカニズムについて本当に分かり易く説明して下さいました。 そして松本先生の言われた言葉は「医者が製薬会社と組んで病気を作り出しとるんじゃ。」この言葉に確かににそうだと納得してしまいました。
「一人で解決できないストレスは諦めること!!」「何食べてもいいで」「治らん病気なんてない!」「俺が絶対に直してやるから安心しろ!」と力強く握手をして下さいました。
やっぱり来て良かったと晴れ晴れとした気分で帰宅しました。断痢湯・きゅう帰膠艾湯という2種類の漢方を処方され治療が始まりました。煎じた漢方を食前と食後と1日3回、味は非常に苦くて始めの頃は飲む度に「良くなるぞ」と頑張って飲んでいましたが直ぐに慣れてきました。私の場合は沢山のステロイドを飲んでしまっていたので皆さんのように直ぐに効果が出ませんでしたが気が付くと熱もなくなり水便に近い便が軟便になり下血も目立たなくなりトイレの回数も減ってきていましたが、逆戻りの繰り返しでした。松本先生は「私が病気を治すんじゃないで、漢方が直すんじゃないで、自分の免疫力で治すんや、自分の気持ちの持ち方や!」といつもアドバイスをして下さいます。このアドバイスが私の力です。すごく勇気が出るのです。2011年3月頃から明らかに違ってきました。下血も目で確認できないほどになり、夢に見ていた健常者の便になり本当に感激でした。
その頃には、鼻水が止まらず、耳の中で膜が出来たようで聞きづらくなり、肩こり、頭痛、目がかゆく、特に両腕やお腹や背中が痒くなりました。どんな状態になっても好転反応だと思い嬉しくなっていました。このような状態は先生にはお見通しなのです。私は鈍感なのでしょうか?私が気付いていない症状までを言って頂いて「あ、そう言えばそうです!」と気が付く次第です。
5月頃から指の関節に違和感(この症状もだいぶ前に先生に関節が痛いことがないか聞かれました。)があり、肘・膝と関節に痛みが出るようになったとお話をしたところリュウマチが発症しているとのことです。リュウマチも潰瘍性大腸炎と同じ病気と説明を受け漢方薬を頂いています。
終わりに
先生がいつも言って下さる言葉【自分の気持ちの持ち方で免疫力を高める事ができる】が本当に大事なことで一番難しい事だと感じています。 まだ完治までは行きませんが完治間近です。
今の私は毎日を楽しく過ごし、前向きに過ごせるようになっています。地獄から救い出してくれた松本先生に感謝しています。いつもパワフルで患者さん達の為に頑張って下さり有り難うございます。
西洋医学では治せないと言い切っている病気が、東洋医学で治して頂ける。潰瘍性大腸炎・リュウマチなど膠原病で悩んでいる方は一日も早く松本病院のホームページをご覧下さい。素晴らしい人生になりますよ。楽しい毎日が送れますように。