「息子の潰瘍性大腸炎が5歳で治るまで。」
匿名希望 5歳 男性
匿名希望 5歳 男性
オーストラリア国で生活していた時に息子が3歳で潰瘍性大腸炎と診断されました。日本国内でステロイド投与の為の入院を経ても何の改善もみられず、闘病生活と継続せざるを得ない劇薬の投与に精神的に苦痛を感じていた時、松本先生のホームページを姉が見つけてくれました。その後、松本漢方クリニックで治療を受けた方々のプログをプログ村で見つけ、治療の経緯などを把握する事ができました。今は、地獄の様に繰り返されたあの時の闘病生活を冷静に受け入れる事ができ、現在8歳になった息子の左耳から顔面、首回りと頭部に大きく拡がったアトピー性皮膚炎と乾癬の治療をして頂いています。
私達がした様な経験をする必要が無い事を広く伝えて行きたいと強く思っていましたが、まだまだ血液の検査でIgEの数値が高い事で、まだ病気が完治したと云えないと構えておりました。が、先生は、「潰瘍性大腸炎はもう終わった。今は、別の疾患や。」と言ってくれて、その言葉が嬉しいと思えるほど、潰瘍性大腸炎の症状は辛かったです。
以下に、息子が完治に至るまでと、難病指定、等々について簡潔に述べたいと思います。
⚫ 生まれた時は、オーストラリア国の牧場に居住しており、綿花の近隣農家が空中散布で除草剤等の農薬を撒き、雨水をタンクに貯めて飲料としていた。
⚫ 1歳の時に、縦 10 cm、太さ 1 センチ位の糸を引くような粘液便をする。(9 か月頃から、父親がハムを昼食と夕飯前に大量に与えていたのを後で知る。)
⚫ 1 歳~2 歳まで、風邪や、冬になると粘液便を含む下痢に少量の血液が混じるようになる。(牧場から炭鉱の町へと引っ越し、町の診療では、潜血便の検査をしてもらえず、血便が無いと診断を受け、病院を転々とする。)
⚫ 3 歳になる前に、貧血の数値が悪いと潜血便を行い、専門科に紹介を受け、胃腸のカメラを受ける。(大腸に腫れがあり過敏性腸症候群と診断される。このときから少量のサルファサラジンを服用する。)
⚫ 3 歳~4 歳では、今までに無かった濃い赤の血便の下痢を一日 10 回未満繰り返し、下痢にならなかった食材で下痢をし、下痢が長期化し、薬量の増加と、排便コントロールが 1 か月から 2 か月掛かる。(IgGのアレルギーは遅延型だとしり、食事調整を心掛けるも全く効果が把握出来ない状態で、体重減少傾向が続く。)
⚫ 3 歳~4 歳の間に、再度大腸カメラをし、潰瘍性大腸炎と診断される。(症状が安定した時は束の間で、下痢便が始まると血便が数週間続き、薬の量を増やし続けても効かず、治まる迄耐える事が苦痛になる。メサラジンや他の薬は、直ぐに嘔吐をするなど服用できず。)
⚫ 4 歳の時に、日本で再検査をし、ここでも潰瘍性大腸炎と診断をうける。(大阪の急性期総合病院で、このままだと大腸が壊死する可能性がある。点滴ステロイドで大腸に届けば、腫れが治ると説明を受けるが、「完治しますか?」と尋ねても回答はうやむやにされる。とにかく、恐怖心を駆り立てられて入院を決意する。)
⚫ ステロイドの投与は、体重に対して最大の一日 30mg 点滴からはじまり、退院後、約2 か月間内服で、容量を減少させて服用する。(ステロイドの効果は、次の日にみられ、下痢便が普通便となる。潜血便も無く、採血結果も一時期に肝機能が悪化しただけで良好となる。)
⚫ 好調に過ごしていた時に、医師に確認後予防接種を受け、再燃が始まる。(日本で何故、再燃に至ったか説明されず、直ぐのステロイド治療は再開出来ない。とオーストラリア国に帰っての治療を勧められる。その後、オーストラリア国では、抑制された免疫が予防接種の後、圧力がかかり急激に反発したのだろうと説明をうける。ステロイド再開が直ぐに出来ない為、様子を見て期間を開けるが治らず、再度ステロイドの内服を一日15mg から始めたが、効果がみられず。)
⚫ 4 歳の半ばで症状が悪化傾向の為、この歳では例がないイムランの服用を勧められる。(ステロイド治療は、劇薬過ぎて続けられない。2 年に一度の投与に軽減するために、イムランを使用すると云われる。この時期の下痢は、食物を全く消化していない状態も数回見られた。)
⚫ この頃、このまま劇薬を続けては息子の肝機能、腎機能等の臓器が壊れるであろうし、大腸が悪化の原因と摘出する事となれば、免疫を創る大腸、健康維持の為の腸内フローラを創る大腸、植物の根っこであると云われる大腸が無くなれば、息子の健やかな成長は望めないと悟った時に、私の体に異変が出て、生活途中で何度も倒れそうになっていた。
⚫ そして、松本先生の HP と出会い、患者さんのプログで漢方の詳細や、治療経過を知り、日本に直ぐに帰国が出来ないので、家族から市販の漢方を国際配達してもらう。
⚫ イムランの処方が出る一週間前から、市販の「半夏瀉心湯」と「桂枝茯苓丸料」を服用した所、翌日に消化した便が出て、その後、軟便は出ても下痢をする事がなくなる。(私が望んでいた薬の効果はこれだと確信し、松本先生が処方する漢方より濃度が低くとも、便の状態も良かったので、イムランの処方箋を断る。)
⚫ それ以後、市販の漢方のみで、初めての耳にアトピー性皮膚炎が見られるが、直ぐに治る。(他の患者が云われるほどの IgE からくる反応では軽度であった。)
⚫ 数か月後に、プレップ(小学一年生の前の就学)があり、説明会で潰瘍性大腸炎と活動期の下痢症状を説明すると、おむつ交換が施設には無く、そんな手間はかけられないと言われる。(友達と遊ぶことが好きな息子だから学校に通わせたかったが、家庭教育も視野に入れ、漢方の服用を続けるが、ほぼ普通便で排便コントロールができ、通う事ができる。)
⚫ その後、空地を挟んだ家に大家族がやって来て、息子と同い年の友達もできたが、危険ドラッグ(近年、若者が購入ターゲットにされるメタンフェタミン)を使用し、ドラッグパーティが平日の夜を含め行われ、せっかく健康を手に入れた息子が居る環境では無いと、日本に帰国する。(オーストラリア国では、頓服薬がコンビニで買え、容量を守らず服用する事もあり、十代で薬が効かない例も多く、それが薬物依存との関係も指摘できるのではないでしょうか。)
⚫ 5 歳の時、帰国前に、専門医の採血を受け、血液に炎症や異常が無くなっている結果を手元に、初めて松本先生とお会いし、全てをお話しする。(状態によっては、鍼灸治療を要する事とあったが、必要はなく、自費の血液検査で状態にあった漢方の処方をして頂く。市販の漢方に対しても、良いよと言って頂く。)先生は、採血結果をもとに、「クローン病の診断は出なかったの?」と問われる。(胃で消化が一切されず排便があった時には、胃にも炎症が出ていたのだろうかと思うと共に、保険適用の血液検査で異常が無いのに、先生の採血ではまだ異常が残っているのかと不安になる。)
⚫ 一年生の夏、体に発疹が出て、1 センチ大の潰瘍のような皮膚炎が上半身に点々と現れ、松本先生に漢方、抗生物質、ヘルペスの薬、塗り薬を処方してもらい 1 か月位で完治する。
⚫ 二年の夏、耳からの皮膚炎で診察・治療を受けるも、顔や首回り、頭に乾癬が拡がり、リンパ液が大量に出て炎症が収まらず、痒みが出て来たので他種類の漢方も処方して貰い少しずつ炎症が出ている範囲が狭くなって今現在2月に至る。(フロモックスで吐き戻しがあり、微熱が無いので抗生物質無しで、漢方とヘルペス剤、塗り薬での対応)
⚫ リンパ液が固まり、髪や皮膚に付着している事を同級生から、「鼻くそ、うんこが付いてる」などとからかわれ、学校に行きたくないと泣く日もありましたが、イヤーマフラーにカーゼを忍ばせて液だれを防ぐ許可を学校に取り、本人には、「体内で起こっていた皮膚炎が体外に出ようとしている。」と説明し、前向きに学校に通っています。
⚫ 首筋のリンパ腺上に、2 センチ大程度の腫瘍が複数あり、先生に尋ねると「私の所に来ない時に他の塗り薬の使用してる?」と聞かれ、天然アロエとか、天然素材の軟膏は塗りましたと答えると、「ステロイドとか入っていないか?ヘルペスが増える原因で腫瘍が出来ているぞ。」と。そして心配していた、「悪性癌になりますか?」と聞くと、「それはない。」との回答でした。(ネットで、リンパ腫を調べれば大きく悪性癌の説明もしているので、不安になっていました。)
⚫ 松本先生の医学を何度も読み、理解をしようと努めていますが難しく、先生の質問にも答えられず、時には厳しく指導もされますが、常に、一患者である私達に親身に接して頂いています。採血結果にあった漢方の処方も、市販で買える物ばかりではなく、内臓に負担をかけることなく治療ができ、有難く思っています。
⚫ 潰瘍性大腸炎は、精神的に苦痛を受けるとなりやすい。とありますが、息子は入院中も、闘病中も、こんなに元気で何の病気かと聞かれるくらい走り回る子です。(ただ、下痢が続くと痛さが治まる迄は寝たりしていました。)今、煎じて飲んでいる漢方は、とても苦くて飲みにくいと 20 分要して服用したりしています。闘病で精神的に不安定な当時は、顆粒で飲みやすい市販でなければ飲ませられなかったと思います。
⚫ 採血結果 TARC 1476→1080 、非特異的 IgE 176→78→56 、単純ヘルペス HSV IgG EIA 価 162.8→82.3(基準値 2.0 未満)となっており、プラス反応であり、診察の基準となっていますが、実費検査、実費医療品で抗ヘルペス剤の処方になるので高額となります。ヘルペスウィルス(8種類のうち1種)が高値であるにも関わらず、保険適用にならない矛盾が生じています。
次に難病指定について述べたいと思います。
難病の定義は、
1. 発病の機構が明らかでなく、
2. 治療方法が確立していない
3. 希少な疾患であって、
4. 長期の療養を必要とするもの
であり、治療により病気を完治することは出来ず、身体的障害を抱えたままの生活を余儀なくされるとしている。
医療費助成の対象である指定難病の定義は、
1. 患者数が本邦において一定の人数に達しないこと
2. 客観的な診断基準(又はそれに準ずるもの)が確立していること
となっている。
指定難病の疾患の中で潰瘍性大腸炎は患者数が最も多く、14 万人を超え増加傾向にあり、指定難病の定義1にある、一定の人数を超えれば、指定から外れる事も懸念しなければならない。潰瘍性大腸炎の推計グラフがアレルギー疾患の増加率と類似している事からも、今後の増加は避けられない様に思える。
松本先生の医学実績は何十年もあり、難病指定である潰瘍性大腸炎のアレルギー疾患を、免疫を高めて完治させてきています。体内で起こるクラススイッチに関しても、松本先生の他に説明ができる人はいません。
免疫が異常反応しているのではなく、病原菌を殺そうと反応しているのに抑制し、その間にヘルペスや他の病原菌を増殖させる、薬物による免疫抑制の理解が必要です。
松本先生の治療法を知らず、病院で治療される患者に、子供だましの説明で薬物を投与するのではなく、副作用のリスクと治療法の確立していない薬物投与である説明をすることは、医者の努めにはならないのでしょうか。
難病指定だからと、次々に劇薬を投与し、効き目が無い事を個体の機能障害だと説明する事が人の道とは思えません。
免疫を高める事が健康維持と知りながら、免疫抑制を続ける矛盾に誰も気づかないのでしょうか。
追求心や探求心をもって、松本先生の実施した潰瘍性大腸炎を完治させてきた治療法を学んで救命にあたって欲しいと願います。
間違った答えに嘘の辻褄を合わすよりも、明確な回答に式を入れる方が確かではないでしょうか。真実は揺らぐ事が無いと松本先生が仰っていた様に、私達も指定難病である潰瘍性大腸炎を完治させた記録を持って理解を求めて行きたいと思います。
日本の経済難について。
「国の借金」9月末で 1080 兆円 国民1人あたり 852 万円 (総務省の人口推計(1億 2672万人、概算値)で単純計算 2017/11/10)
とありますが、医療報酬も国民の税で支払う事になり、高齢者の増加や新疾患の増加でも、「国の借金」は、高騰するとされています。
息子が入院した時の治療費は、100 万円を超えましたが、子供医療証により 500 円となりました。息子の疾患に関しては、不必要と云えた入院となり、多額な国税を使用した事を申し訳なく思っています。私達は、普通に健康になりたくて病院を頼る訳ですが、最低限の専門知識を持って、疾患と戦って行かなければいけない様ですね。
日本の高度成長と共に化学物質の使用量は増え続け、50 年前には無かった体内での炎症反応が起っているのだろうし、今は、水道水でさえ、沢山の化学物質が含まれ、飲食で無添加のみ食する事も不可能に近いと言っていいのではないでしょうか。
資本主義社会は、利益を追求するあまり、発がん性物質である食品や添加物に対しても悪評判を許さない嫌いがある様に思える。
私達が子孫繫栄したのには、今までの生きる知恵が受け継がれたからと云えるが、利己的に個人主義で利益を求める背景が、多くの疾患の増加に繋がっているといえないでしょうか。
海外でも、合成着色料、合成保存料の添加物に対するアレルギー疾患の指摘はあるが、それを明るみに出さない事を続けて、不健康な若者が増加すれば、今後の日本の繁栄に影響を及ぼす計算は単純に出てこないものでしょうか。
将来を担う若者に増加傾向の潰瘍性大腸炎を完治させないままで、劇薬投与を続ける仕組みをいつまで続けていくのでしょうか。
松本先生の様に、最前線で正義の為に、偽りに立ち向かっていく人がいなければ、今後のこの国の発展は無いと悲観的になっているのは私だけですか?
現在の日本は核家族の様に思えるけど、実際は他人との繋がりがあって暮らしているのではないでしょうか。
松本先生の偉業が大きく広まり、薬剤で苦しむ当事者である闘病生活を送る患者が、減る事を祈っています。
補足ですが、母親の私と祖母の診察内容を記載します。
祖母は、橋本病、腰椎変性すべり症、蓄膿、などの疾患を健康診断で受けました。
松本先生は、全てヘルペスウイルスの仕業と言われ、実費検査で高い数値がでました。
私も、酷い眩暈は、ヘルペスウイルスが関係し、採血で数値が高かったので、漢方とアシクロビルの処方で共に回復しています。
私は、子供の時(30年前)に、尿たんぱくが多く、腎臓機能障害の疑いで大病院を紹介されましたが、当時、病院で家政婦をしていた祖母が腎疾患で入院する患者は、どんどん元気が無くなる現状を父親に訴え、接骨院で治療を受けました。唾液から PH バランスを測り、食事療法で改善した経緯があります。
その当時は、祖父母の間でも薬を煎じる習慣があり、今回の漢方治療にも違和感もなく取り組めたのだと思います。そういった習慣を今は周りで見ないから、漢方薬の効能に認識低下があるのではないでしょうか。
中国では、日本で漢方薬と称するものを、「スープミックス」として日常的に服用していたり、インドのカレーのスパイスにも漢方が使われて、日常的に摂取されています。
ここ日本では、漢方が免疫を高めると云う認識は低い様に思います。
長々と書き綴りましたが、以上とさせて頂きます。閲覧有難うございました。