「潰瘍性大腸炎手記」
55歳2014年11月4日
55歳2014年11月4日
ある日の朝、鏡を見た私は思わず叫んだ。「何これ?!」おでこから両頬にかけて顔が真っ赤になっている。時間が経てば治まるのでは…と思ったが変わらない。数日お化粧でごまかして仕事に行ったが一向に治まらない。不安になった私は近所の皮膚科を受診した。
医師は私の病歴を見て「膠原病の可能性があります。現在潰瘍性大腸炎でかかっている所で検査してもらって下さい。」と言った。「えっ?!何それ?すっかり良くなっているのに」私は平成13年に潰瘍性大腸炎の診断をうけていた。幸い(なのかどうか)痛みや発熱などの症状はなく、排便に血が混じる状態が何年かごとにあるという状態だったが、平成19年前後から出血が止まらなくなった。
引っ越しを期に地元の大きな病院を受診。即日内視鏡検査となった。結果、その病院出身である近所の消化器内科を紹介された。それまでは内視鏡検査のため絶食すると出血は止まっていたが良くならず、だんだん排便に支障が出るようになっていた。薬は効かず、順次この病気に使われる様々な薬を処方された。座薬や直腸に直接注入ものまで…が、全て効かず出血は止まらない。しかし不思議と副作用は出なかったことが救いだった。受診してもただ薬をもらうだけ。トイレに頻繁に行く以外日常生活は普通におくれ、仕事にも行っていた。
だんだん足が遠のいていた。しばらくして受診すると、「新しい薬が出たので試してみますか?」と言われた。わらをも掴むとはこのことである。早速服用してみた。ウソのように血が止まった。排便も以前のように快便に戻った。トイレの場所を気にすることなく、また、普通の毎日が送れるようになった。ただひとつ「薬を飲む」ということ以外は。このまま一生難病患者として薬を飲み続けないといけないのか…そんな思いを抱いていた時、その朝がやってきた。
通っていた消化器内科で、やはり「膠原病」との診断をされた。やっと普通に生活できていたのに…と思ったが、だからこそこれを期に私はこの病と薬との決別をすると決意した。それまで痛み・発熱等の症状やムーンフェイスなど薬の副作用がなかったため、なんとかやり過ごして来ていたが、真剣に病と向き合う覚悟を決めたのだ。知り合いに同じ病気の人がいたので(大腸を切除していた)経緯やどんな治療だったのか教えてもらった。また、必死にネットで情報を集めた。そこで見つけたのが「松本漢方クリニック」だった。
漢方煎じ薬を飲むだけで免疫が上がり足裏がサラサラになった患者さんの手記
松松本医師の独特の理論は難しかったが、なぜかストンと腑に落ちた。(私、治る!)そう思えた。すぐ受診した。松本医師は想像を超えた個性的な方だった。でもキライじゃないタイプだ。「僕のところによく来てくれたね!ありがとう!」と力強く握手をして下さった。私も思いを込めて力強く握り返した。信頼関係が生まれたように感じた。
漢方生薬を2種類、塗り薬を2種類処方された。顔の赤みは一週間ほどで見事に消えた。漢方生薬を煎じて毎食前・後に飲むのは大変だ。おまけにすこぶるまずい。でも「治す!」その思いで必死だった。容器に入れて会社にも持って行き飲んだ。だんだん苦さにも慣れた。初診時、出血はもうなかったので大きな変化は感じられないが、抗核抗体の値は、顔が赤くなった時640(正常値は40未満)だったのが現在は80まで下がっている。もう顔が赤くなることもない。
もうひとつ、松本漢方クリニックに来るまで足の皮がめくれて仕方がなかった。(年中)水虫かと思って調べてもらったが菌はなく、何を塗っても治らなかった。人前で素足になるのがためらわれ、サンダルも履けなかったのが気がつくと綺麗に治っていた。今では以前よりきれいになっているように見えるほどだ。
(※免疫が上がったからです!)
本医師は常々言われている。「病気を治すのはあなた自身、医者はそれを手助けするだけ。」本当にそうなのだと身をもって感じる。「治してもらう」のではなく自分が自分で「治す」そう決意して闘うことが一番大切なのだと。そして、今後何かの病気になったとしても、松本漢方クリニックがあれば闘うことは怖くはない。と言うことで、松本先生、これからもよろしくお願いします。
どうかお元気で長生きなさってください。
一番の願いです。