「潰瘍性大腸炎手記」
36歳2015年1月1日
36歳2015年1月1日
松本先生、去年は大変お世話になりました。先日、お電話でお話させていただきましたが、体調良く、晴れやかな新年を迎える事が出来ました。松本先生との出会いと、私の免疫には感謝しかありません。今後は、更に自身の健康に気をつけて生きていこうと思います。私の手記が潰瘍性大腸炎で苦しんでいる方々の希望になる事を切に願います。また、松本先生の益々のご活躍を祈念しております。ありがとうございました。下記、乱文ではありますが、私の手記です。宜しくお願いします。
「潰瘍性大腸炎」完治へ
11年前の2003年から軽症でしたが下血と腹痛があり、内視鏡の検査を定期的に受けていました。その当時の診断結果は、腸炎。潰瘍性大腸炎やクローン病と診断されなかったのであまり深刻に考えず、薬の嫌いな私は、症状の出た時だけペンタサという薬を飲んでいました。そして今年の2014年2月、ドロっとした下血が出ました。今回の下血はいつもと違うと感じ、急遽、都内某病院で検査。検査結果は潰瘍性大腸炎。
後日、医者から潰瘍性大腸炎だけでなく陰窩膿瘍が見受けられ、それが癌化する恐れもあるという病理検査結果を受けました。人生で初めて癌という言葉を聞き、目の前の状況に現実味がなく思考が麻痺していました。家に帰る途中、徐々に不安が襲い、「難病指定の病気だから一生薬を飲み続けないといけない。最悪、このまま死んでしまったらどうしよう、後悔しか残らない。」悪い方へと思考が働く。インターネットでこの病気を調べると大腸全摘出、肝転移、人工肛門など不安を煽る文字だらけ。
しかし絶望の中、落ち着きを取り戻せたのは妻の存在でした。妻のおかげで少しずつ前向きになり、この難病をどうにかして完治させたいという気持ちが湧いてきました。病院から処方されたアサコールという薬を何日か飲んでいたが、素人ながらこの薬に疑問がありました。症状を抑えるだけで病気は治るのだろうか?ということでした。先生は「とりあえず飲みましょう、潰瘍性大腸炎にはこの薬が効果的と証明されていますから」と言っておりましたが、治るとは決して言いませんでした。私は、必ず他に方法はあると思い、他の方法で難病を治せないかとインターネットで調べていると、漢方で難病を治しているという病院を見つけました。それが松本漢方クリニックとの出会いでした。
松本漢方クリニックのホームページに書いてある論文や漢方で症状が良くなっている人の手記を読み、「やはり漢方か!」という思いと、「この手記は本当なのか?」という期待からくる不安がありました。百聞は一見に如かず。パソコンの前に居ても何も始まらない。松本先生にお会いしないことには何も始まらないと感じ、東京から大阪にある松本漢方クリニックへ駆け込んだのは2014年3月。潰瘍性大腸炎と診断されてから3週間後のことでした。
松本漢方クリニックの印象は、受付や調剤のスタッフだけでも10人近くいましたので、「それだけ患者さんが多いのかなぁ」と感じました。待合室には膨大な患者さんの手記があり、それを読んでいると診察室から私の名前が呼ばれ、松本先生と初対面。松本先生は今まで会ったことがないタイプの先生でした。「病気の理論は理解してきた?」「東京から遊びに来たんとちゃうやろ?自分の病気なんやからちゃんと勉強せなあかんやろ?」「病気を作ったのは貴方や、病気を治すのも貴方やで!」刺激的な医療面接でしたが、言葉の端々に優しさ溢れるそんな先生でした。無意識に病院や先生任せという考えになっていたことに反省しつつ、先生のお言葉を聞いていました。そして私が聞きたかった言葉。「絶対この病気は治る!」とはっきり言ってくださいました。この言葉がどれだけ私に勇気と希望を与えてくれた事でしょう。
その日は血液検査、鍼治療を受け東京へ戻りました。松本先生に会うまではガンになったらどうしよう、人工肛門になったらどうしようとネガティブな私でしたが、松本先生との出会いによってポジティブになれました。それだけで病気の半分は治ったと錯覚するほどに。漢方薬は大阪から2週間毎郵送していただきながら治療を始めました。服用して1週間後、下血がなくなり、1ヶ月経たずに下痢から固形物への回数が増え、2ヶ月経つ頃には下痢はなくなりました。職場や生活環境を変え、ストレスを溜めない生活を始めた事も症状緩和へ向かったのかと思います。私は漢方というものは効果が出るのに時間がかかるイメージを持っていたのでとてもビックリしました。現代医学では難病と言われている病気が本当に漢方で治ってしまうのかという驚きと期待がどんどん膨らんでいました。漢方治療を始めてから9カ月が過ぎました。9カ月前はアサコールを飲み続けないといけないという精神的負担や難病指定の手続きも考えていた私。
松本漢方クリニックとの出会いは私にとってこの上なく大切な存在になりました。そして、2014年12月、都内某病院で大腸内視鏡検査を受けました。炎症なく、ただれなく、良好でした。病理検査も特に異常なし。漢方治療を始めてから9ヶ月の結果です。
私の潰瘍性大腸炎は軽度だったのかもしれませんが、難病がこの数ヶ月で治ったんです。都内某病院の医者は、「症状が落ち着いてますね、定期的に内視鏡検査はした方がいいですよ」と言っていました。完治とは言えない事情があるんでしょう。世の中の常識や情報は、実は間違っていたり、歪められていたりする場合もあります。正しい選択をするには、まず疑問を持ち、自ら調べ行動することが大事なんだと感じます。この病気をきっかけに、暴飲暴食をしない、ストレスを溜めない、睡眠不足にならないなど、健康管理に気をつけるようになりました。私の手記が潰瘍性大腸炎やクローン病で苦しんでいる方にとってお役に立てれば幸いです。私の人生を変えてくれた松本先生、本当にありがとうございました。