「潰瘍性大腸炎手記」
43歳女性2013年5月8日
43歳女性2013年5月8日
私がおかしいなと思い始めたのは、2011年の2月くらい。便が鹿の糞のように、小さい粒状になっているような気がしていました。どうしてかなあ?と思ってはいたものの放っていたら、下痢のようにお腹がグルグル言って、便ではなく粘液が出始めました。しかし、季節が夏に近づくと症状は収まり、気にならなくなりました。
ところが、9月に入った頃、痔になっている事に気付き、肛門科を受診したところ、痔は対した事はない、それよりも腸に潰瘍が出来ていると言われて、内視鏡で検査しました。潰瘍性大腸炎直腸型と診断されました。処方された薬は、アサコール錠とリンデロン坐薬でした。二週間服用した頃、雨に濡れた後にクーラーの風を浴びて寒気がして頭が痛くなりました。その夜、発熱。オレンジジュースを飲んだのが良くなかったのか、明け方から脂汗が出るほど下腹が痛くなってきました。それは出産よりも痛くて、周期があるようでした。身体をネジられるような痛みに我慢出来ず、救急病院へ。私の考えでは、おそらく胃腸風邪だろうと思いました。
それを病院の先生にも言いましたが、潰瘍性大腸炎と診断されていると言うと、この痛みと熱は、それから来ているとの事。しかし、昨日まではそんな痛みはなかったし、風邪をひいてお腹を下しているから、その薬が欲しいと言いましたが、聞いてもらえませんでした。そこで処方された薬は、点滴をして帰宅。しかし、痛みは治まらず頓服を飲みながら堪えました。
翌日になっても治まらなかったので、再度救急病院へ。(連休中だったので)今度は違う先生だったので、お願いして抗生剤と風邪の薬ももらいました。だけど、主治医ではないからと一日分。明日、主治医の先生に見てもらうようにいわれました。翌日、主治医の先生に見てもらいましたが、やはり風邪の薬や抗生剤はもらえませんでした。病院の先生に不信感を覚えました。この時、この病気は中々治らないことや難病に指定されている事を聞きました。帰宅してから、花粉症の時に飲んでいる小青龍湯を飲みました。それでも、一週間くらい辛かったです。こんな痛みが度々やって来るようなら、大変な事だと思って自分の病気についてインターネットで調べました。そこで、手記やいろんな病院や先生の治療の仕方を読みました。でも、どこにも治るとは書いてありませんでした。
しかし、治療をしている人の手記の隅に松本漢方クリニックのホームページが載っていました。それをクリックしてみると、やっと治ると書いてあるのを見つけました。すぐに先生の論文をプリントアウトして読みました。難しいけど、なんとなくわかりました。私の祖父や従姉妹が鍼灸師だったのも後押ししたのかもしれませんが、すぐに松本漢方クリニックに予約をしました。
岡山県在住の私には大阪は少し遠いけど、通えない距離でもないし、なにより他に治すと言う先生はいないのだから!!それが、10月始めのこと。4ヶ月に一度来院しながら、漢方薬と、お灸と鍼の治療をしました。何がすごいって、漢方薬を飲んだ次の日には、下痢じゃなくなったのです。バナナのような便でした。形のある便は久しぶりでした。それで、時々ズボラをしながらも漢方薬を続けています!!お腹がグルグル鳴ることもほとんどなくなりました。あの時、病院でもらった薬を飲み続けていたら、どうなっていたのかなぁと時々考えます。
松本先生のホームページに出会えて感謝しています。=