「潰瘍性大腸炎 ブドウ膜炎手記」
匿名希望 43 歳
2013 年 6 月 13 日
匿名希望 43 歳
2013 年 6 月 13 日
もうすぐ完治! 潰瘍性大腸炎とぶどう膜炎(途中経過)
松本漢方クリニックのホームページにたどり着いたあなたは、もうこの時点で病気は半分治ったようなものです。私が治療を始めて1年3か月経ちますが、「必ず完治できる。」と確信できるまでに症状は改善しました。
■病歴
今、2013 年 6 月ですが、私は 12 年前から『潰瘍性大腸炎』を、3 年前から合併症として発症した『ぶどう膜炎(眼の炎症)』を患っています。
1 年 3 か月前に初めて松本漢方クリニックを訪ねて以来、今までの西洋の薬を使った治療を一切やめて、漢方中心の治療を受けています。現在は、長年苦しんできた下痢の症状は治まり、眼の炎症も全く起こっていません。
治療は春に始めたのですが、私の体は季節ごとに変化していきました。
春 ・今までステロイド薬によって押さえ込まれていた体の本来の機能が呼び起こされ、体の表面に様々な症状(下痢、アトピー性皮膚炎、眼の炎症)が出始める。
夏 ・上記の症状が激しくなり、夏の暑さも手伝って、体力的・精神的にツラい時期を過ごす。
※一見、悪化しているようにみえるが、松本漢方クリニックでは完治に向かうために、必ず経験する症状。
秋 ・まだまだ体はツラいが、アトピーによる皮膚の熱さや痒みが少し治まったように感じる。
冬 ・気温が低くなると共に、様々な症状が落ち着いてくる。
・ 気持ちにもゆとりができる。
春(2 年目)
・ アトピーの痒みは続いている。
・ 眼の炎症は無いが、白内障と飛蚊症が気になる。
・ 大腸の調子は良好。
■ぶどう膜炎発症時~現在までの症状の変化
大学病院では、当たり前のようにステロイド治療を行います。患者も「先生には逆らえない。」と、言われるがままにステロイドを使用します。私も嫌とは言えずに使用しましたが、治るどころか、日に日に病状は悪化し、次第に眼以外の部位にも異変がみられるようになりました。いかにステロイドが恐ろしいかを知ってもらう為に、ステロイド使用開始時から現在に至るまでの症状の変化を書いてみます。
松本漢方クリニック治療開始の 2 年前
潰瘍性大腸炎・10 年前に発症(軽症)
・サラゾピリン服用も、10 年の間に炎症が下行結腸型から全大腸型に悪化する。
ぶどう膜炎 ・ 大腸炎の合併症として発症。霧視(霧がかかったように白く見える)が起こる。
・ 点眼薬(ステロイド)で治まるが、薬をやめると再び発症。
・ ステロイドレスポンダー(ステロイド使用で眼圧上昇)であることが判明し、眼圧降下剤も点眼することに。
・ 就寝前には瞳孔を開く薬も点眼。
松本漢方クリニック治療開始の 1 年前
潰瘍性大腸炎・ 下痢と眼の炎症で体力が著しく低下。
ぶどう膜炎 ・ 1 日 6 回の点眼と、1~2 週間ごとの通院。
・ ステロイド使用により下のまぶたの皮膚が黒くなり、白目は黄色くなる。顔色も悪く、見るからに病人という感じ。
・ 『結膜下出血』(白目が真っ赤になる)が頻発。
・ 長期間の炎症により、『硝子体混濁』(飛蚊症)が起こる。
・ ステロイドの副作用により、肩こり・頭痛・吐き気・眼痛がヒドく、吐いて一日中寝込むことが多くなる。
・ 胃がムカムカし、食欲減退し、体重も徐々に減少。
松本漢方クリニック治療開始の 4 か月前
潰瘍性大腸炎・ 下痢が続く。
ぶどう膜炎
・ 『のう胞様黄斑浮腫』(黄斑がむくんだ状態)になり、霧視・飛蚊症に加え、物がゆがんで見えるようになる。
・ 黄斑は視神経の近くにある為、点眼薬では効かず、白目に直接注射をすることに。
・ 注射を始めてから生理が月に 2 回来るようになり、貧血で体調が急激に悪くなる。
・ 半年前に比べて体重が 5Kg も減少。(痩せ方が異常で、日常生活を送るのもツラくなってくる。)
松本漢方クリニック治療開始の 1 か月前
潰瘍性大腸炎・ 下痢が続く。
ぶどう膜炎 ・ 長期間の炎症により『白内障』が起こる。
・注射でも炎症は治まらず、全身投与(点滴)を勧められるが、「これ以上西洋の治療を続けていても病気は治らない。」ということを確信。
・ インターネットで松本漢方クリニックに出会い、駆け込むことを決心。
松本漢方クリニック初診日(2012春)
潰瘍性大腸炎・ 大腸炎は「必ず治る」と太鼓判を押してもらえる。
・ サラゾピリンをやめる。
・ 漢方薬を飲み始める。
ぶどう膜炎
・ ステロイド治療が 2 年も続いた為、リバウンドが激しくなる可能性が高く、「来るのが遅い!」と先生に叱られる。
・ 全ての点眼薬をやめる。
・ 漢方薬を飲み始める。
松本漢方クリニック治療開始から 5 日目
潰瘍性大腸炎・ トイレ回数---1 日 4 回
・ サラゾピリンをやめても症状は悪化せず。
ぶどう膜炎 ・ 点眼薬は使用していないが、炎症は悪化せず。
・ 眼・頭皮・首の痒みが出始める。
・ 顔が熱く感じる。
・ ヘルペスウイルス薬の服用により、首のコリ・吐き気が減る。
松本漢方クリニック治療開始から 3 週間後
潰瘍性大腸炎・ トイレ回数---4~8 回
・ 腸が活発に動き始める。
ぶどう膜炎 ・ 炎症が少し強くなる。
・ 眼・頭皮・顔の痒みあり。
・ 食欲がわいてくる。
松本漢方クリニック治療開始から 1 か月後
潰瘍性大腸炎・ 煎じ薬を飲むと腸がゴロゴロする。
ぶどう膜炎 ・ 眼の炎症あり。
・ 眼・頭皮・首の痒みが強くなる。
・ 体温が 35 度台から 36 度台に上昇し、体の冷えがとれる。
4 か月後(夏)
潰瘍性大腸炎・ 腸のゴロゴロ続くがツラさは無い。
ぶどう膜炎・ 炎症が強くなったり弱くなったり。
・ 体の様々な部位に痒みが広がる。
・ 体温が 37 度近くまで上昇。
・ 生理が月 1 回に戻り、目の下まぶたの色素沈着も消える。
10 か月後(冬)
潰瘍性大腸炎・ トイレ回数---4~8 回
・ 腸のゴロゴロが治まってくる。
ぶどう膜炎 ・ ヘルペス薬の服用により、炎症は全く起こらず。
・ 飛蚊症あり。
・ 痒みの範囲が狭まり、心身共に楽になる。
・ 体重も増えてくる。
13 か月後(2度目の春)
潰瘍性大腸炎・ トイレ回数---1~2 回
・ 腸のゴロゴロが治まる。
ぶどう膜炎 ・ ヘルペス薬の継続により、炎症は起こらず。
・ 飛蚊症は気になるが、進行せず。
・ 5 月中旬から花粉症が始まり、目・喉の痒み、鼻水、首の後ろの痒みが強くなる。
現在 6 月ですが、大腸内視鏡検査でわずかに炎症がみられるので腸管修復の薬を、また、目と首の痒みが続いているのでアレルギーによる皮膚の新陳代謝を促進する薬を処方してもらっています。
■潰瘍性大腸炎の方へ
大学病院の専門外来に長期間通院している方が多いと思いますが、西洋の治療ではこの病気は絶対に治りません。
軽症でザラゾピリンを飲んでいれば普通の生活が送れる、という人も安心してはいけません。10 年後には、私のように合併症(ぶどう膜炎)で泣かされることになるかもしれないのです。
「なんだ、まだ治っていないのだ。」と思われるかもしれませんが、気候によって体調が左右されることもなく目もよく見えるようになって、健常者と同じような生活を送れるので、まるで完治の宣告を受けたような気分です。
私達、難病患者にとって、『普通の暮らしを送る』ということが一番の夢なので、完治はしていなくても、心と体にゆとりができて生活が楽になる、ということは、本当に幸せなことなのです。
松本先生にとって潰瘍性大腸炎の治療はお手のもの。信じられないかもしれませんが、ほとんどの患者さんを完治させてくれます。
※ 長期間ステロイドを使用してきた方は、リバウンドが激しくなる可能性が高い為、体がもたない場合は漢方治療をやめざるを得ないこともあるようです。
■ぶどう膜炎の方へ
『目は心の窓、からだの窓』と言われています。視力・視野の異常は体の内側の病気の可能性が高いので、眼科を受診していても何の解決にもなりません。
『松本漢方クリニックは内科・アレルギー科』という印象が強いせいか、ぶどう膜炎で受診する患者さんは少ないようですが、眼の炎症もアレルギーの一種です。
ステロイド依存に陥った重症な私でさえ松本先生は救ってくれたので、遠方にお住まいの方も是非、早い時期に松本漢方クリニックを訪ねてください。
※ ぶどう膜炎は悪化すると網膜や視神経に影響を及ぼし、最終的に失明してしまう可能性があります。私は松本漢方クリニックを受診するのが遅かったので、後遺症として白内障と飛蚊症が残ってしまいました。
『とにかく軽症のうちに治療すること』これが完治への一番の近道です。
■西洋の医療について思う事
私は病気になるまで『お医者様は神様』だと信じていました。でも違いました。薬づけにされ、症状は更に悪化し、負のスパイラルに陥り、疲れて生きる気力を失ってしまいました。
実は病院も製薬会社も『患者様は神様』だと考えているようで、患者にできるだけ長く病院に通い、少しでも多くの薬を使用してもらって彼らの生活を守ろうとしています。病気を治すことは二の次なのでしょうか。
その現実を知った時は、本当にショックでした。
また、長年通院していると、首をかしげたくなるような不思議な発言を耳にすることがあります。以下の3つは私がお医者様から言われた言葉です。
①「目薬だけではそのような症状は出ないので、頭痛外来を受診してください。」
ステロイド点眼により頭痛が激しくなり、それは間違いなく目薬のせいだと思ったので眼科で訴えた時に言われた言葉。ステロイドをやめたら症状は改善。危うく頭痛薬を増やされるところでした。
②「目薬だけで副作用が起こるかな・・・。以前から生理不順だったのではないですか?もしかしたら更年期の始まりかもしれませんね。」
白目に注射を始めてから生理が月に 2 回来るようになった為、医師に尋ねた時に言われた言葉。
こちらも注射をやめたら月 1 回に戻りました。今まで生理不順になったことは一度もないから訴えたのに・・・。もちろん更年期障害でもありませんでした。
③「初めから強い薬を投与して、病気が表面に出てこないようにする方法が、最近の主流ですから・・・。」
眼のステロイドが効かないので、全身投与(点滴)を勧められた時の言葉。結果的に、このゾッとするような発言が、西洋の治療をやめるきっかけになりました。
松本先生に出会わなければ、私はきっとこの治療を受けていたでしょう。あのまま大学病院へ通っていたら、今頃私の体と眼はどうなっていたのか・・・考えるだけで恐ろしいです。
■松本漢方クリニックでの治療内容(私の場合)
・ 漢方薬(煎じ薬 2 種類・粉薬 2 種類)を 1 日 3 回飲む。
・ ヘルペスの薬と整腸剤を 1 日 4 回飲む。
・ お灸を毎日行う。
・ 漢方風呂に 3 日に 1 度入る。
・ アレルギーが体の表面に出始めたら、朝と晩に 3 種類の軟膏を塗る。
いかがですか?けっこう大変でしょう?毎日やる事がたくさんあって、漢方治療に追われる日々が容易に想像できると思います。散々、薬で痛めつけられた体を生薬で正常に戻そうというのですから、患者側にもそれなりの覚悟と忍耐が必要になります。
私は全て一人で行なっていますが、アレルギーが出始めた頃は体がツラかったので、「誰かに薬を煎じるのを手伝ってほしい。」と、いつも思っていました。
協力者が身近にいる方は、ここはどうぞ、思い切り甘えて手伝ってもらってください。私のように治療期間が長くなると、やはり疲れも出てきます。たまには漢方から離れてリフレッシュしたい時もあるので、薬を煎じたりお灸を手伝ってもらえたら、随分助かると思います。治療中のイライラも減って、完治も早まるかもしれませんしね。
■治療費
私は病気が 2 つあるので、他の患者さんよりも治療費は高いと思います。1 か月だいたい 4~5 万円かかっています。高いと思われるかもしれませんが、松本先生の診察が受けられて、完治も約束されているのだから、私はそれ相当の額だと思います。
私は以前、漢方薬局で薬を買っていた時期がありますが、1 か月 2~3 万円かけて 1 年以上続けても何の効果も感じられませんでした。それに比べて松本漢方クリニックでは、薬を飲み始めて 3~5 日目で体の変化が見え始めます。薬の効果が早い段階で感じられるというのは、この先不安でいっぱいの患者にとっては本当に心強いものだと思います。
そして病気が治れば治療はおしまい、薬は飲まなくていいのです。
いかがですか?悪い話ではないでしょう?
■治療期間
どのくらいで治療が終わるかは、もちろん人それぞれ違いますが、1 年以上続けている私は長い方だと思います。症状の軽い患者さんは 3 か月くらい、他の患者さんでも平均すると半年くらいで症状は落ち着いてくるようです。
私のように症状が重かったり、今まで強い薬を使ってきた方は時間がかかる可能性が高いので、それなりの覚悟を持って治療にあたってほしいと思います。
※多くの患者さんが手記を書いてくれているので、治療の経過や症状の変化など、是非、参考にしてください。
■最後に
松本先生に診察を受けて驚いた事は、患者である私にかけ引きなしで本気で向き合ってくれたことです。『待ち時間 3 時間、診察 3 分』が当たり前だと思っていたので、時間を気にせず目の前にいる私の為に全力で向かってきてくれる先生の姿勢に心を打たれました。お医者様の本来あるべき姿を松本先生に見ることができて、本当にうれしかったです。「この先生について行けば私の病気は必ず治る。」と確信し、これからの治療にワクワクしたのを、つい昨日の事のように思い出します。
病気なのに『ワクワクする』なんておかしな話ですが、松本先生の生み出した治療方法は、患者のことを第一に考えた本当に素晴らしいものです。人生を諦めていた私に、生きる希望と勇気を与えてくれました。
これからも松本先生の治療によって、一人でも多くの患者さんが健全な心と体を取り戻せるように・・・心より願っています。
以上