「潰瘍性大腸炎、クローン病と言われて感じたこと」
26歳2017年5月2日
26歳2017年5月2日
【虚血性腸炎】
初めにこのような病気になったのは、高校3年の夏でした。それまでは、病気とは無縁な生活を送っていました。当時は、総合病院で「虚血性腸炎」と診断を受けました。オペを行い11月初旬に退院。残りの高校生活は足りなくなった日数稼ぎのために通学をしていました。
【潰瘍性大腸炎】
翌年、大学受験のため浪人していた夏に下血、腹痛で潰瘍性大腸炎と診断されました。大学病院に入院し、ステロイド、Gキャップ、Lキャップを受けました。翌年2月に再入院となり、シクロスポリン(免疫抑制剤)を受ける等、あらゆる西洋医学に基づいた治療を受けました。しかし、よくなるどころかむしろ悪くなるばかりでした。ここでようやく、西洋医学に対する不信感を抱き、身の危険を感じたため半ば無理して退院しました。
【寛解期】
このような状況下だったため、受験は諦めていましたが、幸い入院直前に受験していた大学に合格し入学しました。大学生活では、薬にもほとんど頼らず、便回数が1日3回程度だったぐらいで食生活を含め特に不自由することなく4年間過ごせました。在学中、アルバイトも行い、部活動では部長も務めました。また友人にも恵まれました。この経験から健康な人たちの中で過ごすことも大切だと感じました。
【クローン病】
こうして就職も無事に出来、親元から離れての生活をスタートしました。ところが、入社した1年目の夏に数年ぶりに大腸カメラを受けたところ、潰瘍がところどころにありました。医者から「クローン病」の疑いと診断されましたが、この時は特に意識していませんでした。
体に異常を感じつつ、だましだましで仕事をしていました。迎えた2年目の冬に潰瘍が悪化、腸閉塞を引き起こしオペを行いました。この時に「クローン病」と確定されました。
【松本漢方クリニックとの出会い】
オペの関係で入院生活も長かったため、インターネットで対症療養ではなく完治するにはどうすればいいのかを検索し、松本漢方クリニックがヒットしました。
退院後すぐに大阪に向かい、今までに体験したことのない病院の雰囲気でしたが、とにかく漢方治療をやろうと決意しました。途中で、費用、漢方作り、漢方風呂の手間で挫折しかけましたが、数年振りに痛みのない体を自由に動かせることが嬉しく、それ以降は、周りのサポートのおかげもあり励んでいます。
【最後に】
初めて病気にかかってから約8年が経ちました。その間、あらゆる病院にお世話になり多くの経験をしてきました。振り返ってみると、ここに来るまで遠回りをしてきたように感じます。しかしそれらの経験があったからこそ、松本先生が普段からおっしゃる「治すのは自分」という言葉が受け入れられているのだと思います。
結局、潰瘍性大腸だろうとクローン病だろうと、結局は“自分自身の人生”。今後は、健康で長生きできるよう人生を楽しんでいきます。