ライツ フォタール

ライツ社が接写装置「アリストフォト」(ニコンマルチフォトの原型)の組マクロレンズとして、現行もなお販売し続けているマクロレンズ。

焦点距離が短いものは親指のように小さいくせに、ひどく高価な、小さな宝石のようなレンズです。

下の図は、ライツと提携を結んだミノルタのベローズマクロですが、光学系は同一です。

12.5mm は通常のベローズマクロとしてはもっとも倍率が高く、アドバンテージがあります。

ただし、この焦点距離ですと作動距離は1cm以下ですし、振動対策をしないと撮影は困難。

バージョン違いによって明るさが違い、レンズの先端の形状も違います。ライティングしやすいのはひとつ前の。

25mm はダブルガウスで、小さいが使いやすく、大変よく写ります。

50mm は二つバージョンがあります。F4 のものを持っていますが、とても良いですね。

生産時期に応じて、63mm や 150mm, 180mm なども存在し、きわめて奥の深いマクロレンズ群です。

左から、旧 80mmF4.5、新 80mmF5.6、旧 120mmF5.6 です。

M40 が混じってくるので、マウントはちょっと工夫が要ります。

一番新しいのは M42 です。

旧 80mm

Leitz Photar 80mm F4.5 (F = 16)/Multiphot/D3