前回の清滝参道からの続きになります。郷土資料館入口北側の新しい道標について、お話を聞くべく開館日を確認して出発しました。火木土曜日が開館日とあり、土曜日に行きました。
お話を聞くだけのつもりでしたが、他に、新しい道標も教えて頂き、又々、嬉しい一日でした。これは後程。
道標のお話で盛り上がった(私だけかも)あと、新しく見つかった道標も有りますよ。法輪寺の法輪姫塔の横から上がった所、獣害防止の柵を越えて行きます。との事。
後で行くつもりにします。
ついでと言っては何なんですが、前からの疑問を一つ、ブツケテみました。
ドレドレと、一度館外に出て、この字は「右」か「左」か、とお聞きした所、「在」も有かな、でも「右」でしょうね。
では、新しい道標を見に行きます。案内しましょうかの申し出も丁重に辞退し、法輪寺ならば知っていますと、出掛けます。最短距離で行くか、通ったことのある道で行くか少し迷いましたが、「急がば廻れ」と知った道で行きます。国道を下り、府道4号を登ります。
法輪寺境内に有ると思っていたので、何処から寺に入ればよいか思案していると、道路の掃除をしている方を見かけました。資料館でのお話をすると、その道は多分ここから登る道の事でしょう。道標が有るとは聞いていませんが。等と話をしながら山道進入地点迄案内して頂きました。法輪寺のご住職でありました。
法輪寺の境内と勝手に思い込んでいただけで、山道はドンドン寺から離れていきます。すぐ近くであろうと思っていましたが、防獣柵のフェンス沿いに登るが、それを越える門扉が出てきません。足元は雨水が流れて削られており、非常に歩きにくい。100m程南に登ったでしょうか、ついに門扉らしきものに突当りました。
これを潜ればすぐだな、と、50m程で少し広くなった分岐点が出てきましたが、それらしいものは見当たりません。仕方なく右手登り方向を目指します。樋状のそこそこ幅のある道ですが、ジグザグの急登です。一つターンする度に次は辻が出て来ると思う事、何度であったろうか。途中で一度立ち止まってしまいました。汗がスゴイ。タオルを取り出し急ぎます。暗くなってきてアセッテいます。
もうじき尾根に出てしまう様な雰囲気になった所で、左右に道が分かれる辻に突当りました。正面にそれらしいものが見えます。
急いで駆け寄ると、擬も無く道標です。何時もの様にお掃除セットを取り出し支度にかかります。
東が正面となっており「右 妙見山」
位置確認の為グーグルマップを取り出すと、何んと天台山の近く、この前訪れた府道4号の峠はすぐそこです。
「今昔マップ on the web」明治の地図でも明確に辻が見えます。登ってきた道はここまで聯路(破線)として描かれています。
この辺りに道標が置かれていることは、少なくとも川尻からはこの道を利用した事に間違いはなく、南、南東方向からの妙見山の参詣道は考え直さなければならない。
資料館で聞いた質問で、池田の旧妙見道を来た人は現東ときわ台(ハイキングマップでは吉川峠)から「天台山」か「上杉尾根」か或いは他か、に対して、現天台山コースは少ないでしょう。とを考え合わせると、
「右 妙見山」方向へ少し進んでみました。平坦部分が確認出来、府道にでても無駄と思い引き返します。
日は沈んでいないが、山陰ですっかり暗くなり足元がおぼつきません。落葉でスッテンコロリンしながら下ってきました。最初の分岐地点迄きて、南へ下る道はどうかと見ていると、木の根元に折れた現在の案内が有りました。やはり妙見山を案内しています。
南には行かず、上って来た道を引き返すとすぐに防獣柵となり、登りに苦労した道をワザと外して木の間を抜けて進入口に到着。
大汗を流した甲斐がありました。道を聞く時は詳細に聞くべし、と思い直して、満足の一日でした。
帰って大急ぎでまとめなければ。