タイミングを失い、延び延びになっていた天道道標を、吹田市立博物館へ確認に行ってきました。
第一目標は、前回に書いた元位置に残る石と整合するかどうかです。
結論から言うと、多分一致すると思う、元位置に残る石は、向かって左側が下で、右が折れた中段、博物館に上部が残ると思われる。
尚、左面に有るとされる「是より十五丁」はやはり確認出来なかった。
道標左面、読めるか
道標正面、梵字の下「左さ」
道標右面、「享保十八癸」
元の高さを142㎝とする資料があり、博物館の石の高さ54㎝、埋設部10㎝とすると、残置された右側の埋った石は78㎝程度あると想像される。掘り出すとなると相当な労力がいりそうです。
板碑型で廂を持つ等、珍しいものであるが、他に似た形状のものとして、
「50.能勢町山内の地蔵道標」
「10.瑞ケ丘道標伊丹市立博物館収蔵」
廂を持つだけのものなら
当道標「16.天道道標(吹田市博物館所蔵)」
「32.川西市西多田平井田筋の道標」
等があります。