余野街道
経路の概要
出発点は「サンロイヤル池田バードヒルズ3号館」南西端からです。【写真1.】入口にチェーンが張られて車両は進入できないようですが潜り抜け、南からグルリと東に回りながらの登りになります。この登り道はコンクリート舗装されていて、舗装に従い道なりに進めば良いでしょう。出発地から175mに分岐、270m地点の分岐いずれも道なりの舗装路を行きます。270m辺りから大きく東に回り込み谷筋をどんどん登り、370m辺りで舗装路は右(南)、水平方向に大きく曲がります【写真2.】が、ここからは真っすぐに【写真3.】尾根筋を目指します。60m程で尾根に出て【写真4.】明瞭な道は右(南)に向かいますが左(北東)に折れます。この地点には北西から登って来た道も交わっているのでそちらに下らないよう、尾根筋を行きます。570m辺りで小さな「たわ(鞍部)」になっているのですが、大きな木が二本倒れており道が塞がれていました。これをかわして【写真5.】尾根筋を東へ進むと、680m地点が「道供養碑」【写真6.】となります。北側に小さな「26.池田市伏尾町14の東山中の道標」があります。
道標地点が峠の三ツ辻となっていますので、旧余野街道を止々呂美へ向う場合は左(北)へ進みますが、今日は右(南)折れして出発地点に戻ります。
下りしばらく【写真7.】は幅の広い谷筋道ですが150m先の西向き谷へ曲がる辺り【写真8.】から道は不明瞭になります。実はここまでは前にきていますが、怖くなって引き返した地点です。鹿の頭蓋骨も転がっています。今日は地理院地図もデッカクして持ってきていますのでそれを信じて沢に出会う迄南に下っていきます。
出発点から930m地点でそこそこ水量の有る沢に突当りホットします。此処からは沢沿いに一本道のはずです。対岸から見ると5m程上に道らしきものが有る様に見え、地理院地図の左岸(南側)道と思い渡渉しましたが登れません。焦っていて写真を撮るのを忘れました。
仕方なく右岸(北側)に戻り沢を30m程行くと、少し高い部分に登れそうな場所が有り、沢を離れる事にしました。滑り落ちない事だけを考え、一歩づつ、水音を聞きながら進むと、やがて少し歩きやすい踏み跡に出ました。
そうこうしながら歩き、右(北)からの谷が出会う1.07㎞地点【写真9.】に、レーサー風の単車が落ちていました。何故と思うより安心の方が大きかった。
しかしすぐに道は無くなり、全くの斜面で土がゆるく一歩づつ足場を作りながら7~80m進むと、黄と黒のロープが現われ後はこれを頼りに下ると、1.18㎞地点の砂防提の(北)岸【写真11.】に出て一安心となります。堰堤の高さは10m程か谷をのぞき込む【写真10.】と結構水が流れていました。
ここから下は山道を確信させるが、それでも補助ロープが張ってある様な状態です。二つ下の堰堤脇を左岸に渡るコンクリートの橋【写真12.】に出ると後は無問題となります。
1.3㎞地点、沢の支流を越える土橋?辺りで振り返り【写真13.】左岸の道が無いかを見たが確認できません。1.34km地点には人家があり1.38㎞地点で一般道の四辻【写真14.】になり、右(北)折れし1.6㎞地点の出発点【写真15.】に戻ります。
道標を13:15に出て、一般道四辻が14:04でした、下り800mに50分を要したことになります。途中人家の人と5分程立ち話をした他は、地図の確認とスナップ写真を数枚撮っただけで無休憩でした。
尚、距離は帰宅後地理院地図より求めたもので、水平距離になると思います。実測値で無い為注意願います。
2.舗装道とお別れ
4.道供養碑と道標
【写真】
有りません
6.不明の沢との出会い
940m地点.余裕が無く沢に出会う地点の写真を撮り忘れる。対岸上部に踏み跡の様なものが有りそうに見え、渡渉したが、登る道が無い、10分程上流部に道を探してみたがやはり取りつけそうもない。
仕方なく、右岸(北側)に戻り、川床が広かったので西に下ることにした。少し行き右手(北側)の登れそうな所から沢を抜け、沢沿いに下り始めたが斜面が崩れ、滑落しない様に一足ごとに平坦な足場を作らなければ進めなかった。道が無くなったのか、迷ったのか分からないが進む覚悟で来ています。しばらくすると人為的な石積み跡などもあり、道筋としては合っているようだが、何度かザレバの様な地点を落ちない様に通過します。
8.第六砂防提
13.旧街道は廃道か
道標探査としては何も得るものが無かったが、旧余野街道が何とか確認出来た事は喜ばしい。が国土地理院地図には沢の左岸(南側)に書かれている点が気掛りのままである。明治の地図から現在の地図に至るまで等高線との関係から一貫して左岸に有る様描かれていると思われ、現在の地図でも書かれている道は見つけられなかった。この谷は左岸(南側)の方が傾斜はきつい様に見えた。
折よく人家の人にお話が聞けたので左岸の道があるのかをお訊ねすると、「五月山への道が有ったが今は通れないでしょう。止々呂美へはハイカーの方が時々右岸の道を行かれるが、すぐに戻って来られるようです。」との事でした。「よく下りてこられましたね。」とも仰っておられた。
14.老婆心だが
最後に、旧余野街道は一応全てカバーできたと思うのですが、伏尾74-24四ツ辻から北東の「26.池田市伏尾町の東山中の道標」間、池田市案内板のいう「旧余野街道」は行かない事をお勧めします。沢登りなら良いが、山道では滑落の危険が大き過ぎます。
もし「26.池田市伏尾町の東山中の道標」に行くなら、「サンロイヤル池田バードヒルズ3号館」南西端からをお勧めします。四辻からは900mの距離で150mの登り、30分はかからないと思います。
15.Google mapで見ると
尚、余野街道、他の部分は書けておりません。あまりに怖かったので、この部分だけ先に書きました。