2025年12月2日
予ねての課題、妙見山参道全行程踏破の一部であります。草の枯れるのを待ってと言い訳を付け久しぶりの山行きになりました。
本当は明日から寒波が来るなどと天気予報が脅かすから。
何れにせよ出掛けた事は間違いありません。
結果を先に書きますと、何やら嬉しい石が清滝参道に見つかりました。
先ずは順序を追って書いていきます。何時もの事ながら途中の道標安否確認からです。
池田市、猪名川に掛かる絹延橋の東詰めからスタートとします。国道423から東の旧道に入り北上します。
池田市中川原町の道標に出会います。
無事なようです。写真を撮り次へ。
東の旧道が国道423に合流する直前の辻に来ました。
同じく池田市東山町明治の道標(手前)と江戸時代それも前期の道標(隠れて見えない)の二基です。北側の写真ではほぼ、写っていない道標は相当旧いものです。
国道423に出て、道なりに進み、久安寺の手前で再び東の旧街道に進みます。集落を抜け猪名川に掛かる橋を渡ると。
池田市伏尾町100の道標が橋の東に出てきます。
旧余野道はこれを直進して山に登るのですが、明治の地図では「余野街道」とする道が久安寺の東下(猪名川右岸沿い)に、今の国道と同じ位置に出来ています。
今日は道標から左に折れて、国道に戻ります。
新名神のインターチェンジを過ぎ、箕面有料道路の入り口も過ぎ、新砂子橋南詰の交差点を旧国道に東折れします。新名神の高架橋の下に道標がおかれています。
どういう訳か、箕面市下止々呂美の道標、旧余野道に有ったものが此処に移設されたと想像しますが、新名神等により、古い地形は一変し、元位置は不明です。
ここからは明治の地図の余野街道です。国道423号旧道と言えるでしょう。
この後、上止々呂美の手前で現国道と合流します。
天台山コースへの進入口に到着。
多分府道4号の内の一つの峠となると思われますが、名前は無いようです。東から西に越えて行きますがその南側に天台山山頂への進入口があります。ハイキング道は南側切り通しの擁壁に沿って手摺沿いに登る道と思われますが、南に向う、なだらかな広い道が明治の地図に有る道だと思われます。一部舗装されているようにも見えます。
ハイキング山頂へのコースか、明治の地図に載る破線の道の何れかとなると、明治の地図の破線道を進まなければなりません。参道未踏査ルートと思われる道は、エライ広い道です。取り敢えず天台山の頂上西までを済ませます。
途中崖崩れの部分には鉄板が敷かれていたり、現在でも利用されているようです。
さてここで旧道確認のおさらいです。
この天台山ルート(旧道)が何処で他の参詣道と出会うのか確認しましょう。
清滝参道の合流点が先か、初谷参道の合流点が先か。明治の地図では一ヶ所で合流している様に見える。
今迄通って来た南東の川尻からの府道は4号線の様で、東の野間口から登って来て野間峠の手前で分岐して妙見山へ向う道(府道605号)との交差点に着きました。右に折れ北東に下っていくのが府道4号にもなっているようで、府道重複区間であろう。これが私の言う清滝道になります。この交差点の直前に左手の谷から合流する山道がありました。初谷道です。
初谷参道の合流点を確認したところ、明治の地図とは少し異なりそうなのです。つまり、現府道4号への取り付きが南東に向かって登って来る形になっています。旧地図では現府道605号相当の道に、直角にぶち当たる様に見えます。
明治のルートを確認すべく、緊急ポイント「初谷21」から少し初谷道を下ります。
現在の観光協会の道標には(出会)とあります。
この後少し残っている清滝参道旧道を探して進みます。
明治の地図ではほぼ西に直進する様に見える道です。現在の舗装路(府道605号)からの旧道の分岐が出てきました。想像していた位置ではなかったので少し戸惑いました。現府道605はこの後大きく北に迂回して行きます。
緊急通報ポイントの札は有りませんが、「大阪環状自然歩道」の杭と、観光協会の新しい道標が建っています。道標には右方向「妙見山」、左方「天台山コース、初谷コース」と有ります。
妙見山へ向います。
清滝参道を横切る府道605に出ました。参道の続きは観光協会の道標が示す「階段下」から直登します。少し登ると石の鳥居に出会いますが、これより上部は何度か見ているので、今日は車道を下り、戻ることにしました。
車道は何処へ行くのかと思うぐらい北に大きく迂回しています。その分傾斜は緩やかですが、それでも途中折り返してきた道が足元直下20m程に見えるむき出しの崖を見ると、結構な斜度と思われます。
最初に見た初谷コースとの合流点まで戻ってきました。府道4号と、605号の交差点でもあります。明治の地図で見ると、天台山コースと清滝参道の合流点として良いかと思います。今の初谷コースの道を加えると、変則四辻になりますが、先に言ったように初谷参道は少し西で合流していたと思われ、当時は三ツ辻になっていたと思われます。
次は東から登って来る清滝参道が何処で現府道4号(605号重複区間)と合流しているをかを確認し、可能ならそれを下り、妙瀧寺を経由し野間口に出て、今日の予定を終えるつもりです。
府道を下り始め、東に向かっていた道が南に向き、尾根部を北に回り込んで進み始めました。明治の地図で確認すると旧道は谷筋を南東に下って見えます。どうも旧道への分岐地点を見逃して、通りすぎてしまった様です。
一度戻ります。
【参考】私が清滝参道とする地点の主なもの。
府道605号を登り返しながら、左手を注意深く見て行きます。大きな谷が有りますが下る道はなさそうです。府道4号分岐の交差点までもう少しという所で、左(東)に小さな谷があり、道らしきものも有りそうです。谷筋への進入地点がありました。
国道423野間口方面に下り、途中の妙瀧寺から登り直す事にしました。
下り道でルートを見誤る事が過去にも多くあり、上りの方が容易であると言う経験則です。
府道605号を下って鳥居を潜るとすぐ、府道4号と605号が分かれる交差点に出る直前でハプニングが、・・・