アドホックの受付嬢ルルノリア「現在、ケーナさんをご指名されている依頼が二つ入っていますよ」
依頼主・無し
概要・受ける依頼(シナリオルート)の選択
シナリオタイプ・特殊
シナリオ難易度・無し
ステータス上限・無し
シナリオ参加条件・PCが「ケーナ・イリーネ」である事
いかなる国家に対しても永世中立を宣言する自由都市アヴリオン。
同市を本拠地とする広域傭兵互助組織アドホックの本部一階は、今日も多くの傭兵達でごったがえしている。
「……ええ、聞きました、お婆様が帝国軍に助力したそうですね……」
受付にて、ケーナがボスキの戦場に現れた森魔長についてルルノリアへと尋ねると、彼女は神妙な表情になり呟くように言った。
受付嬢ルルノリアの名は祖母から取られたものであり、容姿も瓜二つだったが、しかし、やはり雰囲気が違う。
「……いくさ場での事ですから、例えお婆様がケーナさんに斬られる事となっても、仕方がありません。それで私がケーナさんをお怨み申し上げる事はないですよ」
ルルノリアは冷静に答えた。
されど、
「…………ただ」
少しの沈黙の後、ルルノリアは絞り出すように言った。
「……もし……もしも、ケーナさんに何の危険もリスクも発生しえない状況で、かつそれが選べる状態であるのでしたら……可能でしたら……お婆様の命は助けてあげていただけると、とても恩に着ます……すいません、本当なら、こんな事は、言うべきではないのに」
長い黒髪の孫娘は手で額を覆って俯いた。
●
ルルノリアが感情を乱したのはごく僅かな間だけだった。
彼女はケーナに謝るとすぐにまたいつもの受付嬢としての朗らかな微笑みを浮かべると、
「現在、ケーナさんをご指名されている依頼が二つ入っていますよ」
一つはフェニキシアの女王ベルエーシュからの依頼だった。
国境の城塞都市ボスキ・デル・ソルを陥落させヴェルギナ・ノヴァ帝国内に橋頭保を築いたフェニキシア女王ベルエーシュの軍は、一気に皇都ルアノール・ノヴァを陥落させるべく西進を開始したらしい。
現在、皇都の近海では、制海権を奪取したフェニキシア・ユグドヴァリアの連合艦隊が、前回の戦いから引き続き海上を封鎖している。
連合艦隊は女王軍の西進に連動して、挟み込む形で皇都ルアノール・ノヴァへと再度攻撃を開始する構えを見せているらしい。
皇都が陥落すれば、そこで今回の戦争は終戦にもなりうる、一大決戦だ。
この決戦に臨むに向けて、女王ベルエーシュはケーナを傭兵隊長の待遇で雇いたいとの事だった。遊撃隊の一つを率いて従軍して貰いたいと。
この依頼はフェニキシア女王から多額の報酬が約束されており、活躍によってはケーナが王国騎士へと取り立てられる事もありうるとの事だった。
ケーナを指名しているもう一つの依頼は武装商人のズデンカ・ノヴァクからの護衛依頼だった。
ズデンカの商隊は現在、ベルエーシュ軍からの依頼を受け、穀倉地であるイル・ミスタムル州から城塞都市ベールハッダァードまで、食料などの軍需品を輸送する作業にあたっている。
提示されている報酬額は女王ベルエーシュからの依頼に比較すればさすがに少ない額だったが、一商隊が傭兵に対して支払う金額としてはかなり高額なものだ。
ルルノリアが二つの依頼を資料を手に比較しながら説明する。
「今度の戦いはゼフリール島の命運を決定づける大一番になるでしょう。その戦に際して傭兵隊長待遇でケーナさんを雇用したいという事は、ケーナさんはフェニキシア軍からかなり期待されていますね」
また小耳に挟んだ話ですが、と受付嬢は続ける、
「今回の戦は立身出世を狙っている傭兵さん達の間では『貴族になれる最後にして最大のチャンスかもしれない』と噂されているそうですよ」
女王からの依頼は激戦が予想されるが、騎士号や貴族位を狙っているなら、戦に参加するこちらの依頼を引き受けるのがオススメだとの事だった。
「またズデンカさんの方も報酬の額などから察するに、かなりケーナさんに引き受けて貰いたがっているようですね」
それだけ護衛としてケーナが求められているという事ではないか、とルルノリアは言った。
「フェニキシア王国内の治安は今、急速に悪化していっていますから……特にフェニキシア軍の軍需品を運ぶ仕事を引き受けているズデンカさん達の商隊は、街道の途中で叛乱軍から襲撃されてもまったくおかしくない状況です」
フェニキシア国内では現在、フェニキシア王家に対する叛乱が相次いでいた。
一般の民衆だけでなく祈士なども叛乱に参加している事から、叛乱の背後にはかなりの規模の勢力が叛乱を支援・煽っているのだと推測される。
追い詰められたヴェルギナ・ノヴァ帝国が叛乱を強力に支援しているのだというのがもっぱらの噂だったが、ケーナとしてはそれだけでは片づけられない不自然さを感じていた。
フェニキシアにて大規模な叛乱を起させる事が可能だったなら、帝国の立場としては、ボスキ・デル・ソルが陥落する以前に実行していた筈、というのが理由の一つ。
また追い詰められている帝国に叛乱軍をそこまで強力に支援できるだけの余裕が残っているとも考えにくいというのが二つ目の理由だった。
故に帝国とは別の、一般には知られていない勢力がフェニキシアの叛乱を支援している可能性があった。
得体の知れない不気味なものが動いている。
女王ベルエーシュからの依頼と武装商人ズデンカからの依頼、この二つの依頼は時期がかぶっており、二つを同時に引き受ける事はできない。
――いずれの側の依頼を引き受けよう?
無論、ケーナにはどちらの依頼も引き受けないという選択をする事も可能だった。
●稲妻は風を呼ぶ
「稲妻は風を呼ぶ。風は破滅を運んで来る。滅びの風です、東の海の彼方から吹き始めている」
詩でも詠うように女が吟じた。
青い髪の女だ。
色鮮やかな色彩の大陸風の衣に艶然とした起伏流麗な身を包んでいる。
女の眼前には『シャンチー(将棋)』のボードが置かれていた。
ボードを挟んで座っているのは、同じく大陸風の身を包んだ男だった。薄紫色の髪に濃い翠の瞳をしている。
「それは?」
「貴方の二つ名の意味を、現状にあてはめるとまさしく、と思ったのですよ招風雷」
男の名はタオ・ジェン、自由都市国家アヴリオンの議長を長年つとめている人物だ。
顔立ちは若々しいが、かなりの時を既に生きている老人である。
青年に見える老人は笑った。
「誰が呼び始めたのかは知らないけど、そいつのセンスは微妙だねぇ。僕はなんだい死神かい? こんなにもアヴリオンの存続と平和、繁栄の為に心骨を砕き続けているというのに」
「アヴリオンに関しては確かに貴方様は死神ではなく守護神ですわね、少なくともわたくしはそう信じております」
ですからお仕えしております、と女。
「けれど――フェニキシアにとっては、どうでしょう?」
「おやまぁこれは驚きだ。君はあの国が好きだったのかい?」
「いえ? そういう訳ではないのですが? ……ただ我らが父君達と比べれば、隣人としてはとても心安らかにあれる人達でしたから……ずいぶんと、躊躇いなくお見捨てになられたものですわね?」
女が小首を傾げて見せる、それに老人は苦笑を浮かべ、
「だってあの国、弱いだろう」
一言で切り捨てた。
「……ヴェルギナ・ノヴァ帝国との戦争では優勢のようですが?」
「王権が弱い」
議長は断じた。
「フェニキシアでは悪政が長く続き、女王が即位してから後もそれが改められる気配がない。だから、民心が急速に離れ始めている」
故にちょっと細工しただけでも簡単にあちこちで叛乱を起こしてくれる、とタオ・ジェンは言う。
「うちと親父殿達の諜報組織が優れているのはあるだろうが、フェニキシアがガタガタ過ぎるんだよ。こういう国は弱い、長くはもたない」
「……フェニキシア女王は国内の統治状況をどうにかしようという意欲はあるようですが」
「意欲だけだ。あれも帝国皇帝の理想と同じだ。実行力がなければ、意味がない。ベルエーシュは国内の貴族達を制御しきれていない。フェニキシアの女王は才英のボスキ公を打ち破った、なるほど、確かに野戦指揮に関しては彼女は天才的なものがあるが、しかし王として最も重要な政治の場では山千海千の狸達を相手にろくに対抗できていない」
「15歳の子供にそこまでを求めるのも酷だとは思いますけども……」
せめてガラエキア山脈の戦いで活躍した神将殺し、彼が女王派の貴族となって、領主として民心を掴むような統治をしてくれていれば、女王の国内での民衆からの支持もいくぶんか違ったのでしょうけども、と女が嘆く。
「神将殺しがそれをやってたところで、無理だろう、彼だけではフェニキシアはやはり弱すぎる。異神の将軍を討ち果たしたゲオルジオ・ラスカリスは確かに強いが、しかし親父殿達はもっと強い。だからゲオルジオだけでは、ゼフリール島の命運を背負って親父殿達と対決したとしても、勝ち目がない。役者不足だ」
彼としてもそれがわかっているから、叙勲の話を断ったのだろうね、いざという時に逃げやすいように、とアヴリオンの議長はいう。
「熟練の傭兵である神将殺しも、熟練の議長である招風雷も、負ける勝負はしない、と」
「アヴリオンの命運をチップにしてそういう勝負、して欲しいかい?」
「いいえ。やはり貴方様にお仕えしているので正解なのでしょうね、女王陛下もおかわいそうに」
憂鬱そうに嘆息しながら女が言う。
タオ・ジェンは手のひらで将棋の駒をもてあそびつつ、
「君の気持ちは解る。親父殿達は、親父殿達だからなぁ。できる事なら、島内に招き入れたくはない。ずっと遠くに居て欲しい。でも来るだろ。あいつら来るだろ。絶対に来るよ。この島まで。あいつらはとても強欲で、強いもの」
「そして冷酷で容赦がない」
「だから強い。並じゃ太刀打ちなんてできない。血縁に頼り親父殿達の為に働いて、土下座しながら慈悲を請うしかない、アヴリオンを地獄にしない為には」
そう吐き捨てるように言って、アヴリオン議長タオ・ジェンはいつの間にか強く握っていた将棋の駒を、盤上へとゆっくりと丁寧に置く。
「……だからフェニキシアの背中をこっそり撃つ、と」
「できるだけ島の戦乱を長引かせろと親父殿達は仰せだからねぇ。フェニキシア王国とヴェルギナ・ノヴァ帝国の戦争は泥沼になって貰う。次の決戦はフェニキシアには負けさせる。だから後方の攪乱の手は緩めてはいけない。全力でやり続けてくれたまえ、無論、反乱軍の背後にアヴリオンがいるというのは、悟られないように隠蔽は第一でね」
「承知しておりますわ……ただ、泥沼化させるという事でしたら、ユグドヴァリア大公国に対してはいかがいたしましょう? 彼等の帝国への攻勢も苛烈ですわよ?」
「ユグドヴァリアへの手出しは今は無用……というか、下手にできない。春頃に大公国の後方を攪乱させていたんだけど、その実行部隊が捕縛されてしまっていてね」
「あらまぁそれはそれは」
「やったのは赤烈霜と例の傭兵だ。あの時、背後にいたのがアヴリオンだという確証は恐らく得られていないだろうが――最悪、気づかれても、確たる証拠は与えてないだろうが――ここで今下手につつくとユグドヴァリアに確信を与える恐れがある」
「ユグドヴァリアも父達ほどではないですが、冷酷苛烈な蛮人達ですからね。フェニキシアのアンムラピ侯は騙し討ちの奇襲から包囲されて一族皆殺しにされたのでしたっけ?」
「そうだ。僕達の仕業だったという確信を与えてしまったら、このアヴリオンに対しても同じかそれ以上の事を仕掛けてこないとも限らないのがソールヴォルフという男だ、今は下手に触らない方が良い」
「まぁ北の狼さんは怖い怖い、了解ですわ、大公国に対しては大人しくしておきましょう」
二人は会話を交わしながらボード上の駒を動かしてゆくのだった。
●ケーナの選択
ケーナは自らを指名している二つの依頼に関して比較検討してみた。
フェニキシア王国の女王ベルエーシュからの指名依頼はまず何より約束されている基本的な報酬がとても高額だった。一傭兵として雇われる通常の依頼相場の五倍はある。
それに加えて目覚ましい戦功をあげれば騎士や貴族として取り立てられる事もありうるという話だったから、報酬としては破格といって良いだろう。
ケーナは元々は大陸のとある地方の名家の出身である。
家は皇帝死後の争いに巻き込まれ、敗れて取り潰しとなった。
ケーナは祖父の手配でゼフリール島へ弟のユーニと共になんとか逃亡を果たせた。
しかしその後、姉弟二人でアヴリオンで暮らしているケーナとユーニの生活水準は、名家でお嬢様、御曹司として暮らしていた以前とは比べ物にならない程に低下している。
一般庶民として慎ましく暮らしてゆくだけなら、ケーナの傭兵としての稼ぎでもそこそこ豊かには暮らしてゆけそうではある。
だが、以前の暮らしには届かないだろう。
弟のユーニに以前のような裕福な暮らしをさせたかったり、家庭教師をつける、私塾に通わせるなどの十分な教育をほどこして、将来の為に勉学に励ませたい場合は、今よりももっと稼ぐ必要がある。
経済的な面で、騎士や貴族というのは魅力的だった。
騎士や貴族が必ずしも経済的に豊かになれる訳ではないが、領地経営などを成功させられれば、一傭兵よりは遥かに経済的に豊かになれるチャンスがある。
また騎士・貴族となれれば、将来的には、順調に出世してゆけばゆくゆくは、取り潰された実家の再興も可能かもしれない。
そういった面においては、フェニキシア女王ベルエーシュからの依頼は魅力的だった。報酬が良い。
報酬面で考えると、対するズデンカ家からの依頼は、女王からの依頼と比べて見劣りすると言わざるをえなかった。
その報酬額はズデンカが率いる商隊の規模からすれば頑張っている方だが、女王が提示している額の半分以下でしかない。
また依頼を無事に達成したとしても、貴族として取り立てられるなどのその他のプラスアルファが無い。商隊長のズデンカからより感謝されるくらいだろう。
今後ズデンカの商隊が大商隊に成長する可能性もなくはないので、一傭兵として懇意にしておくのは確かなプラスではあるが、組織規模でいうなら一国の女王の方が上だ。
故に、依頼を二つ同時には引き受けられないのだから、今回のズデンカからの護衛依頼は断って、ベルエーシュからの従軍依頼を受けた方が合理的ではあった。
ケーナの他にも傭兵は存在している。
戦況に大きな影響を与えるような働きができる傭兵となるとケーナに比肩する敏腕傭兵はそうそういないが、一商隊の護衛を十分こなせる程度の傭兵なら沢山いる。
ただふと脳裏をよぎるのは以前、ユグドヴァリアからの依頼でリスティルと共に捕縛した盗賊祈士達の事である。
あの賊達はあきらかにただの賊ではなく、よく訓練された動きをしていた精鋭達だった。
ヴェルギナ・ノヴァ帝国の手の者が盗賊のふりをして、ユグドヴァリア大公国の補給線を乱していた、という事だったなら理屈に合う気がするが、リスティルは「帝国ではない気がする」と言っていた。
帝国の手の者でないなら、どこか別の国、あるいは勢力が賊に扮した兵を送り込んでユグドヴァリア大公国の補給線を乱していた事になる。
ケーナの直感としては、今のフェニキシアで起こっている民衆の叛乱は、匂いがそれに似ていた。
もし、現在フェニキシア国内で起こっている叛乱をどこかの国や勢力が強力に支援していて、そして以前にケーナがユグドヴァリアで対峙した盗賊祈士達のような精鋭達が襲撃を繰り返しているのだとしたら――
ズデンカ達だけでは、連中に襲われたらひとたまりもないのではないか?
そんな気がする。
ズデンカ達は今は女王ベルエーシュからの依頼を受けて軍需物資を後方から運ぶ仕事をしているらしいから、フェニキシア軍の補給線を乱したい意志がある相手であるならば、ズデンカ達は狙われる可能性が高い。
通常の盗賊ならズデンカも祈士であるし簡単には遅れを取らないだろう。
だが、以前の盗賊祈士達のような精鋭達に襲撃されてしまったら、ズデンカ達の商隊では勝ち目がない気がする。
たぶん、普通に殺されるだろう。
――だからこそ、そんな空気を感じ取っているからこそ、ズデンカは彼女なりの大金を用意してケーナへと指名依頼を出したのだろうか? 助けを求めている。
それはあくまで推測に推測を重ねた「もしかしたら」の可能性に過ぎない事だったが……
ひとことで言うなら「嫌な予感がする」という奴だった。
ただやはり報酬面でズデンカなりに頑張ってはいても、女王ベルエーシュから提示されているそれと比較すれば、どうしても見劣りしている。
ズデンカの依頼を受けにいっていては、きっとユーニに楽で安泰な暮らしをさせてやる未来は遠のくだろう。
友情に篤いのは人として美徳だが、しかし幼い弟の将来を考えるなら、姉としては、年長の家族としてはその道は本当に正しいのだろうか? あるいは開かれた弟の明るい未来を、閉ざす事に繋がりはしないか。
――依頼を引き受けるとするなら、どちらの依頼を引き受けるべきだろう?
多額の報酬が約束された、島の命運を、大勢の人々の運命に関わる一大決戦へと赴くか、
あるいは、
報酬は少額ながら、友人の窮地を手助けにゆくか。
我が身は一つだけ。
選べるのは一つだけ。
ケーナ・イリーネという少女は、果たしてこの時、どのように考えて、何を思い、何を重んじて、どのような選択をしたのだろうか――
■シナリオ概要
今回のシナリオは、
アドホックの傭兵ギルドにて、
二つの指名依頼のうち
「女王ベルエーシュからの依頼」を引き受けるか
「商人ズデンカからの護衛依頼」を引き受けるか
いずれのうちどちらを受諾するのか、
あるいはいずれの依頼も引き受けないのかを、
あれこれ考えながらロールプレイするシナリオとなります。
心情回ですね。
キャラのロールプレイとしてケーナさんだったらこういう選択をする、というのを魅せるシナリオとなります。
またいわゆるルート選択回でもあります。
このシナリオでの選択によって、次回出現するOPが変化します。
(ベルエーシュからの依頼を引き受けると、帝国軍との戦争シナリオが出現します。ズデンカからの依頼を引き受けると彼女の商団を護衛するシナリオが出現します。いずれも引き受けない場合、上記二つとはまた異なる別のシナリオが出現します)
ルート選択回な心情シナリオへようこそ、望月誠司です。
この世界線における様々な人々や島の運命の分岐点と言っても差し支えないのかもしれません。
運命分岐はいつだってどのシナリオでも起こってきたので、いつもの事といえば、いつもの事ですが。
二つ同時には選べません。
ケーナさんでしたらどちらを選ぶでしょうか。何を思い、どういう選択をするのがケーナさんでしょうか。
そういったキャラのロールプレイを見せてゆくシナリオとなります。
ご興味惹かれましたらご発注いただけましたら幸いです。